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ディプロマ・ポリシー

ディプロマ・ポリシー

「学位授与の方針」(ディプロマ・ポリシー:DP)

本学大学院の課程修了及びディグリー(学位)取得にあたっては、大学の基本理念・教育理念および大学院の教育理念を踏まえ、構築した体系的カリキュラムに沿って評価を行い、本大学院教育を通して修了生にふさわしい目標が達成されているかを確認する。

本学の大学院教育は、主として国際性を備えた指導的立場に立つ高度の専門職業人の養成を目指すものであり、また、学生の要望と能力に応じて研究者の養成を行う場合があることを考慮することとしている。 このため、上記の目標が達成されているかどうかを確認することを基本目標として、各研究科において次のことが達成できた者に卒業を認定し、学位を授与する。

医療福祉学研究科のディプロマ・ポリシー(GS-HWS-DP-1~6)

医療福祉学研究科では、医療福祉の各分野における高度な研究開発能力を備え、また高度な専門技術の実践を担う人材を育成することを目的としており、教育理念を踏まえこれらの目標を学生が達成できたかを確認する。

  1. 1. 国際医療福祉大学の基本理念と教育理念とを充分に理解し、専門職業人として「共に生きる社会」の実現に貢献する強い意志を涵養できている
  2. 2. 医療福祉分野において明確に目的意識を持ち、専門職業人としての使命感、倫理観など医療プロフェッショナリズムを備え、専門分野での研究や臨床を実践できる。
  3. 3. 専門分野における幅広い知識、技能と判断力を修得し、専門職業人としての論理的思考や深い学識を養い、卓越した教育、研究あるいは臨床能力を十分に発揮できる。
  4. 4. 実践家あるいは教育・研究者としての自立性を確立でき、優れた実践能力やコミュニケーション能力と国際性を培い、指導的立場で活躍できる。
  5. 5. 所属分野が特定の修了要件を要求する場合、それを満たしている。
  6. 6. 修士および博士課程の修了要件として、①大学院学則に定める修業年限以上在学し、②授業科目について所定の単位以上を修得し、③必要な研究指導を受けた上で、修士課程においては修士論文の作成または課題研究を行い、修士論文審査(または課題研究成果の審査)および所定の試験に合格した者、博士課程においては博士学位論文の作成を行い、博士学位論文審査および所定の試験に合格した者を修了とする。

なお、高度の専門実践家の養成にあたっての学位の審査については、研究者養成の場合に要求される学術論文(の一部)に代えて、実務経験から得られた知識の集積、実際の職業活動に活用される制作物等によって評価できることとする。

医療福祉学研究科における修士論文審査基準

■ 全般基準

  1. 1. 修士論文はディプロマ・ポリシーが求める、当該分野においての研究者・教育者・専門職業人としての基本的な知識および技能を獲得したことを示す学術的価値のある内容である必要がある。
  2. 2. 修士論文は専門領域の中で、どのような位置付けがなされているかを十分に自覚しており、研究領域の中で共有される意義のある公益性を示唆するものでなければならない。
  3. 3. 修士論文は、研究テーマが当該分野において専門職業人として将来優れた貢献をなす可能性を示唆し、それに必要な論証性を有するものでなくてはならない。
  4. 4. 修士論文は研究者の倫理規範に則って適正に行われた研究に基づき作成されたものでなければならず、申請者以外の権利を不当に侵害してはならない。
  5. 5. 修士論文の作成要領については別に定める。

■ 論文内容

修士論文は原則として次の要件を満たす構成と内容とする。ただし、審査にあたり審査項目内容の選択と追加については、審査委員会に一任される。


  1. 1. 論文の題目が選択されたテーマと一致して適切であること。
  2. 2. 研究の背景が記述され、研究目的が明確であること。特に先行研究を着実に踏まえて研究を設定していること。
  3. 3. 研究における倫理的配慮に関する必要な配慮や情報が記載されていること。
  4. 4. 研究方法が詳細に記述されており、目的に沿った方法であること。
  5. 5. 研究目的と方法に従って研究成果が的確に収集されており、結果が図表などを用いて適切に提示されていること。
  6. 6. 結果の分析と解釈が的確に行われており、考察が結果の適切な解釈に基づいて行われていること。
  7. 7. 結果や結論が目的に対応して適切に導き出されており、論旨展開に一貫性が見られること。
  8. 8. 結果に新規性があり、医療福祉の分野において有用性があること。
  9. 9. 引用文献が適切に用いられていること。
  10. 10. 全体にわたり適切な文章表現が用いられており、適切な構成と完結性を有すること。
特定課題研究成果評価基準

