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国際医療福祉大学のあゆみ

2022年 鈴木康裕学長が就任

大友邦学長の学長退任に伴い、鈴木康裕副学長が2022年4月1日、5代目学長に就任しました。鈴木学長は慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。米ハーバード大学大学院公衆衛生研究科で2つの修士号を取得。世界保健機関(WHO)局長、厚生労働省の初代医務技監(次官級)を歴任しました。21年1月より国際医療福祉大学大学院教授を務め、同年3月、副学長に就きました。16年4月から学長を6年間務めた大友前学長は4月1日に名誉学長となりました。

  • 鈴木康裕学長

2021年 笹沼澄子初代言語聴覚学科長が逝去 享年92歳

日本における言語聴覚障害領域の研究と臨床の先駆者であり、世界の失語症研究の第一人者である笹沼澄子初代言語聴覚学科長が、2021年10月25日に亡くなりました。92歳でした。1974年に日本聴能言語士協会の初代会長に就任、97年の言語聴覚士法の成立や99年の初の言語聴覚士国家試験実施に尽力されるなど、まさに日本の言語聴覚界のパイオニアでした。2021年12月25日には東京赤坂キャンパス講堂で「笹沼澄子先生を偲ぶ会」が、故人にゆかりの深い約120人を集めてしめやかに執り行われました。

  • 笹沼澄子先生
  • 偲ぶ会では献花して故人をしのんだ

2021年 東京オリンピック・パラリンピックの大会組織委から感謝状

コロナ禍で2021年7月23日~9月5日に延期開催された東京2020オリンピック・パラリンピックで、本学は大会期間中延べ71人の医師を競技会場に派遣したほか、学生中心に五輪史上初めて結成されたドーピング検査チームに、臨床検査技師を目指す140人の学生が指導役の教員とともに参加しました。競技会場をはじめ、選手が到着する成田空港やターミナル駅などでも、各キャンパスから多数の学生がボランティアとして補助業務にあたりました。また、本学グループの那須マロニエホテル(栃木県那須塩原市)は、オーストリア・トライアスロン選手団が事前合宿の宿泊地になりました。本学のグループを挙げた貢献に対して、大会組織委員会から感謝状が贈られました。

  • オーストリアの選手団とマロニエホテル職員
  • 感謝状授与のため本学を訪れた大会組織委メンバーと大友学長(中央)

2021年 国際医療福祉大学熱海病院、土石流災害への支援活動で知事表彰

静岡県熱海市伊豆山地区で2021年7月3日に発生した土石流災害で、国際医療福祉大学熱海病院は静岡県の災害拠点病院として、災害派遣医療チーム(DMAT)を中心に医療・保健関連の支援活動を展開しました。発生当日に院内に災害対策本部を設置し、病院で組織するDMATの隊員が被災状況に関する情報収集を行い、被災患者受け入れの救急体制を整備。透析患者受け入れのため、緊急車両のみ通行可能な熱海ビーチラインの運行調整も担当しました。避難所では、看護師が被災者の医療相談に応じたほか、新型コロナウイルスの感染対策を行いました。7月17日には、伊豆山地区の高齢者102人に新型コロナウイルスのワクチン接種も実施。一連の貢献が評価され、熱海病院は静岡県から「救急医療功労団体知事表彰」を受けました。

  • 土石流災害発生当日の災害対策本部
  • 表彰状を受け取る池田病院長(右)

2021年 新型コロナ対策で地域住民らへのワクチン接種に大規模協力

2020年から蔓延する新型コロナウイルス感染対策に、本学グループは2021年も引き続き積極的に取り組みました。ワクチン接種は3月から医療従事者向けに始まりましたが、一般向けの高齢者接種、集団接種、職域接種と対象を順次拡大。本学グループによる累計接種回数は9月末時点で約9万人、延べ約18万回(本学グループの学生、教職員54,716回、グループ外の地域住民、学校関係者ら124,615回など)に達しました。
一般向け接種では、5月17日から東京赤坂キャンパスで東京都港区の高齢者を対象とした集団接種をスタート。成田病院では近隣の接種施設に接種方法の指導や集団接種に向けた医師派遣を行ったほか、ワクチンの保管業務も担いました。塩谷、三田病院も地域住民向けの接種に対応しました。大田原、成田、東京赤坂、大川の各キャンパスでは、学生、教職員、その家族、地域の学校関係者を対象とした接種を実施。8月16日からは東京ドームで実施された文京区、新宿区、港区の区民を対象としたワクチン接種事業にグループ病院の医師、看護師を派遣しました。

  • 東京赤坂キャンパスで行われた職域接種

2021年 成田キャンパスに臨床工学特別専攻科を設置

1年間で臨床工学技士の資格取得をめざす臨床工学特別専攻科が、4月から成田キャンパスで始動しました。医療・理工系の大学、短期大学、専門学校などの出身者が対象。新型コロナウイルス感染が広がる中、治療法として注目されたECMO(体外式膜型人工肺)のほか、人工心肺装置、人口呼吸器、血液浄化装置などの生命維持管理装置の操作、機器の保守管理を行う医療職人材の育成を進めます。同じキャンパス内の医学部棟にある成田シミュレーションセンターや附属病院など、充実した臨床実習施設を利用した学修環境が特徴です。

  • 臨床実習の様子

2021年 ミャンマー初の作業療法士が誕生

2020年度の作業療法士国家試験に保健医療学部作業療法学科のピョー タン モーさんが合格しました。IUHW奨学生で、ミャンマー出身者として初の作業療法士となったピョー タン モーさんは「すごくうれしいです。学科の先生方と友人たちの支えがあったから合格できました」と喜びを語りました。今後については「ミャンマーで作業療法士の仕事を広げたいです」と胸を膨らませています。

  • ピョー タン モーさん

2020年 高木理事長がモンゴルの北極星勲章を受章

高木邦格理事長がモンゴルの発展に寄与したとして、モンゴル大統領から外国人に与えられる最高位の「北極星勲章」を授与されました。駐日モンゴル国大使館で2020年12月2日、受勲式が行われました。本学は15年に大学間協定を締結したモンゴル国立医科大学から、フルスカラーシップの医学部留学生9人を受け入れているほか、看護学科、理学療法学科、視機能療法学科、薬学科を中心に、卒業生を含む12人のモンゴル人留学生もフルスカラーシップで受け入れていることが評価されました。

  • バッチジャルガル駐日モンゴル大使と高木理事長(左)

2020年 赤坂W棟完成し赤坂山王保育園、赤坂山王メディカルセンターがオープン

東京赤坂キャンパスの2つ目の校舎となる地上10階・地下1階建てのW棟が2020年4月に完成しました。これに伴い、18年に開設した校舎はE棟と呼ばれます。W棟には国際医療福祉大学の施設に加え、社会福祉法人邦友会が運営する赤坂山王保育園、医療法人財団順和会の赤坂山王メディカルセンター、赤坂山王病児保育室やレストランなどが入ります。4月に開園した赤坂山王保育園の定員は開設時0~2歳児55人、23年には0~5歳児121人に拡大し、港区赤坂に通勤する人や周辺の住宅地の子弟を保育します。赤坂山王メディカルセンターはE棟にあった山王赤坂クリニックが8月に拡大移転しました。母体である山王病院と連携し、質の高い人間ドックと内科・整形外科・小児科診療、リハビリテーションを行います。併設の病児保育室は、港区の保育園を含む保育サービスを利用している6カ月~未就学児が対象で、1日4人を保育します。

  • 東京赤坂キャンパスW棟(右)外観
  • 赤坂山王保育園
  • 赤坂山王メディカルセンター人間ドック待合

2020年 福岡薬学部、成田放射線・情報科学科を開設

大川キャンパスで準備を進めていた福岡薬学部と成田キャンパスの成田保健医療学部放射線・情報科学科が2020年4月、開設されました。福岡薬学部には薬学科(6年制)を設置し、131人が入学しました。福岡県南地域では初めての薬学部設置で、この地域の人材不足の改善に寄与することが期待されています。一方、成田の放射線・情報科学科には54人が入学しました。千葉県内の病院に勤務する診療放射線技師は人口10万人当たり30.1人で全国45位。県内唯一の養成校であり、技師不足解消への期待が集まっています。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、開設式や入学式は見送られましたが、両学部、学科とも、大田原キャンパスでの実績を生かし、地域に役立つ医療人育成を進めていきます。これで本学は11学部26学科体制になりました。

  • 福岡薬学部(大川キャンパス4号館)

2020年 国際医療福祉大学成田病院が開院

本学6番目の附属病院であり医学部の本院となる国際医療福祉大学成田病院が2020年3月16日、成田国際空港近くの千葉県成田市畑ケ田に開院しました。4月1日のオープン予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、医療施設としての社会的責任を果たし、医療体制を整え、国民と地域住民の健康を守るため、前倒ししました。開院当初は内科・総合外来と発熱・感染症外来のみの完全予約制で、個室病床46室で対応しました。開設式などは見送りましたが、4月からは本格的に診療活動をはじめ、5月には予防医学センターの人間ドック専用フロアが稼働。アジアを代表する世界的なハブ病院をめざし、これまでにない先進的な診療科・センターを整備して国内外から患者様をお迎えします。最終的には41の診療科と各センターを開設し、病床数は642床、人間ドックは1日200人まで対応できる体制を整えています。

  • 国際医療福祉大学成田病院

2020年 新型コロナウイルス感染症拡大防止対策で貢献

新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)に襲われた2020年、本学は様々な感染拡大防止対策で貢献しました。2月以降、中国・武漢から邦人がチャーター機で帰国した際には、宿舎となった税務大学校(埼玉県和光市)に医師、看護師を派遣して感染症対策の指揮を執りました。成田キャンパスの医学部では、横浜港に停泊したクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」の乗客・乗員の検体についてPCR検査を実施しました。クルーズ船には熱海病院と塩谷病院の災害派遣医療チーム(DMAT)が出動したのに加え、厚生労働省からの依頼を受け、2回計26日間にわたりウイルス対策の専門家チームが感染対策支援活動を行いました。成田病院は開院を前倒しし、感染症患者を受け入れました。一方、学生らへの感染予防のため、19年度の学位記授与式は規模を縮小して開催し、20年度の入学式は見送りました。新年度の授業は4月22日からオンラインで行い、対面授業は6月中旬からになるなど、大幅な学事日程の変更を余儀なくされました。

