大学院のご案内

医療福祉ジャーナリズム分野(修士課程)

医療福祉経営専攻 
医療福祉ジャーナリズム分野

少子高齢化が進む中、我が国を襲ったコロナ禍は、医療福祉の重要性を改めて国民に示しています。医療・福祉を専門とするジャーナリストの重要性が指摘されていますが、これまで全国の大学では養成の場はありませんでした。医療福祉関連施設でも広報の重要性が高まり、そのための必要な知識・技術は、医療福祉ジャーナリズムと共通のものが数多くあります。こうした社会的要請にこたえて、本大学院では2005年、医療福祉ジャーナリズムの知識・技術を深めるコースを新設しました。全国でも例のない「医療福祉ジャーナリズム分野」です。2020年度までに、修士・博士の修了生は、53人(修士49人、博士4人)に達し、各界の一線で活躍しています。
本分野では、新聞社で経験を積んだ、著名なジャーナリストが、教授として教鞭をとっています。さらに、各キャンパスでは、医療福祉の専門大学ならではの医療福祉関連の基礎的な講義が広い分野で行われ、他分野の教員、学生を通じて、生きた医療や福祉の知識を学ぶこともできます。ジャーナリズム分野の院生は、自分の興味や関心に応じて、研究テーマを選ぶことができます。講義や演習を通じて、課題研究の方法を学び、指導教官から研究指導を受け、修士や博士の論文に取り組んでいます。
53人の修士・博士作品のテーマはまことに多彩です。医療事故の被害者による「医療に安全文化を」の提案、縛らない医療の先駆看護師による「さらばオムツ」、鹿児島をモデルケースに考察した「地域包括ケアにおける保健師の役割」、看護師のがん体験と生き方の考察、ケアマネジャーの「美しく生き生きと老いること」、薬の文化論――など。博士論文も、スウェーデンの認知症ケアをテーマとした「ケアの概念としてのオムソーリ」など4編を数えます。
志をもち、何か世のため人のために役に立ちたいと思っているあなた。一緒に学びませんか。

医療福祉ジャーナリズム分野責任者 丸木 一成

名古屋大学教育学部卒、読売新聞東京本社医療情報部長、生活情報部長などを経て、2007年4月から本学教授。同大医療福祉・マネジメント学科長、常務理事、医療福祉学部長などを歴任。

医療福祉ジャーナリズム領域

伝えるために必要な基礎知識から手法までを幅広く学び、ジャーナリズム、マスメディアの世界で活躍できる実力を

国際医療福祉大学大学院 医療福祉ジャーナリズム分野は、医療福祉ジャーナリズムについて研究するだけでなく、書籍などの「作品」をつくりあげることを修士号、博士号取得の要件としています。新聞・雑誌・TV・医療・福祉の世界で実績ある多彩な教授、ゲスト講師による充実した講義、ゼミ、そして作品づくりのバックアップを受けられます。加えて、医療福祉経営学、医療福祉政策学、医療福祉心理学、国際感染症学、看護学、理学療法学、作業療法学、聴覚障害学、視機能療法学など他の分野の教授陣の講義を受けて知識の幅を広げることもできます。作品は、出版されたりTV番組として放送されるなど、さまざまな形で世の中に発信されています。
2020年度は、ケアマネジャー、保健師、社会福祉士の3人が、期せずして認知症をテーマに取り上げ、「地域で暮らすことが困難」と判断され理由、「希望をもって日常生活を過ごせる社会の実現」、「当事者音の主権回復に挑んだ3人の看護師」をテーマに論文を執筆、その後、加筆修正し、一冊の本にまとめ上げています。

ジャーナリズム水先案内人

丸木一成 教授

読売新聞の看板シリーズ「医療ルネサンス」の"育ての父"。東京本社編集局医療情報部長もつとめる。編著に『医療ルネサンス』『医療の質向上への革新』etc.

埴岡健一 教授

日経ビジネス副編集長、日本骨髄バンク事務局長、日本医療政策機構理事、東京大学公共政策大学院医療政策教育・研究ユニット特任教授など。

大熊由紀子 教授

"日本の福祉を変えた本"と呼ばれる『「寝たきり老人」のいる国いない国』などの著者。朝日新聞論説委員、阪大教授を歴任。国内外の現場や行政官に広い人脈をもつ。

水巻中正 教授

初代読売新聞社会保障部長。著書に『崩壊する薬天国』、『厚生労働省の挑戦』、『ドキュメント日本医師会 崩落する聖域』etc.

