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未来研究支援センター

愛光高等学校、東京大学医学部医学科(1985 年卒)、東京大学医学部附属病院第三内科助手、東京大学保健管理センター講師、東京大学大学院医学系研究科薬剤疫学講座客員助教授、東京大学大学院医学系研究科クリニカルバイオインフォマティクス研究ユニット特任教授、東京大学大学院医学系研究科臨床疫学システム講座特任教授、東京大学医学部附属病院検診部部長、東京大学医学部附属病院臨床研究支援センター教授(センター長)を経て2018 年4 月から現職。

未来研究支援センター長 山崎 力 教授

医学・医療・福祉系の大学・大学院における主たる活動は、臨床、教育、研究の三つに要約できます。1995年に開学した国際医療福祉大学、99年開設の同大学院ではこの三本柱をバランスよく発展させてきました。東京都、栃木、千葉、神奈川、福岡各県に展開する約40のグループ関連施設で世界トップクラスの医療福祉を提供し続けるとともに、アジアを中心とした医療福祉のグローバル展開にも積極的に取り組んでいます。

23年前の開学以来、日本初の医療福祉の総合大学だからこそ可能な「関連職種連携教育」を推進し、昨年開設の医学部では、30名近い教育担当専任教員からなる「医学教育統括センター」主導のこれまで他に類をみない医学教育がスタートしました。また研究志向の強いスタッフを数多く擁しているのも本学の特長のひとつに挙げられます。

日本では現在82の大学(校)で医師が養成されていますが、最後に加わった本学における文部科学省などの公的研究費の獲得額は、すでに82大学のほぼ中位に位置しています。そして、医学・医療・福祉研究の更なる進展を図るため、2018年4月1日未来研究支援センターが設立され、初代センター長として着任いたしました。私は東京大学医学部医学科を卒業後、同大学第三内科(循環器内科)に籍を置いて臨床、教育、研究を行ってまいりました。

とくに、同大学薬剤疫学講座、クリニカルバイオインフォマティクス研究ユニット、臨床疫学システム講座、検診部、臨床研究支援センターの講座責任者(教授)を約16年間務め、循環器分子生物学、臨床疫学、ゲノム疫学を中心とする自らの研究を展開させつつ、臨床研究支援センターでは、約90名の医療スタッフとともに、東京大学内外で行われている約300の医師主導および企業主導治験、研究者主導臨床研究をサポートしてきました。東京大学医学部附属病院が医療法に基づく臨床研究中核病院、がんゲノム医療中核拠点病院の指定を受けたことをひとつの区切りとして、東京大学を早期退職し、このたび国際医療福祉大学に奉職することといたしました。私は国際医療福祉大学開学当初から評議員としてその発展を見守ってきましたが、臨床・教育と比べると、研究面では個々のスタッフの個人的能力に依存する発展が中心だったようにも感じています。

医学部誕生をひとつの好機と捉え、医学・医療・福祉研究の更なる充実を大学組織として強力にバックアップしていきたいと思っています。ここ10数年、日本人のノーベル賞受賞が続いてはいるものの、一方で将来の日本の研究レベルの低下を心配する声もよく聞かれます。近い将来、国際医療福祉大学からノーベル賞級の研究成果が得られることを密かな目標に掲げ、縁の下の力持ちとして活動してまいります。

教員紹介

職位 氏名
教授(センター長) 山崎 力
教授 飯室 聡
教授 平松 達雄
准教授 藤田 烈

山崎 力(やまざき つとむ)教授

略歴
前東京大学医学部附属病院臨床研究支援センター教授(センター長)および検診部部長
日本循環器病予防学会理事、レギュラトリーサイエンス学会理事、Deputy Editor of International Heart Journal
学位
東京大学卒(医学博士)
専門分野
臨床疫学、予防医学、循環器病学
研究実績