  • ダイヤモンドプリンセス号に向かう熱海病院DMAT隊員

2019年 三田病院、山王病院が港区と災害時の緊急医療救護所協定を締結

国際医療福祉大学三田病院と医療法人財団順和会山王病院は2019年11月11日、東京都港区との間で「災害時の緊急医療救護所に関する協定」を締結しました。大規模な災害が発生し多数の負傷者が想定される場合、区が災害医療体制を整備する目的で、傷病者の治療優先順位を決めるトリアージや軽傷者に対する応急処置をする場所として「緊急医療救護所」を設置するもので、区内の12の病院が参加しました。武井雅昭区長から「23区で初めて締結される協定に期待している。災害時の協力体制の構築や平時からの情報交換をしてほしい」との要望がありました。

  • 前列右端が山田芳嗣三田病院病院長、2列目右から3番目が堤治山王病院病院長

2019年 国立リトアニア健康科学大学と大学間協定を締結

高木邦格理事長と大友邦学長は2019年10月、バルト三国のひとつ、リトアニアを訪問し、国立リトアニア健康科学大学のRemigijus Zaliunas学長との間で積極的な学術交流を展開することで合意し、12月13日付で教員の学術交流、学生の実習受け入れ、国際シンポジウムの開催など、幅広い分野で学術交流を展開することを明記した大学間協定を締結しました。附属病院長のDr. Renaldas Jurkeviciusとも活発な協議を行ったほか、同国のAurelijus Veryga保健大臣と同国における医療福祉事情につき意見を交換しました。同大学があるカウナス市は、第二次世界大戦中ナチスから厳しい迫害を受けたユダヤ人6,000人に対し、危険を冒しながらビザを発行し続けた在リトアニア日本領事の杉原千畝の功績をたたえた「杉原千畝記念館」があり、日本とゆかりのある緑豊かな大変美しい街です。

2019年 ベトナム人学生対象「IUHW奨学金」を創設

ベトナム人学生を対象に日本で医療、健康、福祉部門の専門職員を養成し、ベトナムの医療福祉の向上に寄与することを目的とした奨学金制度を創設することでベトナム保健省と合意し、2019年8月13日、同省で調印しました。毎年10人を上限に本学に留学生を受け入れ、1人972万~1830万円を支給するものです。 調印式でグエン・ティ・キム・ティエン保健相は「ベトナムの学生にとって良い勉強環境が与えられ、ベトナム人民の健康ケアに貢献することを期待したい」と強調。高木邦格理事長は「医療分野のリーダーとして活躍する人材が育成され、ベトナムの医療水準のさらなる向上が図られることを期待する」と話しました。

2019年 東葛飾高等学校との高大連携協定締結

千葉県立東葛飾高等学校(以下、東葛高)との間で2019年7月25日、高大連携に関する協定を締結しました。成田キャンパスで行われた締結式には、東葛高から平賀洋一校長、三澤信吾教頭、田中晃二医歯薬部長が、本学からは大友邦学長、河上裕医学部長らが出席しました。 東葛高は、千葉県立高校で唯一医歯薬コースを持つ中高一貫校で、医師に必要な人間性、使命感、倫理観などを養うとともに、生涯にわたって学修する姿勢を持ち、日々進歩する医療界に対応できる人材の育成をめざしています。今後は、高校での講話・出張講義・プレゼン講評、本学での講義・実習・模擬授業などを通じて、相互の教育活動をより活性化させていきます。

2019年 大川キャンパスに留学生別科を開設

大川キャンパスに「留学生別科」が開設され、2019年7月1日に入学式が行われました。式には外須美夫副学長、工藤祥学部長、表昭浩別科委員長、濱本邦洋国際交流委員長、花岡公一専務理事、留学生別科教員ら関係職員が出席し、新入生を祝福しました。 留学生別科は、進学を目指す留学生のための日本語教育を目的にしたもので、本学では大田原キャンパス、成田キャンパスに次いで3つ目です。 今回入学した留学生4人(男性1人、女性3人)は、全員ミャンマー国籍で、外国人介護福祉士養成のため新設された「介護福祉士特別奨学金」の奨学生として来日しました。年度末まで大川キャンパスで日本語を習得したのち、隣接する大川看護福祉専門学校介護福祉学科に進学し、将来は介護福祉士としてグループ医療福祉施設に勤務します。

2019年 北島政樹副理事長が逝去 享年77歳

2009年から7年間にわたり国際医療福祉大学学長を務め、退任後も医学部の開設をはじめ、本学発展に尽力した北島政樹副理事長・名誉学長が19年5月21日午後2時28分、東京都内の病院で心不全のため亡くなりました。77歳でした。 7月19日には、東京都千代田区のホテルニューオータニで「北島政樹先生 お別れの会」が本学と慶應義塾大学医学部外科学教室の共催で開かれました。会には小泉純一郎元首相、福田富一栃木県知事や国会議員ら政界関係者、厚生労働省の鈴木康裕医務技官ら政府関係者、欧米やアジアの大学・病院教授、各国駐日大使、国内の医療関係学会・財団、全国の大学学長、病院関係者、経済界、芸能界など各界から多数が参列し、故人の遺徳を偲びました。 本学の高木邦格理事長、瀬戸泰之日本消化器外科学会理事長、横倉義武日本医師会会長、王貞治福岡ソフトバンクホークス会長、ハンガリー・センメルワイス大学のヨセフ・シャンドール外科学教授、北野正剛大分大学学長が弔辞を述べました。この中で高木理事長は「医学部新設に対しては革新的な医学教育のため、学長として毅然たる態度で取り組んでくださいました。開学式でともに喜んだことが昨日のように思い出されます」などと偲びました。 本学ではこれに先立ち、6月21日に東京赤坂キャンパスで、7月8日には大田原キャンパスで「北島政樹名誉学長を偲ぶ会」を開催し、多くの参列者が集まりました。

2019年 西那須野地区100億円プロジェクトが完成

栃木県那須塩原市で社会福祉法人邦友会が運営する特別養護老人ホーム「栃の実荘」が2019年4月、新築増床リニューアルオープンしました。1994年7月に入所52人、短期入所生活介護10人の規模で開設した栃の実荘は、今回のリニューアルで入所102人、短期入所生活介護20人の規模に拡大しました。2019年1月に完成した国際医療福祉大学病院新棟、18年4月に開園した幼保連携型認定こども園「西那須野キッズハウス」、同年11月に営業開始した「那須マロニエホテル」と合わせ、17年から行ってきた西那須野地区100億円プロジェクトが完成しました。同プロジェクトは、那須塩原市と協力し、県北の地域医療・福祉のニーズに応えるとともに、成田キャンパスにある医学部の臨床実習先充実の役割を担います。

  • リニューアルオープンした栃の実荘

2019年 成田北高と高大連携協定を締結

千葉県立成田北高等学校との高大連携に関する協定締結式を2019年3月15日、成田キャンパスで行いました。成田北高からは、弘海政信校長、金田一幸教頭、本学からは、城間将江成田保健医療学部長、松谷美和子成田看護学部長らが出席しました。成田北高では20年度から普通科に「医療コース」が設置されることになり、医療従事者に必要な豊かな人間性や、人々の健康を守るための使命感、倫理観などを養うという目的に沿って、本学との連携について協議を重ねてきました。その結果、講話・出張講義、本学での講義・実習、病院の見学・実習などを通じて、相互の教育活動をより推進・活性化させていくことで合意しました。

2019年 福岡薬学部起工式

福岡薬学部の起工式が2019年2月21日、福岡県大川市の大川キャンパスで行われました。同学部校舎は地上5階建て、延床面積10,390.12㎡。約590㎡の薬用植物園を設置し、20年2月末の竣工、同年4月開学をめざします。 式には高木邦格理事長、大友邦学長、外須美夫副学長ら大学関係者と来賓の倉重良一同市長、川野栄美子市議会議長、津村洋一郎大川商工会議所会頭ら約60人が参列しました。 高木理事長は「大川キャンパスは薬学部設置により、完成年度を迎える26年には学生数1,800人規模に拡大する。今後も市と連携・協力し、地元の発展に貢献したい。また、教育のみならず研究体制の充実による質的向上を図りたい」と挨拶しました。倉重市長は「大学と連携し、学生とともに活力ある街をつくっていきたい」と述べました。

  • 苅初の儀(左より、高木理事長、大友学長、外副学長)
  • 福岡薬学部棟完成予想図

2019年 国際医療福祉大学病院に新棟完成

国際医療福祉大学病院新棟が2019年1月に完成し、2月から使用開始しました。6階建て約10,000平方㍍。1階は外来診察室、2階は集中治療室(ICU)や冠疾患集中治療室(CCU)など、3階は内視鏡室やX線透視室などがあり、4~5階は病棟、6階はラウンジや図書館が配置されています。同院は新棟の完成で病床数が408床となり、高度先端医療の提供・開発・研修などに対応できる病院として、厚生労働相が承認する特定機能病院へのステップアップのための条件の一つ(病床数400床以上)をクリアしました。

  • 国際医療福祉大学病院新棟

2019年 ベトナムのフンブン病院との学術交流協定に調印

学校法人国際医療福祉大学は医療法人財団順和会山王病院と、ベトナムの国立産科病院のフンブン病院との間で学術交流協定を締結することになり、1月18日、東京赤坂キャンパスで3者間の調印式が行われました。 調印式にはフンブン病院のホアン・ティ・ジェム・トゥエット病院長、国際医療福祉大学の高木邦格理事長、山王病院の堤治病院長が出席しました。3者間の協力に関する合意書では、①専門家および研究者の交流②フンブン病院における国際医療福祉大学学生の研修受け入れ③研究協力の実施と学術会議の開催④学術目的での情報・出版・物品等の交換⑤その他の学術協力の促進―の5分野とその関連領域で学術交流と協力の意義を認識し、促進していくことで合意したことが明記されています。