車椅子を利用するゲスト講師を迎えて

授業のあとには親睦会も

VOICE ~さまざまな想いで大学院へ・・・それぞれの貴重な体験

世の中が今までと違って見えてくる楽しさに、ワクワク
論理的な思考が足りない・・・その弱点にも挑んでいます

医療福祉ジャーナリズム分野 
修士課程 
山口久美さん

長く知的障害、発達障害分野で、障害のある人たちの支援の仕事に携わってきました。
障害福祉に対する想いはたくさんあるけれど、論理的な思考が足りない・・・その弱点に挑んでみようと思ってここで学ばせていただいています。
論理的な考え方を学ぶことは知恵熱がでそうなくらい今まで使わなかった脳を使いますが、世の中が今までと違って見えてくる楽しさにワクワクしています。
同時に、これまで「それしかない」と思っていた現場で育ててきた想いや倫理観は、研究を進める上での強みになるということに気づくこともできました。
現場の「声なき声」を伝えるべく、語れる支援者めざして頑張りますp(^^)q

挑戦し続ける超人から生の声をうかがえる特権!
一生の友人にも出会えました

医療福祉ジャーナリズム分野 
修士課程
急性期総合病院勤務の歯科衛生士 

北澤浩美さん

家と職場との往復の日々。歯科衛生士の資格を取得して約20年。漠然と現状維持の毎日に不安と物足りなさを感じ、大学院に飛び込みました。
自分が狭い世界にいることは自覚していましたが、大学院の授業を受け、改めて世の中の動きを知り、そこにある理不尽さも感じるようになりました。ゼミでは、その理不尽さを克服すべく、あの手この手を駆使して挑戦し続けている超人の方々の飾らぬ生の声を伺うこともできます。これは、学生ならではの特権!有難いことです。
そして何より嬉しいことは、恐らく大学院を卒業しても末永く繋がることができると思う同級生に出会えたことです。大人になって、このような友人を作れることも大学院に入学したからこそ、ですね!正直なところ、授業の度に情けない自分に気づかされ、飛び込む場所を間違えたのではないかと落ち込むこともありますが、様々なものを見て聞いて感じることができるこの環境には、感謝のひとことです。

自分の知らない世界がまだまだ沢山あると実感
毎回、「目から鱗」

医療福祉ジャーナリズム分野 
修士課程
薬剤師・介護福祉専門員 

大沢理奈さん

医学系出版社に10数年勤務していましたが、情報を正しく扱ってそれを伝えていくことの大切さを感じて入学しました。
教授陣もさることながら、講義をされるのはあらゆる分野の方で、自分の知らない世界がまだまだ沢山あると実感することが出来ます。医療福祉の分野も政治や政策に大きく左右されているというバックグラウンドまで学べます。
毎回、「目から鱗」が落ちます。

医療と福祉について、さまざまな角度で鋭く学べる場所はここしかない

医療福祉ジャーナリズム分野 
修士課程
薬剤師 

吉田和佳子さん

現状を変えたい、新たなことを学びたいと、勢いに任せて入った大学院修士課程。
1年半がたち、医療と福祉について、さまざまな角度で鋭く学べる場所はここにしかない、結局入るべくして入ったのかと思えています。
「今の社会はバリアがあっても何のそのという人が発言力をもっているアブノーマルな社会。障害のある方や高齢の方は、人里離れたところに追いやってしまっている。」
講義の中のこの言葉は深く刺さりました。
尊敬する先生方の元、先輩方、ともに学ぶ大学院生の皆さんとのつながりからも大きな力をいただいています。
"朱に交われば赤くなる"、卒業するころに、どんな赤色になっているかは自分次第ですけど。

