教員紹介 TEACHING STAFF
教員情報
藤田 郁代
(ふじた いくよ)教授
保健医療学専攻 言語聴覚分野、医療福祉教育・管理分野
所属キャンパス: 東京赤坂キャンパス
略歴
広島大学文学部卒業。東京大学医学博士。
【職歴】
国立障害者リハビリテーションセンター・同学院言語聴覚学科 1974~1996
国際医療福祉大学保健医療学部言語聴覚学科(教授)1996~2011
国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科言語聴覚分野(教授)2011~現在
学位
博士(医学) 東京大学
専門分野
失語症・高次脳機能障害学
言語発達障害学
担当科目
言語聴覚障害学講義(修士)Ⅰ・Ⅱ
言語聴覚障害学演習(修士)Ⅰ・Ⅱ
言語聴覚障害学研究指導(修士)Ⅰ~Ⅳ
言語障害学講義(博士)
言語障害学演習(博士)
言語障害学研究指導(博士)Ⅰ~Ⅲ
研究指導テーマ
・失語症・高次脳機能障害の基礎と臨床
・言語・認知機能の加齢変化
・言語発達障害の基礎と臨床
・言語聴覚士養成教育
大学院入学希望者に望むこと
臨床の指導者としての技能を高めると共に、新しい知と技を創造する研究の楽しさを味わってください。
自身の研究テーマ
- 失語症者における統語・語彙・談話機能障害の病態と回復メカニズム
- ASDおよびSLIにおける認知・言語機能の特性と指導法の開発
- 高齢者の言語・認知機能の特性と支援法の検討
研究業績
【researchmap】
https://researchmap.jp/read0207647
(著書)
(論文)
- 藤田郁代(監・編集・分担執筆)標準言語聴覚障害学 失語症学、医学書院、2021
- 藤田郁代(監・編集・分担執筆):地域言語聴覚療法学、医学書院、2019
- 藤田郁代(監・編集・分担執筆):聴覚障害学概論、医学書院、2020
- 藤田郁代(監修・分担執筆):標準言語聴覚障害学 言語聴覚療法評価・診断学.医学書院、2021
- 藤田郁代(監修):標準言語聴覚障害学 発声発語障害学第3版(2021)、聴覚障害学第3版(2021)、言語発達障害学(2021)、摂食嚥下障害学(2014)医学書院
- 藤田郁代、三宅孝子:新版-失語症構文検査.千葉テストセンター、2016
- 藤田郁代、三宅孝子:新版-構文検査(小児版)、千葉テストセンター、2016
- 藤田郁代,物井寿子,奥平奈保子、他:失語症語彙検査.エスコワール,2001
- 波多野和夫、藤田郁代(翻訳):失語症の理解のために.( H. Goodglass)創造出版、2002
- Ihara H, Fujita I: Cognitive approach to errors in Japanese agrammatism: the priority of goal-ni over source-kara, In Construction in Cognitive Linguistics, John Benjamins Publishing, 2000
- 濱中淑彦、波多野和夫、藤田郁代(編):失語症臨床ハンドブック.金剛出版、1999
(論文)
- 藤田郁代:リハビリテーション医療のエビデンス- 失語症(言語聴覚療法).総合リハビリテーション 48(1); 49-56, 2021
- 藤田郁代:わが国における言語聴覚士の歴史からみた未来へのメッセージ.言語聴覚研究 17(2);75-86、2020
- 中山拓弥、藤田郁代:Broca失語と伝導失語における音韻性短期記憶の障害特性‐語彙性および項目と順序の記銘による検討.言語聴覚研究 17(4);289-297, 2020
- 大森智裕、藤田郁代:高齢者における顔―名前の記銘方略-意味情報との連合化からの検討.老年精神医学会誌 31(12); 1327-1336, 2020
- 藤田郁代:失語症言語治療の新しい潮流:理論と戦略.言語聴覚研究8(2);61-73, 2019
- 小森規代、藤田郁代、橋本律夫:筋萎縮側索硬化症患者における書字障害の特性と脳病変部位との関連性.高次脳機能研究 38(3);361-369, 2018
- 大石斐子、藤田郁代:Broca失語の文産生に文脈情報が及ぼす影響-発話の視点からの検討.高次脳機能研究 38(3) 370-377, 2018
- 櫻岡絵里香、藤田郁代:失語症における談話の意味伝達-語彙機能との関連性の検討.国際医療福祉大学学会誌.3(2); 52-61, 2018
- 岩田晃典、藤田郁代:失語症における名詞と動詞の発話‐ 喚語を促進する要因からの分析.言語聴覚研究 14(2);87-95, 2017
- 福井恵子、藤田郁代、深浦順一、他:パーキンソン病における感情認知 -表情と感情プロソディーによる検討.言語聴覚研究 14(2); 107-114, 2017
- 大内田博文、藤田郁代:アルツハイマー病の語流暢性課題における抑制機能の検討.言語聴覚研究 14(3);155-163, 2017
- 藤田郁代:失語症における統語理解障害からみた言葉の仕組み.神経心理学 32(2); 144-154, 2016
- 藤田郁代:原発性進行性失語の評価と介入.音声言語医学 57(4); 372-381, 2016
- 石川幸伸、藤田郁代:失語症における言語性保続の発生に関係する要因の検討.高次脳機能研究 35(3); 325-331, 2015
- 相川 倫、藤田郁代:アルツハイマー病における潜在記憶-プライミング効果からの検討.国際医療福祉大学学会誌 21(1); 36-43, 2016
- 小森則代、藤田郁代、橋本律夫:筋萎縮側索硬化症における言語障害-書字機能の検討.神経心理学8(3); 215-222, 2012
- 藤田郁代:統語障害-日本語の失文法.高次脳機能研究 33(1); 1-11. 2013
- 藤田郁代:失語症言語治療のパラダイムシフト.神経心理学 28(1); 8-16, 2012
- 秦 若菜、藤田郁代、安田奈緒、他:Wernicke失語例における格助詞と動詞の接尾辞の処理.高次脳機能研究 31(4); 430-438, 2011
- 小嶋真奈美、藤田郁代:失語症者の数の買取における数字と桁の処理.高次脳機能研究 31(2); 222-230, 2011
- 藤田郁代:言語聴覚士における臨床教育の現状と課題.言語聴覚研究(1); 8-16, 2011
- 藤田郁代:Wernicke領域の左右差.Clinical Neuroscience, 29(6);681-683,2011
- Ihara H & Fujita I : On the production of irrelevant arguments in agrammatism. Brain & Language, 84;273-285, 2003