  • 2019年1月 ベトナムのフンブン病院との学術交流協定に調印
  • 協議の様子

2019年 ベトナム・ハノイ市の健診センター設立でサービス提供

学校法人国際医療福祉大学と医療法人財団順和会山王病院は2019年1月13日、ベトナムで総合病院を運営するビンメックとの間で、ハノイ市に「山王-ビンメックプレミアム健診センター」を設立し、29年までの10年間にわたり、日本基準の高品質健康診断サービスを提供する契約を締結しました。同センターはハノイ・タイムズシティのビンメック国際病院の隣に位置し、最新鋭の医療機器を備え、本学・山王病院のノウハウを生かして運営します。日本と同等の最高品質の健診パッケージを各世代のベトナム国民のニーズに適合した形で導入し、健診メニュー策定をはじめあらゆる分野で協力するほか、経験豊かな医療専門家を派遣します。また、国際基準でのセンターオペレーション、医師・看護師・技師トレーニングを行い、必要に応じて日本の施設からの遠隔画像診断支援も行います。これらを通じて循環器、糖尿病などさまざまな病気の早期発見に取り組んでいきます。

2018年 外国人介護福祉士養成特別奨学金制度を創設

日本国内における介護人材へのニーズの高まりに対応するとともに、アジア各国の介護人材育成を推進するため、2019年4月、20年4月の外国人入学者を対象に18年、日本の国家資格である介護福祉士の資格を取るための奨学金制度を創設しました。受給者は学校法人高木学園大川福祉専門学校介護福祉学科で2年間就学の後、介護福祉士の国家試験を受験し、国際医療福祉大学グループの介護福祉施設で勤務します。入学金・授業料・教材費を奨学金として支給するほか、日本語学修が必要な場合は入学前に大学大川キャンパスの留学生別科で日本語を習得する費用も支給します。

2018年 モンゴルと「IUHW奨学金」制度新設で調印

モンゴル教育文化・科学・スポーツ省(教育省)との間でモンゴル人学生を対象に、医療、健康、福祉部門の専門職員を日本で養成し、モンゴルの医療福祉レベルの向上に寄与する「IUHW奨学金」制度を新設することで合意し、2018年10月30日、ウランバートル市内の教育省で覚書の調印式を行いました。本学で留学生として医療、健康、福祉の分野を学び、同分野への就職を希望するモンゴル人学生を対象に奨学金を支給するもので、毎年10人を上限に、19年度から5年間実施です。学費だけでなく、4年間(薬学科は6年間)の学士課程を修了するのに必要な費用も含まれています。

2018年 「那須マロニエホテル」開設

栃木県那須塩原市の国際医療福祉大学病院の隣接地に「那須マロニエホテル」が完成し、2018年10月27日、内覧会・竣工祝賀会を開催し、11月から営業開始しました。同ホテルはバリアフリーの障害者専用の部屋(ユニバーサルルーム)など、福祉面に配慮したサービスを充実し、各部屋とも広めの設計となっています。全国でも数少ないモール泉(泥炭層などから湧出し、有機成分を多く含む温泉)の天然温泉大浴場を備え、医学部生の臨床実習の際の宿泊に使うほか、一般の方の宿泊もできるホテルとして運営されています。

  • 那須マロニエホテル

2018年 ベトナム・ホーチミン市にドック検診センター開設

ベトナム・ホーチミン市にある国立チョーライ病院と共同で、同国初の健診専門施設「ドック検診センター(HECI)」を設置し、2018年10月14日、開設式典が行われました。本学が医療施設を海外展開するのは初めてです。国際医療福祉大学三田病院、山王病院、山王メディカルセンターと密接に連携し、最新鋭の機器を備えた日本式のきめ細やかで高品質の健診サービスを提供しています。式典には、日本とベトナムの政府関係者、地元経済界から約300人が出席し、ベトナム国内での関心の高さが伺えました。予防の概念を根付かせることで、同国民の健康維持への貢献が期待されています。

  • ドック健診センター(HECI)
  • 2018年10月 ベトナムでドック健診センター開設式典を開催

2018年 高木理事長が大田原市の名誉市民に

栃木県大田原市から高木邦格理事長に2018年7月24日、「市の発展に多大なる貢献をした」として名誉市民章が贈られました。名誉市民推挙式で津久井富雄市長は「1995年、本市に日本初の医療福祉専門の総合大学を設立・開学し、現在では4,000人を超える学生が勉学に励んでいる。市内への就職者は500人を超え、県内にも4,000人を超える優秀な人材を輩出している」と理事長の功績をたたえました。高木理事長は「23年にわたる活動や教職員、学生に対するご評価だと受け止め、大学全体でお受けするという気持ちだ」と述べました。

2018年 第1回IUHW国際医学教育シンポジウムを開催

世界10カ国から約30人の来賓を招き、第1回IUHW国際医学教育シンポジウムを2018年4月22日、成田キャンパスで開催しました。アメリカの医学教育の第一人者であるピッツバーグ大学のジョン・F・マホーニー教授(医学教育担当副学部長)や本学に医学部留学生を推薦しているアジアの提携医科大学の学長、医学部長らと政府関係者が参加しました。本学からは高木格邦理事長、大友邦学長、医学部教員らが出席し、世界の医学教育のあり方やアジアを中心とした国々と提携大学における医学教育の課題や取り組みについて話し合いました。

2018年 幼保連携型認定こども園「西那須野キッズハウス」オープン

社会福祉法人邦友会は2018年4月、栃木県那須塩原市の国際医療福祉大学病院敷地内に、保育園と幼稚園の特徴を兼ね備え、保育と教育を一体的に行う幼保連携型認定こども園「国際医療福祉大学西那須野キッズハウス」をオープンしました。0歳から就学前までの乳幼児の発達や特性に配慮しながら様々な遊びを通して、健康な心と体を育てます。教育面では、音楽や英語などを取り入れ、感性を養い、集中力や表現力を高めることをめざしています。また、同市では初めての「病児保育」を定員6人で開設しました。国際医療福祉大学病院と連携し、医療支援体制を整えています。

  • 幼保連携型認定こども園 西那須野キッズハウス

2018年 東京赤坂キャンパス開設

東京都港区で建設していた6番目の東京赤坂キャンパスの開設記念式典が2018年4月4日、同キャンパスで行われました。心理学科と医療マネジメント学科を擁する赤坂心理・医療福祉マネジメント学部を開設するとともに、東京青山キャンパスにあった大学院を移設し、7日に第1回入学式を挙行しました。1,000人収容可能な講堂や多目的ホール、体育館、カフェテリアなどが都心の新しい校舎に収容されています。学部と大学院が直結、連携した授業を行い、心理学科では臨床心理士、公認心理師の資格取得をめざす一方、医療マネジメント学科では医療福祉専門職とともにチーム医療・チームケアに携わり、病院の経営安定に貢献できる人材を育てます。大学院には医学研究科公衆衛生学専攻(修士課程)と医学専攻(博士課程)を設置しました。

  • 東京赤坂キャンパス
  • 2018年4月 東京赤坂キャンパス、第1回入学式

2018年 ポーランド・ヴロツワフ医科大学と学術交流協定を締結

ポーランド第4の都市、ヴロツワフにあるヴロツワフ医科大学と2018年3月15日、一般学術交流協定を締結しました。同大は1811年に設立され、アルツハイマー、コッホ、エーリッヒなど著名な医師が在籍したほか、ノーベル賞受賞者十数人を輩出するなどで知られています。短期の学生・教員交流や医学部生の海外臨床実習研修先として交流を図ります。

  • ポーランド・ヴロツワフ医科大学

2018年 特別養護老人ホーム「木もれ日苑」オープン

社会福祉法人高邦福祉会は2018年1月、ショートステイとデイサービスを併用した、福岡県大川市では初めてのユニット型(全室個室)の特別養護老人ホーム「木もれ日苑」を開設しました。ユニットごとに介護専門職を配置し、「ともに『笑顔』ともに『想い』ともに『つながり』」の理念のもと、日々の生活の中で笑顔が絶えない、ぬくもりのある暮らしを支援します。1階には地域交流スペース「木もれ日プラザ」や「木もれ日Cafe」を設け、地域のサークル活動やボランティア活動推進の拠点化をめざしています。

  • 特別養護老人ホーム 木もれ日苑

2017年 シンガポール工科大学と学術交流協定締結

2017年11月24日、シンガポール工科大学と学術交流協定を締結しました。同大はシンガポールに6校ある国立大学の1つで、09年に設立されました。協定は、学生や教員の相互派遣や講演・シンポジウム開催などの学術交流、協力などを対象にしています。

2017年 成田病院起工式

6つ目の附属病院となる国際医療福祉大学成田病院の起工式・安全祈願祭が2017年9月29日、千葉県成田市で行われました。東京オリンピック・パラリンピックが開催される20年の4月に開設し、海外とのネットワークの拠点となる世界基準のハブ病院になるとともに、成田市の地域医療にも貢献することをめざしています。

  • 2017年9月 国際医療福祉大学成田病院の起工式
  • 2018年7月 建設工事の様子

2017年 化研病院が市川病院に

化学療法研究所附属病院として親しまれ、2005年に本学が継承した千葉県市川市の臨床医学研究センターが17年9月、国際医療福祉大学の附属病院として「国際医療福祉大学市川病院」となりました。診療に加え研究・教育に取り組んでいます。同年、成田キャンパスに医学部が新設されたのに伴い、医療スタッフと診療科を充実させ、整形外科、リハビリテーション、一般外科、消化器外科など、幅広い分野の治療に対応しています。

  • 国際医療福祉大学市川病院

2017年 ミャンマーの国立病院にリハビリ研修センター開設

ミャンマー・ヤンゴン市の国立リハビリテーション病院に2017年7月、リハビリテーション機材を寄贈しました。また、同国保健・スポーツ省との間でリハビリテーション分野の人材育成の覚書を交わし、同病院内に「IUHWリハビリテーション研修センターを開設しました。

2017年 幼保連携型認定こども園「国際医療福祉大学 金丸こども園」開園

社会福祉法人邦友会は2017年4月、大田原キャンパス北側隣接地に、幼保連携型認定こども園「国際医療福祉大学 金丸こども園」を開設しました。大田原市内では初めての休日保育を実施するとともに、延長保育を行うことで、仕事と保育の両立への支援をしています。定員は3歳以上45人、3歳未満33人、病児・病後児保育6人で、市内のグループ関連施設「なす療育園」と連携して支援児保育に積極的に取り組むなど、多様化する保育ニーズに応えられる総合的な教育・保育施設をめざしています。