特定課題研究は主として研究分野の実践経験あるいは実践的または理論的内容に基づいた研究であり、その研究成果は従来型の論文に比べ、直面する問題に対して現実的な解決策を構築して技術・知識の発展につながる内容である。
特定課題研究は次の要件を満たす構成と内容とする。ただし、審査にあたり審査項目内容の選 択と追加については、審査委員会に一任される。

  1. 1. 研究成果の題目が選択されたテーマと一致して適切であること。
  2. 2. 研究の背景が記述され、研究目的が明確であること。特に先行研究を着実に踏まえて研究を設定していること。
  3. 3. 研究における倫理的配慮に関する必要な配慮や情報が記載されていること。
  4. 4. 課題に適合する適切な研究方法や調査方法を選択し、関連情報を正確に把握していること。
  5. 5. 特定課題研究成果の記述(本文、図表、引用など)が適切であり、妥当な結論を導く論理構成になっていること。
  6. 6. 特定課題研究の成果の独自性を有していること。
  7. 7. 研究成果が問題点の的確な状況把握を示し、実践的問題解決能力の向上につながること。
医療福祉学研究科の博士学位論文審査基準

■ 全般基準

  1. 1. 博士学位論文はディプロマ・ポリシーが求める、当該分野においての研究者・教育者・専門職業人として卓越した専門領域における学識・能力・資質を獲得したことを的確に示す学術的内容である必要がある。
  2. 2. 博士学位論文は専門領域の中で、どのような位置付けがなされているかを十分に自覚しており、研究領域の中で共有される意義のある公益性を示唆するものでなければならない。
  3. 3. 博士学位論文は、専門分野において国際水準での高い独創性を示し、学術研究の発展に貢献をなす十分な学術的価値を有する内容である必要がある。
  4. 4. 博士学位論文は研究者の倫理規範に則って適正に行われた研究に基づき作成されたものでなければならず、申請者以外の権利を不当に侵害してはならない。
  5. 5. 博士学位論文(審査用学位論文)および副論文の条件および作成要領は別に定める。

■ 論文内容

博士学位論文は原則として次の要件を満たす構成と内容とする。ただし、審査にあたり審査項目内容の選択と追加については、審査委員会に一任される。


  1. 1. 論文の題目が選択されたテーマと一致して適切であること。
  2. 2. 研究の背景が記述され、研究目的が明確であること。特に先行研究を着実に踏まえて研究を設定しており、かつ高い新規性・独創性を有するものであること。
  3. 3. 研究における倫理的配慮に関する必要な配慮や情報が記載されていること。
  4. 4. 研究方法やプロセスに関して詳細に記述されており、目的に沿った方法であること。
  5. 5. 研究目的と方法に従って研究成果が的確に収集されており、結果が図表などを用いて適切に提示されていること。
  6. 6. 結果の分析と解釈が的確に行われており、考察が結果の適切な解釈に基づいて行われていること。
  7. 7. 結果や結論が目的に対応して適切に導き出されており、論旨展開に一貫性が見られること。
  8. 8. 結果に新規性があり、医療福祉の分野において普遍性および有用性があること。
  9. 9. 引用文献が適切に用いられていること。
  10. 10. 全体にわたり適切な文章表現が用いられており、高いレベルで適切な構成と完結性を有すること。

薬学研究科のディプロマ・ポリシー(GS-P-DP-1~5)

  1. 1. 国際医療福祉大学の基本理念と教育理念とを充分に理解し、薬学研究者・教育者あるいは高度専門職業人として「共に生きる社会」の実現に貢献する強い意志を有している。
  2. 2. 薬学研究者・教育者あるいは高度専門職業人としての使命感・倫理観などのプロフェッショナリズムを備え、特にがんや感染症、精神疾患領域における国際的なレベルの薬学研究を実践し、専門性の高い薬剤師資格を取得できる。
  3. 3. 薬学研究の進展に対応した幅広い知識、マネジメント能力及びリーダーシップを持ち、大学や企業を始めとする国内外の薬学研究機関や医療機関等で活躍できる能力を有する。
  4. 4. 実務家あるいは教育・研究者としての自立性を有し、薬学分野での深い学識、コミュニケーション能力と国際性を持ち、指導的立場で活躍し、かつ科学的思考力を基に質の高い薬学研究を遂行できる。
  5. 5. 博士課程の修了要件として①大学院学則に定める修業年限以上在学し、②授業科目について所定の単位以上を要領し、③必要な研究指導を受けた上で、博士学位論文の作成を行い、博士学位論文審査および所定の試験に合格した者を修了とする。
薬学研究科の博士学位論文審査基準

