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文部科学省「多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プラン」採択事業

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文部科学省「多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プラン」採択事業

国際医療福祉大学大学院長
国際医療福祉大学がんプロ事業責任者
三浦 総一郎

平成29年6月、本学や東京医科歯科大学を含む連携8大学が共同で取り組む「未来がん医療プロフェッショナル養成プラン」が、文部科学省「多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プラン」事業として採択されました。

本学ではこれまでにも、第Ⅰ期として自治医科大学との共同事業「全人的ながん医療の実践者養成」、第Ⅱ期には慶應義塾大学を中心とした連携10大学の共同事業「高度がん医療開発を先導する専門家の養成」が採択され、多職種連携をめざしたがんプロフェッショナル医療人材の育成プログラムに取り組んできました。

第Ⅲ期となる本事業では、これらの成果を継承しつつ、がん医療の新たなニーズに対応できる「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」の育成プログラムとして、平成30年4月より、「ライフステージに対応したがんプロフェッショナル多職種協働人材育成コース」および「ゲノム解析医療・希少がん診療に精通した医療者育成コース」を大学院課程に開設します。

文部科学省「多様な新ニーズに対応する「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」養成プラン」事業について

がんは、我が国の死因第一位の疾患であり、生涯のうちに約2人に1人が、がんにかかると推計されているなど、国民の生命及び健康にとって重大な問題となっており、新たながん対策が求められています。

本事業では、大学間の連携による「がん医療人材養成拠点」において、各大学の特色を生かした教育プログラムを構築し、がん医療の新たなニーズに対応できる優れた「がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)」を養成することで、我が国におけるがん医療の一層の推進を目的としています。

構成8大学連携「未来がん医療プロフェッショナル養成プラン」事業について

事業の概要

これまでに、2期にわたるがん対策推進基本計画と併走する形で、がんプロフェッショナル養成プラン、がんプロフェッショナル養成基盤推進プランが実施されました。特に後者によって多くの医学部に化学療法、緩和ケア、地域医療などの講座が新設され、従来の診療科を横断する人材養成体制の構築と全国的ながん教育の均霑化が整備されてきました。本プランは、これまでに養成した人材およびシステムを最大限に活用し、さらに新たな枠組みによって未来志向のがん医療者を養成することを目的に計画したものです。本プランの特徴は、「連携」と「実践」であり、すなわち、各々の大学が各自のネットワークを利用し、さらに構成8大学間での密な連携を構築することによって、がんゲノム、小児がん、希少がん、多様なライフステージへの対応などについてのコースワークに加えて、実践の場所を大学間で補完し実効性を伴う人材育成が可能となるように設計しています。

テーマに関する課題

(1)「ゲノム医療従事者の養成」については、ゲノム診断(クリニカルシークエンス)のみならず、治療(プレシジョンメディシン)も含めた、包括的なゲノム医療の実践の場を創出します。

(2)「希少がん及び小児がんに対応できる医療人材の養成」については、構成大学の得意とする分野を統合することにより、教育システムのネットワークを構築します。

(3)「ライフステージに応じたがん対策を推進する人材の養成」については、すでに高齢社会化が進んでいる北東北と今後大きな問題となる首都圏との連携を強化し、人材の育成を図ります。小児、AYA世代についてのネットワーク、緩和ケア病棟などのリソースを活用した、地域、患者・家族との連携の場を教育に役立てる体制を整えます。

構成8大学

東京医科歯科大学、慶應義塾大学、国際医療福祉大学、聖マリアンナ医科大学、東京医科大学、東京薬科大学、秋田大学、弘前大学

概要図

本学開設コース

本学では、平成30年4月から、以下の2つのコースを開設します。

「ライフステージに対応したがんプロフェッショナル多職種協働人材育成コース」について

養成すべき人材像

多職種協働による機能的なチームを作り、ライフステージに対応したがん治療にあたり、患者支援、家族・支援者支援、グリーフ・ケア、ターミナル・ケアまでの広範な対応ができる専門医療職を養成します。

教育内容の特色等(新規性・独創性等)

本コースでは従来の専門性にもとづいた縦割りの教育を廃し、本学大学院に学ぶ異なる専門領域の学生がクロスオーバーして、共にがん医療の現状を学び、それぞれの専門分野でのがん患者支援および支援者支援計画とその実施に係わる専門医療職の養成をめざします。ターミナルケアに加えて、従来十分な対応がなされてきたといえないグリーフケア、患者就労両立支援、家族・患者支援者支援などを通じて患者を取りまく環境にトータルに臨床心理に配慮して対応できる人材育成をめざします。なお、事例を用いてアクティブラーニングを積極的に採用する教育を行います。