  • 幼保連携型認定こども園 国際医療福祉大学 金丸こども園

2017年 国際医療福祉大学病院病棟増築、宿泊棟など4施設の起工式

栃木県那須塩原市の国際医療福祉大学病院の増築と敷地内に建設する研究棟、宿泊棟、社会福祉法人邦友会が運営する西那須認定こども園の4施設の起工式を2017年5月21日に行いました。高木邦格理事長、大友邦学長と君島寛市長らが出席し、工事の安全を祈願しました。同年4月に成田キャンパスに医学部を開設したのに伴い、同院が中核的な役割を担う実習施設としての役割を果たすため、55床の増床と研究棟を整備し、医学部学生や教員が宿泊するホテルを建設。こども園は定員6人の病児保育ができる施設です。高木理事長は「栃木県北地域で充実した医療・福祉を提供できる拠点づくりを目指し、関東を代表する病院に育てていく」との決意を語りました。

  • 2017年5月 国際医療福祉大学病院内の起工式式場
  • 2017年5月 鍬入の儀
  • 2017年5月 起工式の様子

2017年 医学部開設

成田キャンパスで開設準備を進めていた医学部が2017年4月1日に開設され、2日に開設記念式典と第1回入学式が行われました。140人の1期生のうち20人が留学生で、国際性を重視した革新的な医学教育がスタートしました。授業の多くを英語で行い、実践的なカリキュラムや海外臨床実習などで、国内外で活躍できる総合診察力を持った医師を養成します。18年4月には大学院に医学研究科公衆衛生学専攻(修士課程)・医学専攻(博士課程/4年制)を設置して、学部との連携を充実しました。

  • 医学部 WA棟・WB棟
  • 2017年4月 医学部、第1回入学式

2016年 国際医療シンポジウム開催

1995年の開学以来20年にわたる国際貢献の取り組みを振り返るとともに、今後の日本の国際医療協力のあり方を考える「アジア諸国と日本の国際医療協力および医学教育に係る今後の展開」をテーマにした本学主催の国際医療シンポジウムを2016年10月24日、東京都千代田区のホテルニューオータニ東京で開催しました。ベトナム保健相、ミャンマー保健スポーツ省事務次官のほか、カンボジア、モンゴル、ラオス、中国などの医療・大学関係者、日本政府関係者らが顔をそろえました。各国の医療発展の課題と国際医療人材の育成について議論が交わされ、高齢化社会という共通の問題に対し、日本の人材育成の経験をアジア諸国にも活かし、国際協力を支える流れを作り出すことの重要性が共有されました。

  • 2016年10月 国際医療シンポジウム開催
  • 2016年10月 国際医療シンポジウム後の学長交代式典

2016年 東京赤坂キャンパス起工式

6番目のキャンパスとして、東京都港区に開設する東京赤坂キャンパスの起工式が2016年7月5日に行われ、高木邦格理事長、大友邦学長、天野隆弘大学院長が鍬入れを行いました。18年に完成したキャンパスには赤坂心理・医療福祉マネジメント学部が開設されるとともに、大学院東京青山キャンパスが移転しました。

2016年 成田キャンパスで第1回入学式

成田キャンパスが2016年4月、京成本線公津の杜駅前に開設し、4日に第1回入学式を挙行しました。最新の設備が整った校舎とグラウンドや体育館などを整備し、成田看護学部と成田保健医療学部を開設しました。成田国際空港に近い立地を生かし、国際性に富んだカリキュラムを展開します。成田看護学部は看護学科、成田保健医療学部は理学療法学科と作業療法学科を設置。専門性と多様な視点を生かして、時代の先駆者の育成をめざします。10月1日には留学生別科がスタートしました。

  • 2016年4月 成田キャンパス開設
  • 2016年4月 成田看護学部・成田保健医療学部、第1回入学式

2016年 大友邦学長が就任

2009年から務めていた北島政樹学長が16年3月末で退任し、4月1日から名誉学長となり、大友邦氏が4代目学長に就任しました。大友学長は東京大学医学部卒業。東大大学院医学系研究科教授、日本医学放射線学会理事長、第70回、74回日本医学放射線学会総会会長などを歴任しました。10月24日には、東京都千代田区のホテルニューオータニ東京で開催された国際医療シンポジウム後のイブニングレセプションで、学長交代式典が行われました。

  • 2016年4月 大友邦学長が就任
  • 2016年4月 入社式・辞令交付式で挨拶する大友邦学長

2016年 小田原キャンパスに城内校舎増設

JR、小田急などが乗り入れる小田原駅の近くにある小田原キャンパス本校舎に加え、2016年3月、旧小田原城内高等学校跡地に新しく「城内校舎」が完成しました。本校舎からは徒歩8分の場所にあり、体育館、食堂、クラブハウス、グラウンド、テニスコートなどを整備し、学習環境やキャンパスライフがさらに充実しました。

  • 小田原キャンパス城内校舎
  • 城内校舎敷地内に体育館を整備

2016年 世界の大学、政府と各種協定を締結

前年に引き続き、2016年にはアジア、ヨーロッパ、アメリカなど、世界各地の大学と学術交流協定を結びました。また、17年の医学部開設を前に、アジア各国の大学、政府と医療協力協定や医学部留学生の奨学金に関する覚書を締結しました。学術交流協定は「海外保健福祉事情」の渡航研修などを通じて交流を行います。奨学金覚書はアジア全体の医療水準向上のため、各国の優秀な留学生に学費や生活費を奨学金としてスムーズに支給することに関するものです。これ以外のアジア各国とも、医学部留学生奨学金についての協議を重ねました。
各種協定締結先は次の通りです。( )内は調印日です。

【学術交流協定】
インドネシア・ウダヤナ大学(1月25日)▽マレーシア・マネージメント&サイエンス大学(2月26日)▽フィリピン大学マニラ校医学部(3月24日)▽アメリカ・ピッツバーグ大学医学部(4月1日)▽スペイン・アルカラ大学(5月21日)▽カンボジア国立保健科学大学(7月28日)▽フィリピン大学マニラ校(8月26日)▽ハンガリー・センメルワイス大学(11月7日)▽フランス・パリ第11大学医学部(11月28日)

【医療協力協定】
ミャンマー保健省(2月8日)

【医学部留学生の奨学金に関する覚書】
ベトナム保健省、同国ハノイ医科大学、ホーチミン市医科薬科大学(6月3日)▽モンゴル保健スポーツ省、同国国立医療科学大学(6月20日)▽ミャンマー保健・スポーツ省(9月16日)▽インドネシア・ウダヤナ大学(11月7日)

一方、国内では2月22日、東京外国語大学と連携・協力に関する基本協定を締結しました。

  • 2016年2月 マレーシアのマネージメント&サイエンス大学と学術交流協定調印
  • 2016年2月 ミャンマー保健省とリハビリテーション分野および医療協力に関する協定を締結
  • 2016年6月 モンゴル国立医療科学大学と留学生受け入れの覚書を締結
  • 2016年6月 ベトナムのハノイ医科大学、ホーチミン市医科薬科大学と医学部留学生受け入れのための覚書締結
  • 2016年9月 ミャンマーのミン・トゥエ保健スポーツ相と医学部留学生受け入れの覚書を締結
  • 2016年11月 インドネシアの国立ウダヤナ大学と医学部留学生受け入れの覚書を締結

2016年 医学部起工式

新しい医学教育の実現をめざして、2007年から準備を進めてきた医学部校舎の起工式が2016年1月12日、同年4月に成田看護学部と成田保健医療学部の開学を控えた成田キャンパスで行われました。8月31日には文部科学相から医学部設置認可を受け、17年4月、国内で38年ぶりとなる医学部が新設されました。

  • 2015年6月 第1回医学部設置諮問委員会
  • 2016年1月 医学部起工式
  • 医学部建設現場(成田市公津の杜)

2015年 大田原キャンパスで留学生別科開設

国際性を掲げる国際医療福祉大学では、留学生に対する日本語教育の一層の充実に資することを目的として、2015年4月、大田原キャンパス大学院棟に「留学生別科」を開設しました。6月1日には14人の留学生を迎え第1回入学式を開催し、初級コースが開講されました。これに続き、16年10月には、医学部に入学予定の留学生に日本語教育を行うための別科を、成田キャンパスに開設しました。

  • 2015年6月 留学生別科開設、第1回入学式

2015年 山王バースセンター開院、山王病院新棟開設

山王病院と共通の理念「母と子に寄り添ったやさしい病院」を軸にした産科クリニックである医療法人財団順和会「山王バースセンター」を国際医療福祉大学開学20年にあたる2015年3月23日、東京都港区に開設しました。胎児ドック、各種出生前検査、無痛分娩など、さまざまなお産のニーズに応えられるようハード・ソフト面共に質の高い環境を整えました。同センターを含む山王病院の新棟開設を受け、4月13日、東京都千代田区のホテルニューオータニで「山王病院新棟竣工祝賀会・国際医療福祉大学20周年記念祝賀会」を開催しました。

  • 山王病院新棟
  • 2015年3月 山王病院新棟内の山王バースセンター開院式
  • 2015年4月 山王病院新棟竣工祝賀会・国際医療福祉大学20 周年記念祝賀会

2015年 各国の大学と学術交流、病院と医療協力協定締結

2015年1月23日にオーストラリア・グリフィス大学、3月5日にベトナム・ハノイ医科大学、7月16日にモンゴル国立医療科学大学、11月10日にラオス国立健康科学大学とそれぞれ学術交流協定を締結しました。また、ベトナム・バックマイ病院とは3月5日、医療協力協定を締結するなど、各国の大学、医療機関との交流が飛躍的に進みました。

  • 2015年1月 オーストラリア・グリフィス大学と学術交流協定締結
  • 2015年3月 ベトナムのバックマイ病院と医療協力協定締結
  • 2015年3月 モンゴル国立医療科学大学との学術交流協定調印式協定

2014年 成田キャンパス起工式

5番目のキャンパスとなる成田キャンパスの2016年4月開設をめざして14年7月17日、千葉県成田市で起工式を行いました。京成本線公津の杜駅前にあり、成田国際空港に近い立地条件を生かして、国際性に富んだカリキュラムを展開する学部づくりを進めます。16年の開設時には成田看護学部と成田保健医療学部を設置、翌17年には医学部を開設しました。

