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専門科目(修士課程)

医療福祉経営専攻 
医療通訳・国際医療マネジメント分野

主な専門科目

本分野の専門科目は、大きく、「医療通訳系科目」、「国際医療マネジメント系科目」、「その他の科目」の3つに分かれています。それぞれの科目の概要は以下のとおりとなっています。また、これらの科目の多くは、「eラーニング対応科目」ですので、ご自身の都合の良い時間に受講することが可能です。


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  科目名 内容 実践
コース
研究
コース
eラーニング
医療通訳系科目 臨床医学 学関連病院の各専門医から、医療通訳に必要な臨床医学の知識や専門用語等について学びます。
医療通訳概論 医療通訳を行う上で必要な基本的な知識や技術等について学びます。
医療通訳演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 実際の医療現場で用いられている院内書類や臨床事例を題材として実践的な医療通訳の演習を行います。 ×
国際医療マネジメント系科目 日本の医療制度・医療事務概論 日本の医療制度や医療事務の基本的な仕組みや最新の動向などについて学びます。
国際医療事務・マネジメント論 医療機関や関係企業において、国内外の外国人患者の受け入れを行う際に必要な体制整備や医療事務手続等について学びます。
国際医療サービスにおける法と倫理 国際医療サービスを展開する上で必要な法的知識や倫理問題等について学びます。
国際医療文化・システム比較論 アジア地域を中心とした海外の医療制度や医療システム、医療文化について学びます。
その他の科目 医療通訳・国際医療マネジメント実習 本学関連病院を中心とした医療機関で医療通訳・国際医療事務等に関する実習を行います。   ×
課題研究 自分が選んだテーマについて研究し、課題研究レポートを作成します。  
医療通訳・国際医療マネジメント学講義 海外の文献等を主たる教材として、医療通訳ならびに国際医療マネジメント学について学びます。  
医療通訳・国際医療マネジメント学演習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 国内外の医療通訳・国際医療マネジメントに関する具体的な取り組みや事例について検討・分析・発表等を行います。  
医療通訳・国際医療マネジメント学研究指導Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・Ⅳ 自分が選んだ研究テーマについて、研究計画に基づいて研究を行い、修士論文を作成します。  

※◎は必須、〇は選択必須

医療通訳演習Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ

本分野の医療通訳演習では、本学の関連病院で実際に使われている院内書類(各診療科の説明・同意書等)を教材として利用したり、教育用の医療機器を活用しながら演習を行っています。そのため、実際の医療現場に即した医療通訳を体験することができます。また、本分野では、独自の自宅学習用の教材も用意しており、自分のレベルやスケジュールにあわせて予習・復習を行うことが可能です。


医療通訳・国際医療マネジメント実習

本分野では、前期中に開講される医療通訳系の科目を履修し、単位を取得した院生の方は、夏以降に、本学の関連病院で医療通訳・国際医療マネジメント実習を行っていただきます。この実習では、実際の医療現場での医療通訳の様子を見学・実践していただくだけではなく、外国人医療対応や医療事務に関する業務なども含めて幅広く見学・体験していただきます。


国際医療マネジメント系科目

「国際医療文化・システム比較論」や「国際医療事務・マネジメント論」などの国際医療マネジメント系科目では、毎回、それぞれの領域の専門家の方をゲストスピーカーにお迎えして、講義していただきます。ゲストスピーカーの中には、地方や海外の医療機関や医療関連分野で活躍されている方をZOOMなどでつないで講義していただく場合もあるため、専門性の面でも地理的な面でも幅広い方々から学ぶことが可能です。


課題研究/修士論文

本分野では、ご自身の関心テーマにあわせて、実践コースの方には「課題研究」、研究コースの方には、「修士論文」の作成を行っていただきます。過去の修了生の課題研究や修士論文のテーマは以下のとおりとなっています。


<実践コース>

1.英語コース
・救急医療における外国人患者とのコミュニケーションの現状に関する意識調査
・外国人患者受入れ体制の充実化ー医療従事者・事務職員の英語対応力の底上げの観点からー
・通訳案内士を対象とした医療通訳研修のニーズに関する調査
・医薬品の外国人患者対応―米国ニューヨーク州薬局でのLEP患者への言語サービス
・病棟看護師の外国人入院患者に対するコミュニケーションの現状に関する研究
・医療機関が外国人患者を受け入れる前に予め提供する情報について
・医療通訳の初学者に必要な学習教材とは―教材に必要な要素に関する研究―
・九州の医療通訳の現状に関する研究
・音声翻訳機器導入後の医療通訳者の変化の可能性に関する研究、等

2.中国語コース
・中国人の医療ツーリズムに対するニーズ調査
・異文化理解による中国人患者受入れに関する留意点―日中の入院オリエンテーションを比較してー
・中国におけるメディカルツーリズムの最新動向に関する研究
・中国語医療通訳における医療漢字用語について
・中国の民営病院に関する研究
・医療来日中国人を受け入れる医療渡航支援企業の現状と課題に関する研究
・医療における日中間用語の漢字使いの違いに関する研究、等


<研究コース>

・医療事務員における日本語を話せない外国人患者対応の現状と課題に関する研究
・米国の小児集中治療室(Pediatric Intensive Care Unit)における意思決定に関する文献調査研究
・ウェルネスツーリズムの現状と課題に関する文献調査研究
・新潟県の助産師における日本語を話せない外国人妊産婦に対する助産ケアの現状と課題に対する研究
・医療目的の外国人患者受入れ施策に関する研究―台湾の取り組みを中心としてー
・現地の中国人介護職員に対する研修や教育の在り方に関する研究―日本の介護事業者による研修を受けた現地介護職員に対するアンケート調査を中心として―
・在留外国人患者の入院中のコミュニケーションや生活状況・困難等に関する研究


お問い合わせ・連絡先

国際医療福祉大学大学院
東京赤坂キャンパス事務局

  • 〒107-8402
     東京都港区赤坂4-1-26
  • TEL.03-5574-3900(代表)
     FAX.03-5574-3901
  • E-mail:
    okamura@iuhw.ac.jp (岡村 世里奈 准教授)

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