<代表論文>

  1. Taguchi I et al High-dose versus low-dose Pitavastatin in Japanese patients with stable coronary artery disease (REAL-CAD) A randomized superiority trial Circulation 2018;137:1997-2009
  2. Ikeda Y et al Low-dose aspirin for primary prevention of cardiovascular events in Japanese patients 60 years or older with atherosclerotic risk factors JAMA 2014;312:2510-20
  3. Kohro T et al Intensively lowering both low-density lipoprotein cholesterol and blood pressure does not reduce cardiovascular risk in Japanese coronary artery disease patients Circ J 2011;75:2062-70
  4. Yamazaki T et al Prevalence awareness and treatment of cardiovascular risk factors in patients at high risk of atherothrombosis in Japan Results from domestic baseline data of the REduction of Atherothrombosis for Continued Health (REACH) Registry Circ J 2007;71:995-1003
  5. Yamazaki T et al Current status of the background of patients with coronary artery disease in Japan: The Japanese Coronary Artery Disease Study (The JCAD Study) Circ J 2006;70:1256-62

飯室 聡(いいむろ さとし)教授

略歴
東京大学医学部保健学科および医学科卒業。
同大学院医学系研究科内科学専攻卒業。
東京大学医学部附属病院、大宮赤十字病院、北里大学病院循環器内科勤務の後、東京大学大学院医学系研究科生物統計学教室助教、東京大学医学部附属病院臨床研究支援センター助教、東京女子医科大学先端生命医科学研究所准教授、帝京大学臨床研究センター教授。
2019年4月より国際医療福祉大学未来研究支援センター副センター長。
2020年4月より同大学院医学研究科公衆衛生学専攻を兼任。
学位
医学博士(東京大学)
専門分野
疫学研究、研究データ品質管理、循環器病学
研究実績

<代表論文>

  1. Iimuro S, Ohashi Y, Fujita R, Daida H, Shimokawa H, Kimura T, Nagai R et al. High-Dose Versus Low-Dose Pitavastatin in Japanese Patients With Stable Coronary Artery Disease (REAL-CAD): A Randomized Superiority Trial. Circulation. 2018 May 8;137(19):1997-2009.
  2. Iimuro S, Ohashi Y, Hishida A; Chronic Kidney Disease Japan Cohort Study Group. Clinical correlates of ambulatory BP monitoring among patients with CKD. Clin J Am Soc Nephrol. 2013 May;8(5):721-30.
  3. Iimuro S, Ohashi Y, Hishida A; Chronic Kidney Disease Japan Cohort Study Group. Hyperbaric area index calculated from ABPM elucidates the condition of CKD patients: the CKD-JAC study. Clin Exp Nephrol. 2015 Feb;19(1):114-24.
  4. Iimuro S, Ohashi Y, Hishida A; Chronic Kidney Disease Japan Cohort Study Group. Analysis of 2897 hospitalization events for patients with chronic kidney disease: results from CKD-JAC study. Clin Exp Nephrol. 2019 Apr 9.
  5. Iimuro S, Ohashi Y, Ito H; Japanese Elderly Diabetes Intervention Trial Study Group. Dietary pattern and mortality in Japanese elderly patients with type 2 diabetes mellitus: does a vegetable- and fish-rich diet improve mortality? An explanatory study.Geriatr Gerontol Int. 2012 Apr;12 Suppl 1:59-67.
  6. Iimuro S, Nagai R et al. Angiogenic effects of adrenomedullin in ischemia and tumor growth. Circ Res. 2004 Aug 20;95(4):415-23.

平松 達雄(ひらまつ たつお)教授

略歴
九州大学医学部卒業後、研修医からPCソフトウエアベンダーに転身。研究開発部長、米国子会社Director of R&D、本社専務取締役として研究開発に従事。大きな病気で約半年間入院し、その後インターネット関連企業を運営。生活習慣病対策に関わるべく九州大学大学院博士課程を修了、疫学の研究にて学位取得。東京大学医学部附属病院企画情報運営部および医療経営政策学講座にて大規模リアルワールドデータ基盤(MID-NET)の東大病院側管理者として運営と同時にバリデーション事業等に参加し、さらに診療情報の匿名化2次利用研究会を主宰するなど、多施設電子カルテ医療情報の利活用実用化に注力してきた。現在は国際的な医療データ連携基盤であるOHDSI(オデッセイ)の日本代表であり国内的国際的両面から診療情報の大規模活用を進めている。
学位
博士(医学)
専門分野
医療ビッグデータ、医療情報学、疫学
研究実績
【researchmap】
https://researchmap.jp/hiram