  • 2012年7月 成田キャンパス起工式

2014年 ミャンマー国際医療シンポジウム開催

ミャンマーにおける保健医療の現状や課題に対する認識を深め、今後の我が国の同国への国際医療協力機運醸成を図るため、「ミャンマーと日本の国際医療協力に係る今後の展開」をテーマにした国際シンポジウムを2014年7月6日、東京都港区のホテルオークラ東京で開催しました。ミャンマーからは保健省副大臣のほか、本学と学術交流をしているヤンゴン第一医科大学、ヤンゴン看護大学、ヤンゴン医療技術大学の各学長が参加しました。国内からは内閣官房健康・医療戦略室次長、国際協力機構(JICA)人間開発部部長、日本医療機器産業連合会会長、日本製薬工業会副会長が参加し、ミャンマーと日本の国際医療交流の発展に向け、活発な議論が行われました。

2014年 ベトナムの大学と協定締結

ベトナムのホーチミン市医科薬科大学と2014年7月1日学術協力協定を締結しました。ベトナムではチョーライ病院との間で2011年に医療協力に関する協定を締結しています。

2014年 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会大学連携協定を締結

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と全国の大学・短期大学が2014年6月23日、2020年の大会に向けて、オリンピック・パラリンピック教育の推進やグローバル人材の育成、各大学の特色を生かした取り組みを進めていくため、連携協定を締結しました。国際医療福祉大学も同日、東京都新宿区の早稲田大学大隈講堂で行われた協定締結式に糸山泰人副学長が出席し、締結当初から参加しました。

2014年 乙支大学校と学術交流協定締結

韓国・大田市の乙支(ウルチ)大学校と2014年2月6日、学術交流協定を締結しました。同大は2007年に設置され、医療・保健に特化した私立大学です。毎年、海外福祉事情の派遣先になるなど、幅広い交流を続けています。

2013年 ミャンマーなど3カ国5大学と学術交流協定締結

2013年にはシンガポール、ミャンマー、韓国の5大学とそれぞれ学術交流協定を締結しました。このうちミャンマーの3大学とは12月14日に合同の調印式を行いました。締結先と締結日は次の通りです。
シンガポール・ナンヤンポリテクニック(4月8日)▽ミャンマー・ヤンゴン看護大学(10月31日)▽韓国・大邱韓医(テグハニ)大学校(11月4日)▽ミャンマー・ヤンゴン第一医科大学(12月14日)▽ミャンマー・ヤンゴン医療技術大学(12月14日)

2013年 大学院に「がん先端医療に対する他職種連携重点コース」を開設

2012年度文部科学省採択事業の「がんプロフェッショナル養成基盤推進プラン」に基づき、本大学院は慶應義塾大学を中心とした10大学が参画する「高度がん医療開発を先導する専門家の養成プログラム」に採択され、13年4月1日、博士課程に「がん先端医療に対する他職種連携重点コース(看護師、診療放射線技師、薬剤師)」を開設しました。

2013年 福岡看護学部をシーサイドももち地区に移転

福岡市早良区の福岡キャンパスで2009年に開学した福岡看護学部は13年4月1日、市内有数の文教地区である同区百道浜の「シーサイドももち地区」に移転しました。定員増に伴い、16年には校舎拡充を行い、グループ学修が可能な演習室や講義室を拡張するなど、教育環境をさらに充実させました。また、同じ13年4月1日、大川キャンパスでは福岡リハビリテーション学部を福岡保健医療学部に改称し、医学検査学科を開設しました。

  • 福岡看護学部

2012年 開原成允先生記念シンポジウムを開催

国際医療情報学連盟会長や日本医療情報学会会長などを務め、日本の医療情報分野をリードしてきた故開原成允・元国際医療福祉大学大学院長を偲び、「医療の情報化と国際交流」をテーマにした「開原成允先生記念シンポジウム」を2012年9月29日、東京都中央区の時事通信ホールで開催しました。東京大学大学院医学系研究科の医療情報経済学分野の教授、内閣官房医療イノベーション推進室参事官の基調講演のほか、パネリストには聖路加国際病院長も参加し、今後の日本に必要とされる医療の情報化と国際交流について積極的な意見が交わされました。

  • 2012年9月 開原成允先生記念シンポジウムを開催

2012年 湯布院セミナーハウス、アミティ湯布高原開設

大分県由布市に2012年8月1日、グループの学生・職員のための研修・福利厚生施設を開設しました。「湯布院セミナーハウス」は最大120人を収容する大研修室のほか、宿泊室を擁する研修施設で、学生が国家試験対策の宿泊研修等で活用しています。また、「アミティ湯布高原」は、職員や学生の福利厚生施設として利用されています。

  • 湯布院セミナーハウス、アミティ湯布院
  • 湯布院セミナーハウス、アミティ湯布院上空より

2012年 三田病院の新病院竣工

2005年に東京専売病院を継承して東京都港区に誕生した「国際医療福祉大学三田病院」は12年2月、新病院が竣工し、4日に祝賀会を開催しました。免震構造を取り入れており、万が一の災害時にはこの地域における災害拠点病院の機能を果たせるよう、72時間稼働する非常用電源を備えています。敷地面積7,100平方㍍、地上11階、地下1階建てで延べ床面積は3万6,706.84平方㍍。39の診療科目があり、センター方式によるチーム医療を実践、一般病棟291床(ICU6床を含む)を備えています。

  • 国際医療福祉大学三田病院新病院
  • 2012年2月 国際医療福祉大学三田病院竣工祝賀会

2012年 放射線防災研究センター開設

2011年3月11日に発生した東日本大震災を受け、大田原キャンパスに12年2月1日、「国際医療福祉大学放射線防災研究センター」を開設しました。保健医療学部放射線・情報科学科では、東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故発生時から放射線量を継続してモニターしており、その動向を後世に残す研究に多くの学科関係者が関わっています。一方で、放射線事故での被害を最小限に抑えるための様々な研究を行っています。

  • 国際医療福祉大学放射線防災研究センター

2011年 遠隔病理・画像診断プロジェクトを実施

経済産業省が推進する国際医療交流事業の一環として、2011~12年に本学が中国の中国リハビリテーション研究センター(CRRC)とベトナムのチョーライ病院で「遠隔病理・画像診断プロジェクト」を実施しました。チョーライ病院とは11年6月6日、医療協力に関する協定も締結しました。また、14年には「遠隔画像診断・研修センター構築にかかる実証調査事業」として、ベトナムとミャンマーを対象に遠隔診断実証実験を行いました。

  • 遠隔病理・画像診断プロジェクト
  • 11年6月 チョーライ病院にて
  • 11年6月 チョーライ病院医療協力に関する協定締結

2011年 第1回国際医療福祉大学学会学術大会開催

保健医療福祉分野の進歩、啓発、連携を図り、日常の教育・研究成果を共有することを目的に2010年9月、「国際医療福祉大学学会」が設立されました。会員による研究論文などを発表する学会誌を年2回発行する一方、11年9月には「第1回国際医療福祉大学学会学術大会」を開催しました。13年の第3回からは毎年8月下旬の2日間開催し、医療福祉の原点について考える場として定着しています。

2010年 那須セミナーハウス開設

学生・教職員のための研修・福利厚生施設「那須セミナーハウス」を2010年10月1日、栃木県那須塩原市に開設し、11年1月から運用を開始しました。ました。宿泊設備や体育館、グラウンド等を完備し、学生のクラブ・サークル活動や国家試験対策の合宿などで利用されています。

  • 那須セミナーハウス
  • 那須セミナーハウス上空より

2010年 第1回キッズスクール開催

小中学生に医療福祉分野に関心を持ってもらうことを目的とした公開講座「第1回キッズスクール」を2010年8月8日、大田原キャンパスで開催しました。教職員や国際医療福祉大学病院の医師、学生が一丸となって取り組み、大田原市の共催、近隣自治体の後援、トヨタ自動車株式会社、ネッツトヨタ栃木株式会社の協賛で、毎年開催しています。各学科が趣向を凝らした体験学習企画、内視鏡シミュレーター体験、盲導犬や介助犬のデモンストレーションなどを行い、学位記を模した修了証「ヘルスケア・ジュニアリーダー(HJL)」を授与します。12、13年には、東日本大震災被災者への支援目的で福島県内の中学生を招待しました。

  • 2010年8月 第1回キッズスクール
  • 第1回キッズスクール。北島政樹学長よりヘルスケア・ジュニアリーダー(HJL)認定証の授与

2010年 「高校生作文コンテスト」を創設

建学の精神である病気や障害を持つ人も健常な人もお互い認め合って暮らせる「共に生きる社会」の実現をめぐり、高校生の作文を募集する『「共に生きる社会」めざして 高校生作文コンテスト』(主催・国際医療福祉大学、毎日新聞社)を創設しました。2010年6月から第1回の募集を開始し、9月の締め切りまでに323通の応募がありました。選考の結果、最優秀賞1点、優秀賞2点、佳作2点、入選5点、学校賞6校に対し10月16日、大田原キャンパスで表彰を行いました。コンテストは毎年行われ、全国から年間2,000件を超える応募が集まるまでに成長しています。18年の第9回からは表彰式を東京赤坂キャンパスに移して行っています。

  • 2010年10月 第1回高校生作文コンテスト表彰式

2010年 情緒障害児短期治療施設「那須こどもの家」開設

社会福祉法人邦友会は2010年4月、栃木県内初の児童福祉法に基づく児童福祉施設「那須こどもの家」を国際福祉大学大田原キャンパス内に開設しました。保護者からの虐待や家庭、学校等での人間関係が原因となり感情面から生活に支障をきたし、社会生活が困難になっている子供を対象にしています。生活支援と心理治療を通じて子供の健全育成を図り、人としての生きる力を育むことを目的としています。

  • 情緒障害児短期治療施設 那須こどもの家
  • 2010年4月 那須こどもの家開設祝賀会

2010年 大学院生命薬科学専攻を開設

大学院薬科学研究科医療・生命薬学専攻(修士課程)の学生募集を停止し、生命薬科学専攻(修士課程)を開設しました。12年4月には大学院薬学研究科医療・生命薬学専攻(博士課程)を開設しました。