「がん患者に役立つ情報の提供を」と、分野最高齢で修士号を取得
84歳の今も研究生として活躍中

医療福祉ジャーナリズム分野 
修士号取得
研究生 

清田政孝さん

定年退職して20年も過ぎた高齢者が大学院に入学して、修士論文の指導が受けられるか不安でした。幸いに、大学院は全体ゼミと個別指導が完備されており、その心配は杞憂に終わりました。教育に情熱あふれる埴岡教授の熱心な指導を受けて、2年間研究した私の修士論文のタイトルは「がん患者に理解しやすい施設別情報提供の仕方」です。修了後も研究生となって2年目ですが、最大のメリットは研究の基本的な考え方と論文の作成方法が理解できたことです。少人数のため同期生の支援が受けられたのも魅力でした。

ジャーナリズム分野での多くの出会いは大切な財産
人生の新しい地図が見えてきました

医療福祉ジャーナリズム分野 
修士号取得
ケアマネジャー 

藤村忍さん

ケアマネジャーをやってきた私が、医療福祉ジャーナリズム分野を選択したのは、ケアマネジメントという狭い世界ではなく、もっと違う視野から福祉を探求してみたいという思いがあったからです。一つの研究テーマについて深く考え、悩み、探求した体験は、私の人生にとって何ものにも代えがたい貴重な時間となりました。
多彩なゲスト講師との出会いをとおして、「では、あなたは何をするの?」とつねに問いかけられているように感じ、それを考え続けた2年間でもありました。支援する・されるという立場を超え、「共に生き」「共に何ができるのか」を考えるようになりました。そして、そこからおのずと、これからの私の人生の新しい地図が見えてきたように思います。
さまざまな背景をもつ院生や卒業生の方たちとの出会いも私にとってかけがえのない財産となりました。ジャーナリズム分野でなければ出会えなかった人たちばかり、大きな刺激をもらいました。

医療ジャーナリストや医療ライターを目指す人にはまさに理想的な環境です

医療福祉ジャーナリズム分野 
修士号取得
医療福祉ジャーナリスト/翻訳家/通訳 

早野・ZITO・真佐子さん

この大学院の素晴らしさは、専門とする領域だけでなく、興味があれば医療・福祉のあらゆる領域の教授陣の授業を受け、知見を広げ深める機会が数多く提供されているということ。他分野で学ぶ院生との交流が多いこと。そして、何よりも、さまざまな医療・福祉の現場で活躍するプロから、お話をうかがう機会がとても豊富なこと。
医療ジャーナリストや医療ライターを目指す人には、それはまさに理想的な環境です。
在学中のさまざまな出会いから、自分では思ってもいなかった方向へ仕事が広がっていくこともあります。
私は在学中は主として看護師の仕事をテーマに取材・研究をして、修士論文に手を加えた原稿は、「ルポ・看護という仕事」として出版されました。今も、看護師の仕事は自分の取材テーマの一つではありますが、その後、在宅医療、医療安全、精神医療の分野などにもテーマは広がっています。
卒業後も、在学中に出会った先生方やさまざまな分野で活躍する卒業生とつながりながら、医療と福祉のジャーナリズムを幅広く追及していけることに大きな魅力を感じています。

さまざまな媒体の特色を知り、伝える方法論から度胸までを学んだ

医療福祉ジャーナリズム分野 
博士課程修了
ライター・フォトグラファー 
神保康子さん

興味あるテーマを追えるって気持ちいい。医療福祉ジャーナリズム分野での日々を総括すると、このひと言に尽きます。企画が通るまで、そして追いかける中でも苦労はありますが、新聞やTV、雑誌ジャーナリズムの世界で活躍なさっている教授、ゲストの先生方、TV制作のプロの方々からのご指導をいただき、どう伝えていけばいいのかを学びました。ジャーナリズムって何?という状態だった私はここで、たくさんの栄養、水と日光をもらいました。 他分野もふくめ、地道に真剣に、さまざまなテーマで研究に取り組む仲間との出会いも大切な宝物です。

百戦錬磨、経験豊富な教授陣にコミュニケーション力を鍛えられる

医療福祉ジャーナリズム分野 
修士号取得
株式会社インターフォース プロデューサー 
今田好敬さん

ITやTVの制作が仕事の私は、医療もジャーナリズムも素人でした。だから最初は不安でしたが今はとても充実しています。なぜならここで学べるものは「コミュニケーション力」だからです。百戦錬磨の記者であった教授陣による講義はとてもユニークで、新鮮な驚きの連続。ゼミ生は年齢も職種もさまざまですが、第一線で活躍されている方との時間は刺激とチャンスに溢れています。

