
看護部門統括責任者あいさつ

生涯学習センターは医療従事者の人材育成を目的とする教育機関です。本センターの前身が「看護」生涯学習センターであったことからもお分かりいただける通り、これまでも、そしてこれからも、看護職の生涯学習支援は本センターの最重要事業です。
看護職の皆様が現場の看護の質向上のために、そしてご自身の成長のために、学びたいと思っておられる内容は多種多様だと思います。本センター看護部門では、その中でも看護管理者の育成と、未来の看護職育成のための臨床実習指導者の育成を2本の柱とし、認定看護管理者教育課程と保健師助産師看護師実習指導者講習会を開講しております。
これらの教育課程および講習会の特長は、充実した講師陣と学習サポート体制です。国際医療福祉大学、大学院、関連病院や施設に限らず、その分野の第一線で活躍されている講師による講義や演習をとおして学びを深めることができます。
認定看護管理者教育課程の受講者は、自身や現場の課題解決を目標の一つとして受講されます。保健医療の動向や組織管理論、人材管理等の講義や演習を通して、自己の実践や体験を再学習・再構築する機会となり、教育課程修了時には今後の自身の行動目標を定めることができた、看護管理者としての覚悟ができたとの声を頂いております。
保健師助産師看護師実習指導者講習会では、看護教育における実習の意義や実習指導者としての役割を理解し、効果的な実習指導の知識・技術の修得をめざします。学生の臨地実習指導のみならず後輩指導や、患者指導にも活かせるという感想も多く、看護職として成長できる実り多い講習会になっているのではないかと思います。
日本は少子超高齢社会となり、看護の対象となる方々の背景が変化すると同時に、労働人口の減少が深刻です。私たち看護職も専門職として社会の中で人々の健康と福祉に貢献する役割を果たすために、自らも視野を広く持ち、学び続け、看護実践や働き方を変化させていく必要があります。
本センターでは、単に研修を受講するだけでなく自らの課題解決への取り組みや受講者同士の継続した交流など、受講者の皆様が専門職として学び続け成長するために必要なエネルギーを充電し臨床現場に帰ることができるような学習機会の提供を目指しております。
本センターについてご理解いただき、看護の専門職としてご活躍されている皆様の受講を心よりお待ちしております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2025年4月吉日
国際医療福祉大学生涯学習センター
看護部門統括責任者 小見山 智恵子
- 略歴
- 厚生省看護研修研究センター看護教員養成課程、千葉大学大学院修士課程修了(看護学修士)、東京大学医学部付属病院看護部長、副院長を経て本学着任。
生涯学習センター看護部門の特徴


【看護管理者教育の充実】
認定看護管理者教育課程「ファーストレベル」「セカンドレベル」「サードレベル」
- 詳細は当ホームページ「募集要項」をご参照ください。
- 認定看護管理者教育課程を修了すると「修了証書」とともに、学校教育法第105の規定に基づくプログラムであることを示した「履修証明書」を交付しております。
認定看護管理者教育課程修了者フォローアップ研修(年1回開催)
- 認定看護管理者教育課程の3課程修了者を対象に、修了翌年度に開催しています。
- 研修後の看護管理を振り返り、看護管理者の資質と意欲の向上および新しい知見を得ることを目的に開催しています。
【臨床実習指導者教育の充実】
保健師助産師看護師実習指導者講習会
- 詳細は当ホームページ「募集要項」をご参照ください。
- 保健師助産師看護師実習指導者講習会を修了すると「修了証明書」を交付しております。
認定看護管理者教育課程「ファーストレベル」「セカンドレベル」「サードレベル」および「保健師助産師看護師実習指導者講習会は、文部科学省の「職業実践力育成プログラム(BP)」として認定されています。また、厚生労働省の「教育訓練給付制度」を利用できます。