2009年 日中リハビリテーションシンポジウム開催

「日中におけるリハビリテーションの現状と未来」をテーマに、国際医療福祉大学が中国で実施してきたリハビリテーション分野での人材育成を中心とした医療協力をレビューする国際会議「日中リハビリテーションシンポジウム」を2009年12月9日に開催しました。中国からは中国リハビリテーション研究センター(CRRC)の李建軍院長、劉惠林理学療法科主任が基調講演を行ったほか、国内からは国際協力機構(JICA)人間開発部技術審議官、国立障害者リハビリテーションセンター病院長、日本リハビリテーション医学会国際委員会委員長、日本障害者スポーツ協会医学委員長らが講演し、活発な議論が行われました。

2009年10月 山王メディカルセンター開設

医療法人財団順和会は2009年10月、東京都港区の旧山王メディカルプラザ跡地に「山王メディカルセンター」を開設しました。人間ドック・健診、人工透析、血管外科を中心に、同一法人の山王病院と連携しながら運営しています。国際医療福祉大学三田病院とも連携し、全室個室の入院室(15床)や療養環境を整え、質の高い医療とサービスを提供しています。

  • 山王メディカルセンター
  • 2009年10月 山王メディカルセンター開院祝賀会

2009年 先端漢方医薬学教育研究センター設立

漢方薬学を専門とする産学連携の研究機関「先端漢方医薬学教育研究センター」を2009年10月に設立しました。西洋薬学と東洋薬学の融合による新しい薬学研究の基盤構築を図っています。教員は国際学会を含めた各種学会の会長をはじめ、公的機関や学界の委員を数多く務めており、学術領域における様々な活動にも携わっています。

2009年 北島政樹学長就任

2001年10月に就任した谷修一第2代学長が2009年6月末で退任し、北島政樹副学長が7月1日、第3代学長に就任しました。北島学長は元慶應義塾大学医学部長・病院長。第42回万国外科学会会長、第100回日本外科学会会長、日本内視鏡学会会長などを歴任しました。同日、大田原キャンパスで就任式が行われ、14日には東京都千代田区のホテルニューオータニで祝賀会が開かれました。

  • 2009年7月 北島政樹学長就任式

2009年 福岡山王病院開設

国際医療福祉大学・高邦会グループ設立100周年事業として2009年5月、福岡市早良区の「シーサイドももち」に医療法人社団高邦会が「福岡山王病院」を開設しました。隣接するグループの福岡国際医療福祉学院、福祉施設「総合ケアセンターももち」と一体となった、教育・医療福祉の総合拠点です。

  • 臨床医学研究センター・福岡山王病院

2009年 塩谷病院、塩谷看護専門学校開設

栃木県矢板市で2009年4月1日、70年近くの歴史を有する栃木県厚生農業協同組合連合会(JA栃木厚生連)塩谷総合病院を承継し、国際医療福祉大学の附属病院としての「国際医療福祉大学塩谷病院」と「国際医療福祉大学塩谷看護専門学校」を開設しました。塩谷病院は二次救急輪番病院であり、幅広い診療科を有し、同県矢板市、さくら市、塩谷町、高根沢町からなる塩谷郡市2市2町の中核病院としての役割を果たしています。

  • 国際医療福祉大学塩谷病院
  • 国際医療福祉大学塩谷看護専門学校

2009年 大学院医療・生命薬科学専攻開設

大学院では2009年4月1日、薬科学研究科に医療・生命薬科学専攻(修士課程)を開設しました。

2009年 福岡キャンパスが開学

福岡市早良区に2009年4月1日、福岡キャンパスを開学し、福岡看護学部を設置しました。大田原キャンパスでは医療福祉学部の医療経営管理学科と医療福祉学科を統合し、医療福祉・マネジメント学科を開設しました。

  • 福岡看護学部
  • 2009年4月 福岡看護学部、第1回入学式

2009年 米国、韓国など5カ国8大学と学術交流協定など締結

中国の首都医科大康複医学院と2009年3月23日、協力意向書を締結しました。同年にはこのほか、4カ国7大学と学術交流協定を結び、海外保健事情の派遣先などとしての交流を開始しました。同協定の締結先と締結日は次の通りです。
アメリカ・ハワイ大学カピオラニ校(4月2日)▽タイ・クリスチャン大学(4月7日)▽オーストラリア・TAFEクイーンズランド(5月27日)▽アメリカ・フィラデルフィア科学大学メイズカレッジ(8月28日)▽韓国・建陽(コニャン)大学校(10月24日)▽韓国・仁済(インジェ)大学校(10月26日)▽アメリカ・コロラド大学デンバー校看護学部(12月22日)

  • 2009年10月 韓国2大学校と学術交流協定を締結

2008年 特別養護老人ホーム等の複合施設「新宿けやき園」開設

社会福祉法人邦友会が運営し、ユニット型の特別養護老人ホーム、認知症対応型通所介護、障害を持つ方の入所施設など複数の機能を併せ持つ複合施設「新宿けやき園」を2008年6月1日、東京都新宿区に開設しました。高齢者、障害を持つ方の個性を大切にし、その尊厳と人間性を尊重しながら、利用者が地域社会の一員としていきいきと快適な生活を送れるよう、サービスを提供しています。

  • 特別養護老人ホーム/障害者支援施設 新宿けやき園
  • 2008年6月 新宿けやき園竣工記念式典

2008年 がんプロフェッショナル養成の3コース開設

文部科学省の「がんプロフェッショナル養成プラン」に基づき2008年4月1日、大学院修士課程にがん治療放射線技師▽がん薬物療法認定薬剤師▽がん登録専門-の3コースを開設しました。

2007年 自治医科大学などとの連携協力広がる

文部科学省事業「がんプロフェッショナル養成プラン」に2007年9月20日、自治医科大学と連携した「全人的ながん医療の実践者養成」が採択されました。また、11月5日には、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)とMOU(包括的な連携・協力の基本合意書)協定に調印しました。

  • 2007年11月 独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)との連携・協力協定調印式

2007年 大学院がマヒドン大学と学術交流協定締結

大学院は2007年7月23日、タイ・バンコクに本部を置く国立大学であるマヒドン大学の公衆衛生学部と学術交流協定を締結しました。同大は1943年、タイで初めての医科大学として設立されました。その名称は「タイ医療の父」と言われるマヒドン・アデゥンヤデート王子に由来するといわれ、現在では医療系のほか、工学部や文化系学部も有する総合大学に発展しています。

2007年 認知症対応型共同生活介護施設「グループホーム青山」開設

医療法人財団順和会は2007年4月、東京都港区の複合施設「青山一丁目スクエア」に、認知症対応型共同生活介護施設「グループホーム青山」を開設しました。入居対象者を港区民に限定することで、住み慣れた環境の中で健康的な都市生活を送ることができるよう配慮した地域密着型グループホームです。近くにある順和会の山王病院、山王メディカルセンターと国際医療福祉大学三田病院が、入居者への医療面のバックアップをしています。

  • 認知症対応型共同生活介護施設 グループホーム青山

2007年 特別養護老人ホーム「おおたわら風花苑」を開設

大田原キャンパス内に2007年3月1日、ユニットケア型の特別養護老人ホーム「おおたわら風花苑」を開設しました。個人の生活スタイルや生活習慣に沿った安らぎのある生活ができ、プライバシーに配慮しています。同じ敷地内の国際医療福祉大学クリニックや近隣の国際医療福祉大学病院がバックアップする一方、地域社会との交流連携を積極的に行っています。定員は入所60人、短期入所10人で、100%入所が続いています。

  • 特別養護老人ホーム おおたわら風花苑

2007年 大学院臨床心理学専攻の開設など組織改編が進む

2007年2月1日に、栃木県那須塩原市の国際医療福祉病院を附属病院とし、「国際医療福祉大学病院」と改称しました。また、同市の介護老人保健施設「マロニエ苑」と「にしなすの総合在宅ケアセンター」を附属施設としました。国際医療福祉大学附属熱海病院を「国際医療福祉大学熱海病院」に、国際医療福祉大学附属三田病院は「国際医療福祉大学三田病院」に改称しました。4月1日には、大田原キャンパスにある保健学部を保健医療学部に改称しました。大川キャンパスのリハビリテーション学部は福岡リハビリテーション学部に改称し、言語聴覚学科を開設しました。大学院では医療福祉学研究科臨床心理学専攻(修士課程)を開設しました。

  • 福岡リハビリテーション学部 言語聴覚学科

2006年 元培医事科技大学と学術交流協定を締結

台湾・新竹市にある私立元培医事科技大学と2006年10月22日、学術交流協定を締結しました。それ以来、海外保健福祉事情の研修先など、さまざまな分野での交流が活発に行われています。

2006年 薬学部6年制に移行

大田原キャンパスに2005年に開設された薬学部は06年、6年制に移行しました。豊かな人間性、判断能力、国際的な素地を持った人材育成をめざしており、私学トップクラスの国家試験合格率を実現しています。

2006年 小田原キャンパス開学

神奈川県小田原市の小田原キャンパスが2006年4月1日に開学し、8日には小田原保健医療学部の第1回入学式が行われました。看護学科、理学療法学科、作業療法学科を擁し、JR、小田急など5路線が乗り入れる小田原駅に近い交通至便なキャンパスとしてスタートしました。16年3月には近くに城内校舎も完成し、体育館、食堂、クラブハウス、グラウンド、テニスコートなどを整備し、学修環境やキャンパスライフが充実しました。

  • 小田原キャンパス
  • 2006年4月 小田原保健医療学部、第1回入学式

2006年 ベトナムの地域リハビリテーションなど支援

国際協力機構(JICA)が2006年1月から3年間行った「ベトナムにおける地域リハビリテーションおよび障害当事者エンパワメントを通じた身体障害者支援事業」に国際医療福祉大学から計29人を派遣し、講義と現地指導などを行いました。同事業はベトナムの脳血管障害や交通事故による頭部挫傷などに起因する身体障害者に、同国のチョーライ病院でリハビリテーション、社会復帰を支援するものです。チョーライ病院などの上層部のリハビリテーションに対する理解促進につながり、09年には本学がベトナム保健相から「国民の健康勲章」を受賞しました。

  • チョーライ病院にて

2005年 創立10周年記念演奏会に常陸宮同妃両殿下ご臨席

常陸宮ご夫妻ご臨席のもと、栃木県大田原市の那須野が原ハーモニーホールで2005年10月15日、大学創立10周年を記念した「東京フィルハーモニー交響楽団特別演奏会」を開催しました。指揮は大町陽一郎氏、ソプラノは臼木あい氏による演奏が行われました。