藤田 烈(ふじた れつ)准教授

略歴
国立病院機構 名古屋医療センター、東京大学医学部附属病院 臨床研究支援センター、帝京大学 医学部臨床研究医学講座 講師/臨床研究センター 講師、2019年4月より本学未来研究支援センター講師

日本環境感染学会 理事、評議員、教育委員、学会誌編集委員 国立研究開発法人日本医療研究開発機構 課題評価委員 基礎研究データ品質管理研究会 世話人 / 事務局
学位
修士(看護)
専門分野
疫学、感染制御学、医療統計学
研究実績

<代表論文>

  • Taguchi I, Iimuro S, Iwata H, Takashima H, Abe M, Amiya E, Ogawa T, Ozaki Y, Sakuma I, Nakagawa Y, Hibi K, Hiro T, Fukumoto Y, Hokimoto S, Miyauchi K, Yamazaki T, Ito H, Otsuji Y, Kimura K, Takahashi J, Hirayama A, Yokoi H, Kitagawa K, Urabe T, Okada Y, Terayama Y, Toyoda K, Nagao T, Matsumoto M, Ohashi Y, Kaneko T, Fujita R, Ohtsu H, Ogawa H, Daida H, Shimokawa H, Saito Y, Kimura T, Inoue T, Matsuzaki M, Nagai R. High-Dose Versus Low-Dose Pitavastatin in Japanese Patients With Stable Coronary Artery Disease (REAL-CAD): A Randomized Superiority Trial. Circulation. 2018 May 8;137(19):1997-2009.
  • Kinoshita D, Hada S, Fujita R, Matsunaga N, Sakaki H, Ohki Y. Maximal sterile barrier precautions independently contribute to decreased central line-associated bloodstream infection in very low birth weight infants: A prospective multicenter observational study. Am J Infect Control. 2019 Nov;47(11):1365-1369.
  • Fujita R, Iimuro S, Shinozaki T, Sakamaki K, Uemura Y, Takeuchi A, Matsuyama Y, Ohashi Y. Decreased duration of acute upper respiratory tract infections with daily intake of fermented milk: a multicenter, double-blinded, randomized comparative study in users of day care facilities for the elderly population. Am J Infect Control. 2013 Dec;41(12):1231-5.
  • Yamagishi T, Ohnishi M, Matsunaga N, Kakimoto K, Kamiya H, Okamoto K, Suzuki M, Gu Y, Sakaguchi M, Tajima T, Takaya S, Ohmagari N, Takeda M, Matsuyama S, Shirato K, Nao N, Hasegawa H, Kageyama T, Takayama I, Saito S, Wada K, Fujita R, Saito H, Okinaka K, Griffith M, Parry AE, Barnetson B, Leonard J, Wakita T. Environmental Sampling for Severe Acute Respiratory Syndrome Coronavirus 2 During a COVID-19 Outbreak on the Diamond Princess Cruise Ship. J Infect Dis. 2020 Sep 1;222(7):1098-1102.
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  • 藤田 烈, 【総説】疫学・統計解析シリーズ デバイス関連感染サーベイランスデータの評価と分析, 日本環境感染学会誌 29(3) 155 - 163.
  • 藤田 烈, 【総説】疫学・統計解析シリーズ アウトブレイクデータ解析の一般的な手法と注意点, 日本環境感染学会誌 29(2) 80 - 92.
  • 藤田 烈, 【総説】疫学・統計解析シリーズ 臨床研究で取り扱うデータの種類と代表的な2群比較検定手法の紹介, 日本環境感染学会誌 29(1) 12 - 22.
  • 藤田 烈, 【総説】デバイス関連感染症サーベイランス, 日本外科感染症学会雑誌 10(2) 185 - 194.
  • 藤田 烈, 感染対策のアウトカムを評価する 医療施設における感染管理のアウトカムマネージメント, 日本看護評価学会誌 1(1) 62 - 69.
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