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災害保健医療研究センター

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国際医療福祉大学大学院 災害保健医療研究センター



災害保健医療研究センター長からのご挨拶

 国際医療福祉大学大学院では新しい組織として、災害保健医療研究センターを東京赤坂キャンパス内に本年度に発足させ活動を開始しました。東京赤坂キャンパスは2018年4月に新規開設されましたが、もともとこの地は明治時代より100年以上続いた旧赤坂小学校の跡地であり、教育の伝統を受け継ぐ由緒ある場所であります。そして跡地利用に関する港区への応募に際しては、教育研究内容として災害保健医療に携わるとともに地域の防災活動へも積極的に貢献することを提案し約束と致しました。
 従って、大学院キャンパスを2018年4月に青山キャンパスから移転したのを契機に新たに大学院医療福祉学研究科に石井美恵子教授を迎えて災害医療分野を立ち上げ、災害医療に関する学術的な活動を活発に行って参りました。また都心の防災拠点として非常時の防災設備の整備や様々な防災イベントなどを開催し、地域との協力活動に注力して参りました。今般、これらの活動を軸にしてさらなる発展を組織的に目指すべく本研究センター開設の運びに至った次第です。
 本研究センターは様々な使命を有しておりますが、1)災害医療分野の集学的研究や人材育成 2)災害対策関係者のネットワーク構築 3)地域の防災の整備とくに被災時の地域住民の安心・安全を守る取り組み 4)防災に関する行政との対話や知識の啓発 5)災害医療に関する知識や情報の全国的な発信 などを主な役割としたいと考えております。これらの趣旨をふまえて本センターでは災害医療分野のスタッフのみならず、災害拠点病院として指定されている2つの附属病院で活動されている医師、東京赤坂キャンパスで防災を担当している事務局員をメンバーとして加えて 今後の活動を進めて参ります。
 皆様との積極的な交流を深め、ご協力や貴重なご提言をいただくことにより、地域の災害への安心と安全を高め、さらにわが国における災害保健医療の発展に大きく寄与できることを願っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。