  • 2005年10月 10周年記念事業「東京フィルハーモニー交響楽団特別演奏会」開催
  • 常陸宮ご夫妻を高木邦格理事長らがお迎え

2005年 IUHWボランティアセンター設置

1997年以来、教職員で構成するボランティア委員会が中心になって推進してきた学生ボランティア活動の拠点として2005年、「IUHWボランティアセンター」を設置しました。社会福祉士資格を持つ卒業生による専任のコーディネーターがボランティアサークルの支援、個々の学生への活動相談や紹介、学内外からのボランティア依頼への対応を行っています。設置当時、栃木県内の他大学には同様の組織がなく、他大学からの相談にも応じ、国際医療福祉大学が提唱して始めた「とちぎ学生未来創造会議」は県内の学生ボランティアの交流学習の場として続いています。

  • ボランティア活動の様子

2005年 新しい熱海病院が完成

国立熱海病院を2002年に承継した「国際医療福祉大学熱海病院」の新病院が05年7月1日に完成しました。高い専門技術を持つ医療スタッフを配置し、陽電子放出断層撮影(PET-CT)や64列マルチスライスCT、胸部用血管造影(アンギオ)装置など先端医療機器を整備、遠隔画像診断を行うPACSを導入、がんに対する化学療法を行うなど、地域基幹病院としての機能を充実させています。一方で、豊かな自然と温泉に恵まれ、開放感あふれた快適な療養環境を実現しました。16年には静岡県の地域がん診療病院になり、臨床研修指定病院として若手医師育成に力を注いでいます。同県と神奈川県にまたがる熱海・伊東・湯河原地域の中核病院として、各医科大学や地元医療機関と連携を図りながら、良質で高度な医療を提供しています。

  • 国際医療福祉大学附属熱海病院の新病院
  • 2005年7月 国際医療福祉大学附属熱海病院竣工祝賀

2005年 薬学部、大川キャンパス開学

病院が拡充される一方、大学の学部では2005年4月1日、大田原キャンパスに薬学部が誕生しました。栃木県知事や県薬剤師会会長も駆けつけ、開設祝賀会が催されました。福岡県大川市に同日オープンした大川キャンパスでは9日、リハビリテーション学部(現在は福岡保健医療学部)の第1回入学式が行われました。

  • 大田原キャンパス 薬学部棟
  • 2005年4月 大田原キャンパス 薬学部開設祝賀会
  • 大川キャンパス
  • 2005年4月 リハビリテーション学部、第1回入学式

2005年 開学10周年 三田病院を開院、化学療法研究所附属病院も加わる

東京都港区の東京専売病院を継承し、2005年3月1日、「国際医療福祉大学附属三田病院」(現在は「国際医療福祉大学三田病院」)を開設しました。また同日、千葉県市川市の化学療法研究所附属病院(化研病院)を、大学の臨床医学研究センターとして継承しました。5日には「開学10周年・附属三田病院開設記念祝賀会」を開催しました。三田病院は長く地域医療を担ってきた伝統と本学の特色を融合した病院です。現在、東京都がん診療連携拠点病院、東京都指定二次救急医療機関に認定されています。化研病院は17年に「国際医療福祉大学市川病院」となり、診療・研究・教育に取り組んでいます。同年、医学部が同県成田市の成田キャンパスにできたのに伴い、医療スタッフ・診療科を充実させ、整形外科、リハビリテーション、一般外科、消化器外科など幅広い分野の治療に対応しています。

  • 2005年3月 国際医療福祉大学附属三田病院開設
  • 2005年3月 国際医療福祉大学開学10周年・附属三田病院開設記念祝賀会
  • 2005年3月 化学療法研究所附属病院を承継、大学の臨床医学研究センターとする

2004年 大学院博士課程の第1期生修了、乃木坂スクール開講

1999年に設置された大学院の博士後期課程の初めての修了式が2004年3月12日、大田原キャンパスで行われ、1期生6人の博士が誕生しました。4月1日には、大学院の豊富なリソースを広く一般にも提供する大学院公開講座「乃木坂スクール」が開設されました。平日の夕方や土曜日に行っている大学院の授業を公開するものです。当初授業を行った東京都港区の乃木坂キャンパスだけでなく、遠隔授業システムを使って大田原キャンパス、神奈川県小田原市の小田原キャンパスなどでも順次開講し、07年からはインターネット中継も行っています。政官財界などを含む外部講師にも多く登壇してもらっており、幅広いテーマを扱うだけでなく、タイムリーな情報提供も含め、最高学府による知の提供の場として、よりふさわしい講座への育成をめざしています。

  • 2004年3月 大学院博士後期課程の第1期生修了式
  • 2004 年4月 大学院公開講座「乃木坂スクール」開設

2003年 おおたわら総合在宅ケアセンター開設

大田原キャンパスの一角に2003年4月、社会福祉法人邦友会の「おおたわら総合在宅ケアセンター」を開設しました。確かな技術と万全のサポート体制を構築し、各種介護サービスを提供しています。「居宅介護支援事業所」では高齢者らのニーズに合った介護サービスプランを作成し、行政と連携を図りながら、生活の質の向上をめざしています。「おおたわらマロニエデイサービス」は通所介護やリハビリテーション、「おおたわらマロニエデイケアサービス」は通所リハビリテーションを実施しています。「おおたわらマロニエホーム」では共同生活を営むことで、認知症の症状の進行を緩やかにし、健康で明るく過ごせるよう支援を行っています。

  • おおたわら総合在宅ケアセンター

2002年 国際医療福祉病院新病院、熱海病院、新学科など相次いで設立

1998年に開設した国際医療福祉病院の新病院が2002年2月2日に開設され、8月24日に竣工記念祝賀会が行われました。また、この間の7月1日には、約90年の歴史を持つ静岡県熱海市の国立熱海病院の経営が国際医療福祉大学に移譲承継され、初の附属病院「国際医療福祉大学附属熱海病院」としてスタートしました。現在はそれぞれ、「国際医療福祉大学病院」「国際医療福祉大学熱海病院」に名称が変わっています。一方、大田原キャンパスでは4月1日に、保健学部視機能療法学科と医療福祉学部医療福祉学科介護福祉コースが開設されました。現在は保健学部が保健医療学部に、医療福祉学部の福祉学科は医療福祉・マネジメント学科に改称されています。

  • 2002年2月 国際医療福祉病院の新病院が開設
  • 2002年8月 国際医療福祉病院竣工記念祝賀会
  • 国際医療福祉大学附属熱海病院
  • 2002年7月 国立熱海病院の経営移譲に係る継承式
  • 2002年7月 国際医療福祉大学附属熱海病院開設

2001年 JICA中国リハビリテーション専門職養成プロジェクトに参画

国際協力機構(JICA)が2001年11月から5年間行った中国リハビリテーション専門職養成プロジェクトの一環として、中国リハビリテーション研究センター(CRRC)と中国・首都医科大学で、理学療法士と作業療法士の4年制大学設立と1回生が卒業するまでの教育課程の支援を国際医療福祉大学が行いました。具体的には①教員養成のため、5年間で計14人の理学療法士、作業療法士に本学大学院修士号を取得させる②本学教員を首都医科大学に派遣し、同大教員にシラバス(授業計画の大要)の作成と講義方法の支援を行いました。同プロジェクトの成功で、08年4月から、CRRCを中核として、陝西省、重慶市、チワン族自治区でのリハビリテーション人材養成の新しいモデルシステムの構築をめざした「中国中西部地区リハビリテーション人材養成プロジェクト」を5カ年計画で実施し、教員養成や派遣、遠隔システム構築などで支援しました。

2001年 大谷藤郎総長、谷修一学長就任

1995年の国際医療福祉大学開学時から学長を務めていた大谷藤郎氏は2001年10月から総長となり、2代目の谷修一学長が就任しました。10月1日に大田原キャンパスで学長交代セレモニー、11月29日には東京都港区のホテルオークラで新総長と新学長の披露会が行われました。

  • 2001年10月 大田原キャンパスでの学長交代セレモニー
  • 2001年11月 総長・学長就任披露会
  • 2001年11月 総長・学長就任披露会

2000年 国際医療福祉リハビリテーションセンター開設

大田原キャンパス内に2000年4月1日、社会福祉法人邦友会が運営し、「なす療育園」「那須療護園」「那須デイセンター」の3施設からなる「国際医療福祉リハビリテーションセンター」が開設され、8日に開所式を行いました。現在は医療型障害児入所施設/療養介護「なす療育園」と障害者支援施設「サポートハウス那須」の2施設に改組されています。「なす療育園」は重度の知的障害と重度の肢体不自由が重複している児童の健康管理、成長・発達の支援と治療などを目的としています。「サポートハウス那須」は身体に障害を持つ方の生活介護と健康管理を行い、機能訓練や余暇活動を通じた利用者の自立と社会参加の促進などを目的とする入所、通所施設です。センターでは年間2,700人の学生実習を受け入れ、人材育成にも貢献しています。

  • 2000年4月 国際医療福祉リハビリテーションセンター開所式
  • 国際医療福祉リハビリテーションセンター(なす療育園・那須療護園・那須デイセンター)

2000年 国際寄生虫対策アジアセンタープロジェクトに専門家を派遣

国際協力機構(JICA)とタイ国立マヒドン大学熱帯医学部、同国保健省感染局が共同プロジェクトとして2000年3月から5カ年計画で行った国際寄生虫対策アジアセンタープロジェクトに国際医療福祉大学からはチーフアドバイザーとして専門家を派遣しました。タイと周辺4カ国における学校保健を基盤としたマラリア・寄生虫対策推進のための人材育成と保健省、教育省、国際機関とのネットワークづくりに貢献しました。

1999年 皇族方がご視察

高円宮憲仁親王殿下が1999年11月6日、大田原キャンパスをご視察になりました。高木邦格理事長、笹沼澄子言語聴覚障害学科長らがご案内し、興味深く学内をご覧になりました。12月10日には常陸宮ご夫妻が同キャンパスをご視察になり、管理棟前で記念植樹をしていただきました。

