大学院のご案内

助産学分野(博士課程)

保健医療学専攻 助産学分野

本学は2009年度より大学院保健医療学専攻「助産学分野」において博士課程を立ち上げ、博士(助産学)を取得できるようにしました。修士課程での高度実践や研究を基盤に、助産学の研究を深めて頂きたいと思います。

助産師は、正常分娩の介助や育児支援、リプロダクティブヘルス/ライツなどを基盤とする女性の生涯にわたる健康支援の専門職です。日本において、助産学とリプロダクティブヘルスの境界線はないため、助産師資格をもつ研究者として妊娠、出産、育児、新生児およびウィメンズヘルス、生殖、助産師教育、母性看護学教育など助産師が幅広くかかわるテーマで研究することができます。学会発表の機会をもうけ、特に博士課程ではレビューの結果などもまとめて論文化できることを目指しています。

助産学分野責任者 鈴木 由美

館林高等看護学院、岩手大学教育学部卒業。自治医科大学短期大学 専攻科助産学専攻、東京女子医科大学大学院 博士課程(看護学)修了、明星大学大学院 修士課程(教育学修士)。厚生連 下都賀総合病院 産婦人科混合病棟、厚生連 佐野厚生病院 産婦人科病棟 臨床指導者、臼井産婦人科医院(現 おおひらレディスクリニック)(栃木市)、桐生短期大学専攻科講師、(2003~)准教授、主任(2007~2013)桐生大学別科助産専攻 科長(2014~2016)を経て、2016年~本学保健医療学部看護学科、2020年~大学院助産学分野教授より本学教授。

担当教員 ※太字は研究指導教員
  • 氏名
  • 主な研究指導内容
鈴木 由美

①助産師の職業継続、職務満足、ワークエンゲージメント
②看護教員の職務満足、就業継続、キャリア形成
③看護職生涯発達学

専門科目
  • 助産学講義 [博士]
  • 助産学演習 [博士]
  • 助産学研究指導 [博士] I(研究計画書作成)・II(研究の実施・分析)・III(研究論文作成)
修了生のメッセージ

座波 ゆかりさん

母子の支援への貢献および研究者としての自立を目指し、入学しました。看護系大学の専任教員、家庭との両立など多重な役割を抱えての博士課程は不安もあり、実際に時間の確保が困難で、途中で諦めかけた時もありました。しかし対面指導ばかりでなく、勤務の都合に合わせてオンライン方式の活用やタイムリーな相談ができたことで、諦めずに研究を進めることができました。また、大学院事務からの適切な連絡により、スケジュールが組みやすく、とても助かりました。これらは3年間で修了となった要因でもあります。指導教員から、研究参加者のために「データを大切に扱うこと」を指導され、研究者としての根幹を忘れることなく、今後も母子の支援に貢献できるよう尽力いたします。

賴 玉敏さん

世界保健機関(WHO)の出産に関する勧告で、分娩により時間をかけて「医療介入」避け、お母さんの主体性を大切にすること、日本の助産学が重視している出産ケアの質の向上のため、日本で学ぶことを思い立ちました。大学講師で2人の子供をもつ親として、家族の励ましと勤務先の大学の支援を得て、台湾から日本へ留学することができました。 最初は、外国で勉強することに国際室が温かさを感じさせてくれ、栃木の地形や資源、文化の特徴に慣れ親しむための活動をよく行ってくれました。留学生の面倒を見るだけでなく、大学院は日本語アカデミックライティングを高めるための科目も履修させてくれるので、論文を書くのはとても役立ちました。大学院の先生方からの個別指導で研究の進捗が把握でき、特に2020年からはCOVID-19の感染拡大下でもオンラインで指導が受けられました。台湾でも日本にいるような感じで学び、無事に博士論文審査に合格することができ、教育職となるキャリアアップという念願を叶えました。

お問い合わせ・連絡先

国際医療福祉大学大学院
東京赤坂キャンパス事務局

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  • E-mail:
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