教育プログラム・コース修了者のキャリアパス構想

患者を中心に様々な医療スタッフがそれぞれの専門分野を活かしながら、ライフステージに応じてがん患者およびがん患者支援者にとり最善と思われる支援を提供する専門家となり、がん診療病院および様々な支援を行う機関において指導的役割を担うことを期待します。このことはがん患者、支援者だけでなく、それを受け入れる社会や地域にとり多大な利益をもたらすものと考えます。

対象者

本学大学院 修士課程・博士課程 (薬剤師、看護師、診療放射線技師、診療情報管 理士、臨床心理士、理学療法士、作業療法士、医師など)

修業年限(期間)

2年

修了要件・履修方法

10単位以上を履修した上で、履修内容審査に合格すること

修科目等

<必修科目>
がん治療の先端知識の基礎(2単位)、医療プロフェッショナリズム・医療安全(2単位)、がんのカウンセリング概論(2単位)、がん多職種協働アクティブラーニング実習(1単位)

<選択科目>
がん治療薬学(2単位)、がん看護学(2単位)、がん治療放射線医科学(2単位)、医療統計(2単位)、診療情報管理学(2単位)、がん診療の基礎知識(2単位)、臨床心理学概論(2単位)、がん理学療法学(1単位)、がん作業療法学(1単位)、がん臨床検査学(1単位)

受入開始時期

平成30年4月

受入目標人数

5名

「ゲノム解析医療・希少がん診療に精通した医療者育成コース(インテンシブコース)」について

養成すべき人材像

ゲノム解析技術に精通し、遺伝子異常に基づく希少がん診療・ケアにあたることが出来る専門的医療者を養成します。

育内容の特色等(新規性・独創性等)

標準治療が限られている希少がんや標準治療に対して不応・不耐となったがん症例に対しては、ゲノム解析をベースとした遺伝子異常に基づく治療が極めて大きなウエイトを占めます。2015年の米国大統領による一般演説において「Precision Medicine」という用語が用いられてから、がんゲノムの異常に焦点を絞った治療・研究が脚光を浴びており、日本国内においても全国的規模での多施設共同臨床研究が行われ、成果が得られつつあります。東京都がん診療連携拠点病院である国際医療福祉大学三田病院では希少がん診療を含め、数多くの先進的がん診療を実践しています。本コースでは、数多くの肉腫患者の参加同意を得て、全ゲノム解析研究を積極的に行っている国際医療福祉大学三田病院肉腫センターにおいて、次世代のがん診療に不可欠ながんゲノム解析学の基礎及び実際を学びます。本コースは、臨床腫瘍学の基礎と実践を系統的講義、臨床実習、各種セミナー・講演会を通して学ぶことが出来、特に、全国的にも類を見ない集約化された豊富な症例数とゲノム解析の実績を持つ希少がん診療に重点を置いた教育プログラムとなっており、独創性があります。

教育プログラム・コース修了者のキャリアパス構想

患者を中心に医師や看護師、薬剤師をはじめとする医療スタッフがそれぞれの専門分野を活かしながら、患者と家族にとって最善と思われる治療を提供することがチーム医療に求められています。特に、がん先端治療という極めて専門的な知識が必要とされる領域において、その専門性を活かし、機能的にチーム医療ができる人材を育成することは、患者にとって多大な利益となります。また、それぞれの職種における専門資格(がん専門薬剤師、がん看護専門看護師、がん薬物療法専門医、がん治療認定医、など)を取得することを目標とし、コース修了者のキャリア並びにその後の研修にとって大きなアドバンテージを得ることになります。

対象者

本学大学院 博士課程
(薬剤師、看護師、診療放射線技師、医師、臨床検査技師など)(一部修士課程を含む)

修業年限(期間)

1年

修了要件・履修方法

本教育プログラム・コースで定める科目を履修し、試験に合格すること

履修科目等

<必修科目>
がんゲノム解析学(1単位)、臨床腫瘍学各論(1単位)、がんゲノム解析実習(1単位)

<選択科目>
がん治療の先端知識の基礎(2単位)、医療プロフェッショナリズム・医療安全(2単位)、がんのカウンセリング概論(2単位)、がん治療薬学(2単位)、がん看護学(2単位)、がん治療放射線医科学(2単位)、医療統計(2単位)、診療情報管理学(2単位)、がん診療の基礎知識(2単位)、臨床心理学概論(2単位)、がん理学療法学(1単位)、がん作業療法学(1単位)、がん臨床検査学(1単位)、がんゲノム解析実習(1単位以上)、臨床腫瘍学診療実習(2単位以上)

受入開始時期

平成30年4月

受入目標人数

2名

お問い合わせ

国際医療福祉大学大学院
がん専門医療人材(がんプロフェッショナル)養成プラン 事務局

Email. ganpro-jimukyoku@iuhw.ac.jp

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