  • 1999年11月 高円宮さまが大田原キャンパスをご視察
  • 1999年12月 常陸宮ご夫妻が大田原キャンパスご視察
  • 管理棟前で記念植樹をされる常陸宮ご夫妻

1999年 第1回卒業式と大学院の開設

国際医療福祉大学の第1回卒業式が1999年3月19日に行われ、4月1日には大学院が開設されました。この時設置されたのは、医療福祉学研究科保健医療学専攻修士課程です。2001年に同博士課程と医療福祉経営専攻修士課程、04年に同博士課程、07年に医療福祉学研究科臨床心理学専攻修士課程、09年には薬科学研究科医療・生命薬科学専攻(現在は生命薬科学専攻)修士課程、12年に薬学研究科医療・生命薬学専攻博士課程が開設されました。この間の01年、東京都、福岡市、福岡県柳川市に「大学院サテライトキャンパス」がオープンしました。18年には医学研究科公衆衛生学専攻修士課程と医学専攻博士課程ができました。

  • 1999年3月 第1回卒業式
  • 2001年4月 大学院サテライトキャンパス開設

1998年 国際医療福祉病院を開設

栃木県那須塩原市に1998年7月、「国際医療福祉病院」を開設しました。2007年2月には大学附属病院となり「国際医療福祉大学病院」に改称しました。高度化する医療に対応する布陣と最新鋭の医療機器を整備した県北地域の基幹病院となっています。同県がん治療中核病院に認められており、13年に県内で初めて手術支援ロボット「ダ・ヴィンチSi」の最新タイプを設置し、低侵襲手術を実施しているほか、14年には県北地域で初めて陽電子放射断層撮影装置(PET-CT)を導入し、質の高い医療を提供しています。また、年間5,000人を超える学生の実習を受け入れています。

  • 国際医療福祉病院

1998年 CRRCと医療協力協定締結

中国リハビリテーション研究センター(CRRC)との間で1998年10月28日、医療協力協定を締結しました。理学療法士、作業療法士を留学生として受け入れ、学費や滞在費を全額大学が負担する「フルスカラーシップ」を付与しています。留学生は日本で国家資格を取得して中国に帰国し、リハビリテーション分野の指導者として活躍しています。

1998年 那須遠隔リハビリテーションセンター開設

旧郵政省(現総務省)の通信・放送政策から発足した通信・放送機構(TAO)との連携で1996~2001年の5年間、リハビリテーション医療技術分野の発展途上にあった中国とアジア諸国に対する遠隔リハビリテーション教育を推進するプロジェクトを行いました。具体的には、大田原キャンパスに98年6月5日、「TAO那須遠隔リハビリテーションセンター」を設置し、中国リハビリテーション研究センター(CRRC)に設置された通信衛星システムを利用して、世界初の「衛星通信によるリハビリテーション教育」の実証実験を開始しました。日本側から11回、中国側から5回の教育講演が行われ、国際協力機構(JICA)の中国リハビリテーション専門職養成プロジェクトに発展しました。

1998年 国際医療福祉総合研究所創設

国際医療福祉大学と同大学院の医療・福祉に関する優れた研究リソースを活用し、学内の組織編制にとらわれない学問領域横断的な研究を行うことなどを目的に、1998年10月に国際医療福祉総合研究所が創設されました。その時々の主要なテーマを取り上げて活動しています。多くのシンポジウムを開催するほか、2004年にスタートした大学院公開講座「乃木坂スクール」をプロデュースするなどして研究の成果を広く社会に発信しています。

1998年 JICAケニア医療技術教育強化プロジェクトを支援

ケニア国立医療訓練カレッジの教育レベル向上をめざして国際協力機構(JICA)が国立保健医療科学院の協力で1998年3月から5カ年間実施した「医療技術教育強化プロジェクト」を国際医療福祉大学が支援しました。98年11月2日にケニアの首都・ナイロビで行われた同プロジェクトの中堅技術者養成研修開講式には高木邦格理事長が出席しました。全期間を通してプロジェクトリーダーを派遣したほか、学校運営、看護教育、情報技術分野の専門家を派遣し、延べ17人の研修員を本学に受け入れました。

1997年 海外研修プログラムを実施

学生からの強い要望で1997年にベトナムでのボランティア活動に数名の学生が参加したのを皮切りに毎年、夏休みや春休みを利用して約2週間の海外研修を実施しています。本学が学術交流協定を結ぶ約20の国や地域から学生が研修先を選び、異なる文化や医療福祉を体験します。現在は総合教育科目「海外保健福祉事情」となり、必修にしている学部もあります。現地では医療スタッフの指導のもと、患者さんのケアの補助を行うなど海外の医療現場に触れ、国際人として外国人との接し方を身に着けられる貴重な機会となっています。

1997年 高木理事長が訪中

高木邦格理事長は1997年6月、「アジア地域における衛星を利用した遠隔リハビリテーションシステムに関する研究開発」の事前調整会議出席のため、訪中しました。この機会に、中国共産党の最高指導者で同年2月に亡くなった鄧小平氏の長男、鄧樸方中国障害者連合会会長らと会談しました。

1997年 奨学金制度始まる

同和火災海上保険株式会社第1回奨学生認証式が1997年5月13日に開催され、国際医療福祉大学の大きな特徴の1つである奨学金制度がスタートしました。その後、同社の合併・社名変更により、「あいおいニッセイ同和損害保険株式会社奨学金」となり、毎年2年次以上の優秀学生5~6人を選び、1人年間60~180万円を給付しています。これに加え、現在では本学独自の特待奨学生制度▽医学部特待奨学生制度▽年間成績優秀賞(医学部除く)▽医学部年間成績優秀賞(以上給付)▽学生支援基金奨学金▽小田原保健医療学部看護学科AO入学者奨学金(以上貸与)が設けられています。このうち、特待奨学生制度では在学期間中の授業料の最大100%を最大462人に給付しており、ケースによっては国立大学より安い学生納付金になるなど、医療福祉の専門職をめざす学生を応援するために、さまざまな経済的サポートを実現しています。

  • 1997年5月 同和火災海上保険株式会社第1回奨学生認証式

1997年 医療福祉学部など設立

1997年4月1日、大田原キャンパスに医療福祉学部を設立しました。これと前後し、アジア有数の施設である国際医療福祉大学クリニック「言語聴覚センター」を3月3日に、同「健康管理センター」を5月1日に開設しました。2年前にスタートした保健学部と合わせ、医療福祉総合大学としての歩みが始まりました。

  • 国際医療福祉大学クリニック
  • 1996年4月 大学新校舎、大学クリニック起工式
  • 1997年5月 医療福祉学部(医療経営管理学科、医療福祉学科)および大学クリニック・言語聴覚センター開設式

1996年 カンボジアのフンセン首相が来学

1996年7月に来日したカンボジアのフンセン首相が13日、国際医療福祉大学を訪れました。開学2年目の大田原キャンパスを大谷藤郎学長らが案内しました。

1996年 山王病院を継承

1937年に東京都港区赤坂に創設された「山王病院」を96年1月に継承し、臨床医学研究センターとして、グループでは東日本初の病院がスタートしました。2000年11月には現在地に移転しています。「医療法人財団順和会」が運営する協力型臨床研修病院「山王病院」は、現在では産婦人科、整形外科、リプロダクション・婦人科内視鏡治療センターなど、幅広い診療科があり、総合病院の機能を有しています。また、09年に山王メディカルセンター、15年に山王バースセンターが近隣に設置され、連携しながら診療体制を構築しています。

  • 東京都港区の旧山王病院 1996年1月事業継承
  • 1999年1月 山王病院移転新築起工式
  • 2000年11月 山王病院の新病院が開設

1995年 開学

医療福祉専門職の養成と地位向上をめざした日本初の医療福祉大学として、1995年4月1日、栃木県大田原市に「国際医療福祉大学」を開学しました。大谷藤郎初代学長が就任し、保健学部(現在は保健医療学部)を開設しました。病気や障害を持つ人も健常な人もお互い認め合って暮らせる「共に生きる社会」の実現を建学の精神とし、「人間中心の大学」「社会に開かれた大学」「国際性を目指した大学」という3つの基本理念を掲げています。開学式と第1回入学式は同月8日に行われました。開学にあたっては、88年4月から設立に向けて調査活動を開始し、89年4月に「国際医療福祉大学設立構想委員会」が発足しました。91年9月に第1回設立準備委員会を開き、92年には財団法人国際医療福祉大学設立準備財団が文部省(現文部科学省)の認可を受け、第1回理事会を開催しました。93年に大田原市から土地の譲渡を受け、校舎の建設に着手し、94年12月には「学校法人 国際医療福祉大学」と「国際医療福祉大学」の設置が認可されました。

  • 大田原キャンパス
  • 1991年9月 第1回設立準備委員会
  • 1993年4月 大田原市との土地譲渡に関する調印式
  • 1993年11月 国際医療福祉大学起工式
  • 1994年7月 大学建設工事の様子
  • 1996年3月 大学建設工事の様子
  • 1994年12月 文部省高等教育局長より「学校法人 国際医療福祉大学」および「国際医療福祉大学」の設置認可書交付
  • 1995年4月 国際医療福祉大学開学式、第1回入学式

1990年 介護老人保健施設「マロニエ苑」開設

現在グループの拠点が多く所在する栃木県内で最初にできたのが、那須塩原市で1990年1月に竣工、10月にオープンした定員200人の大規模介護老人保健施設「マロニエ苑」です。那須の天然温泉を利用した大浴場、多目的ホールや談話室などを設備し、入所、通所リハビリテーション、通所介護、訪問看護ステーションを併設した総合ケアサービスを提供する施設としてスタートしました。94年7月には同市に、「社会福祉法人邦友会」が寝たきりや認知症で家庭では適切な介護を受けることが困難な方々にケアを提供する特別養護老人ホーム「栃の実荘」を開設しました。

  • 介護老人保健施設マロニエ苑
  • 1990年1月 介護老人保健施設マロニエ苑竣工式
  • 特別養護老人ホーム栃の実荘
  • 1994年1月 特別養護老人ホーム栃の実荘竣工式

1910年 草創期

「国際医療福祉大学・高邦会グループ」は1910年、福岡県大川市に「高木眼科医院」を開院したのを端緒に、同市の「高木病院」に代表される複数の医療福祉施設を開設したのが始まりです。1988年から、大学設立に向けた調査活動を開始しました。