深くたのしい学びのなかで見つけた人生のあたらしい設計図

2010年3月 医療福祉ジャーナリズム分野 
修士号取得
株式会社綺麗塾代表取締役・シニア産業カウンセラー 
池田朝子さん

私は47歳で、医療も福祉もまったく分からない状態で入学しました。今、最も注目されている先駆的な朝日・読売新聞のジャーナリストの教授、TV報道のスーパーキャスター経験者の教授から直接ご指導いただき、この歳でようやく自分を取り巻く環境へ「目が見え、耳が聞こえ始めた!」という感動を味わっています。同級生も社会人、忌憚なく真摯に人生を語りあい、励まし合って学ぶ日々は人生の宝です。「こんなに深く楽しい学びがあったのか!」と知り、これからの人生の設計図が、全く違って見えてきています。

医療福祉に専門家以外の参画、意見は不可欠、自治体ジェネラリストとして大学院へ

2009年3月 医療福祉ジャーナリズム分野 
修士号取得
財団法人埼玉県国際交流協会 理事長 
加藤ひとみさん

自治体のジェネラリストとして、福祉から地下鉄建設、大学運営など、幅広い仕事をしてきました。自分の仕事人生を振り返った時、その柱として福祉・医療があることを改めて思い、大学院を希望しました。医療や福祉の現場、また専門家教育は、専門家の分野として語られることが多いのですが、経営や運営の側、所謂「事務方」アドミニストレーションの参画や患者の意見は不可欠だと思っていました。  実践的な講義ではそのような現場の方々の話をたくさん聞くことができ、自分と異なる視点や状況に思いを馳せることの意味を教わりました。またTVジャーナリズムの現場を体験させていただいたことは、得難い経験となりました。卒業をしてもTV制作企画など、参加させていただきたい、と思っています。長くお付き合いさせていただける大学院、社会人にとってありがたい存在です。

本音で語り合えるあたたかい貴重な時間

医療福祉ジャーナリズム分野 
修士号取得
全国訪問ボランティアナースの会キャンナス代表・開業看護師を育てる会 理事長 
菅原由美さん

日々、医療福祉の現場で仕事をしている私にとって大学院は、ここでなければ直接お会いすることはおそらく不可能な教授やゲスト講師が毎回来てくださり、生の声をお聞きし、本音で話ができる何よりもすばらしい時間です。 仕事をしながら大学院へ行くなど、時間的に不可能だと思っていましたが、先生方の人間性からなのでしょうか?看護の世界しか知らない私には、こんなにもあったかい授業があったのだと、感動さえ覚えます。欠席したくない!!  もったいない!! そんな気持ちで勉強をしています。

現場は目からうろこ!

医療福祉ジャーナリズム分野 
修士号取得
医療コミュニケーション研究所 
高田順江さん

自立して生きていくために大事なこと、それは「人としての尊厳」です。病気、事故、老いなどで、人はからだが不自由になっていきます。でも、こころが自由な人は、輝いています。 医療福祉ジャーナリズムは、そんなゲストとの出会いが魅力です。「人としての尊厳」を真摯に学ぶ場は、社会に生きているパッションを与えてくれます!

担当教員 ※太字は研究指導教員
  • 氏名
  • 主な研究指導内容
丸木一成

医療福祉ジャーナリズム論、患者と医療者のコミュニケーション論

大熊由紀子

医療福祉ジャーナリズム論、社会保障制度論、医療倫理

埴岡 健一

医療福祉ジャーナリズム論

水巻 中正

医療福祉ジャーナリズム論、医療と福祉の連携(融合)、成長戦略論

専門科目
  • 医療福祉ジャーナリズム概論
  • 医療福祉ジャーナリズム特論
  • 医療福祉ジャーナリズム演習 I(文献講読)・II(論文クリティーク)
  • 医療福祉ジャーナリズム課題研究指導 I(研究計画作成)・II(論文作成)

お問い合わせ・連絡先

国際医療福祉大学大学院
東京赤坂キャンパス事務局

  • 〒107-8402
     東京都港区赤坂4-1-26
  • TEL.03-5574-3900(代表)
     FAX.03-5574-3901
  • E-mail:
    tokyo.s.c@iuhw.ac.jp

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