ご挨拶
国際医療福祉大学成田病院
臨床試験部長 中村 哲也
群馬大学医学部卒業。医学博士。
前群馬大学医学部附属病院臨床試験部長・教授。
一般社団法人ARO協議会理事、一般社団法人大学病院臨床試験アライアンス理事を歴任。
日本内科学会総合内科専門医。日本循環器学会認定循環器専門医。日本腎臓学会腎臓専門医。
日本臨床薬理学会功労会員。日本高血圧学会功労会員。
治験は、医薬品や医療機器が社会で広く使用されるための最終段階の研究ステップです。治験や臨床研究の実施は、高い水準で行われている日常診療にその基盤を置き、安全にかつ科学的に実施されなければなりません。治験のデータは公開され、薬事承認を経て初めて日常診療で使用できる医薬品や医療機器となります。治験・臨床研究のあり方は、単に新薬や新しい診断法、治療法の臨床応用という技術的な面だけでなく、倫理、医療体制、医療経済、医薬品産業など、多くの社会的状況も反映します。
国際医療福祉大学では、全国に展開する附属・関連施設でネットワークを構築し、高い倫理性のもとに円滑にかつ効率良く治験・臨床研究を行えるシステムを構築することに積極的に取り組んでいます。国際医療福祉大学の附属・関連施設における治験の支援にあたるのが中央治験管理部です。中央治験管理部は治験・臨床研究を行うチームの一員として、患者様、研究者、病院職員、企業、規制当局と連携を深め、信頼性の高い良質な治験環境を提供するとともに優れた人材を育成し、先進的な医療技術の開発と実践を通して国際社会の健康と福祉の増進に貢献します。