■ 全般基準

  1. 1. 博士学位論文はディプロマ・ポリシーが求める、当該分野においての薬学研究者・教育者あるいは高度専門医療人としての卓越した学識・能力・資質を発揮できることを、明確に示す質の高い薬学研究内容である必要がある。
  2. 2. 博士学位論文は、薬学専門分野においてリーダーシップを発揮できる 国際的なレベルでの高い独創性を示し、学術研究の発展に貢献をなす学問的将来性と十分な学術的価値を有する内容である必要がある。
  3. 3. 博士学位論文は専門領域の中で、どのような位置付けがなされているかが明確に示され、科学的思考力を基に薬学研究者あるいは高度専門医療人としての社会に有意義な活動を行える意義のある公益性を有していなければならない。
  4. 4. 博士学位論文は、薬学研究者あるいは高度専門医療人としての強い使命感、倫理観に基づき施行され、倫理規範に則って適正に行われた研究に基づき作成されたものでなければならず、申請者以外の権利を不当に侵害してはならない。
  5. 5. 博士学位論文(審査用学位論文)および副論文の条件および作成要領は別に定める。

■ 論文内容

博士学位論文は原則として次の要件を満たす構成と内容とする。ただし、審査にあたり審査項目内容の選択と追加については、審査委員会に一任される。


  1. 1. 論文の題目が選択されたテーマと一致して内容を適切に表現していること。
  2. 2. 研究課題の科学的重要性や背景などにつき適切に論述されていること。特に関連領域に関する先行研究を引用しつつ研究の意義が明確に論述されていること。
  3. 3. 研究背景を踏まえ研究の目的が明確に設定されていること。特に研究の新規性や独創性に関して明確にされていること。
  4. 4. 研究の内容は、研究倫理や関連する法令を遵守していること。
  5. 5. 研究方法やデータ解析方法が正確に詳述されており、目的に沿った方法であること。研究結果を再現できるだけの具体的な情報を含んでいること。
  6. 6. 研究目的と方法に従ってデータが的確に収集されており、成績が図表などを用いて適切に示されていること。
  7. 7. データの分析と解釈を正確かつ詳細に記載しており、考案が成績の適切な解釈に基づいて行われていること。
  8. 8. 結果や結論が目的に対応して適切に導き出されており、論旨展開に一貫性が見られること。本研究によって何が明らかになったかを論理的に論述しており、その学術的価値が明確に示されていること。
  9. 9. 引用文献が適切に用いられていること。
  10. 10. 全体にわたり適切な文章表現が用いられており、適切な構成と完結性を有すること。

薬科学研究科のディプロマ・ポリシー(GS-PS-DP-1~5)

  1. 1. 国際医療福祉大学の基本理念と教育理念とを充分に理解し、薬学研究者・教育者あるいは高度専門職業人として「共に生きる社会」の実現に貢献する強い意志を有している。
  2. 2. 薬学研究者・教育者あるいは専門薬剤師等の高度専門職業人としての使命感・倫理観などのプロフェッショナリズムを備え、国際的なレベルの基礎薬学、生命薬学分野などの薬学研究を実践できる。
  3. 3. 生命薬学分野では、薬理学、ゲノム分子生物学等のライフサイエンスを中心に、医薬品合成・薬理活性物質の検索・医薬品の分析・健康と衛生等、薬学研究における最先端の研究を実施できる。
  4. 4. 医療薬学分野では、「がん薬物療法認定薬剤師」あるいは「がん専門薬剤師」をはじめとする専門薬剤師認定のための要件の修得やチーム医療や地域医療の発展につながる薬学研究を実施できる。
  5. 5. 修士課程の修了要件として①大学院学則に定める修業年限以上在学し、②授業科目について所定の単位以上を修得し、③必要な研究指導を受けた上で、修士論文の作成を行い、修士論文審査および所定の試験に合格した者を修了とする。
薬科学研究科の修士論文審査基準

■ 全般基準

  1. 1. 修士論文はディプロマ・ポリシーが求める、当該分野においての薬学研究者、教育者あるいは高度専門医療人としての基本的な知識、技能およびその応用能力を獲得したことを示す学術的価値を有する内容である必要がある。
  2. 2. 修士論文は、研究テーマが当該分野において専門医療人としての優れた貢献をなす可能性を示唆し、それに必要な論証性を有する意義あるものでなくてはならない。
  3. 3. 修士論文は専門領域の中で、どのような位置付けがなされているかが明確に示され、薬学研究者あるいは高度専門医療人として社会に有意義な活動を行える可能性を備えることを示さなければならない。
  4. 4. 修士論文は、薬学研究者あるいは高度専門医療人としての強い使命感、倫理観に基づき施行され、倫理規範に則って適正に行われた研究に基づき作成されたものでなければならず、申請者以外の権利を不当に侵害してはならない。
  5. 5. 修士論文の作成要領については別に定める。

■ 論文内容

修士論文は原則として次の要件を満たす構成と内容とする。ただし、審査にあたり審査項目内容の選択と追加については、審査委員会に一任される。


  1. 1. 論文の題目が選択されたテーマと一致して内容を適切に説明していること。
  2. 2. 研究の背景が適切に記述され、研究目的が明確に記載されていること。特に関連の先行研究を適切に引用して設定していること。
  3. 3. 研究の内容は、研究倫理や関連する法令を遵守していること。
  4. 4. 研究方法が詳細に記述されており、目的に沿った方法であること。研究結果を再現できるだけの具体的な情報を含んでいること。
  5. 5. 研究目的と方法に従ってデータが的確に収集されており、成績が図表などを用いて適切に示されていること。修士課程在籍中に得られた関連する研究結果を詳細に記載していること。
  6. 6. データの分析と解釈を正確かつ詳細に記載しており、考案が成績の適切な解釈に基づいて行われていること。
  7. 7. 結果や結論が目的に対応して適切に導き出されているおり、論旨展開に一貫性が見られること。本研究によって何が明らかになったかを論理的に論述していること。
  8. 8. 引用文献が適切に用いられていること。
  9. 9. 全体にわたり適切な文章表現が用いられており、適切な構成と完結性を有すること。

医学研究科のディプロマ・ポリシー(GS-M&PH -DP-1~6)

医学研究科では、医学の分野における高度な研究能力を備え、また高度専門技術の実践又は研究開発を担い、幅広く医療関連分野で活躍できる人材を育成することを目的としており、教育理念を踏まえこれらの目標を院生が達成できたかを確認する。


  1. 1. 国際医療福祉大学の基本理念と教育理念とを充分に理解し、医学研究者・教育者あるいは高度専門職業人として「共に生きる社会」の実現に貢献する強い意志を有している。
  2. 2. 医学分野において明確に目的意識を持ち、医学研究者・教育者あるいは高度専門職業人としての使命感・倫理観などのプロフェッショナリズムを備え、国際的なレベルの医学研究を実践できる。
  3. 3. 専門分野における幅広い知識、技能と判断力を修得し、専門医療人としての論理的思考や深い学識を養い、卓越した教育、研究あるいは臨床能力を十分に発揮できる。
  4. 4. 専門医療人としての自立性を確立でき、医学研究の国際化に対応した卓越した医学能力とコミュニケーション能力・マネジメント能力及びリーダーシップを持ち、国内外の医学研究機関等で活躍できる能力を有する。
  5. 5. 広い教養と寛容な精神を兼ね備えた上で医学研究または高度専門職に必要なサイエンスとアートを修得し、科学的思考力を基に質の高い医学研究または患者診療を遂行できる。さらに専門医学分野に関する学問的創造性に貢献できる能力の涵養と指導的な役割を発揮できる。
  6. 6. 修士および博士課程の修了要件として、①大学院学則に定める修業年限以上在学し、②授業科目について所定の単位以上を習得し、③必要な研究指導を受けた上で、修士課程においては修士論文の作成を行い、修士論文審査および所定の試験に合格した者、博士課程においては博士学位論文の作成を行い、博士学位論文審査および所定の試験に合格した者を修了とする。

医学研究科における修士論文学位審査基準及び博士学位論文審査基準について次に示す。


医学研究科の修士論文審査基準

■ 全般基準

  1. 1. 修士論文はディプロマ・ポリシーが求める、当該分野においての医学研究者、教育者あるいは高度専門職業人としての基本的な知識、技能およびその応用能力を獲得したことを示す学術的価値を有する内容である必要がある。
  2. 2. 修士論文は、研究テーマが当該分野において専門医療人としての優れた貢献をなす可能性を示唆し、それに必要な論証性を有する意義あるものでなくてはならない。
  3. 3. 修士論文は専門領域の中で、どのような位置付けがなされているかが明確に示され、医学研究者あるいは高度専門職業人としての社会に有意義な活動を行える可能性を備えることを示さなければならない。
  4. 4. 修士論文は、医学研究者あるいは高度専門職業人としての強い使命感、倫理観に基づき施行され、倫理規範に則って適正に行われた研究に基づき作成されたものでなければならず、申請者以外の権利を不当に侵害してはならない。
  5. 5. 修士論文の作成要領については別に定める。

■ 論文内容

修士論文は原則として次の要件を満たす構成と内容とする。ただし、審査にあたり審査項目内容の選択と追加については、審査委員会に一任される。


  1. 1. 論文の題目が選択されたテーマと一致して内容を適切に説明していること。
  2. 2. 研究の背景が適切に記述され、研究目的が明確に記載されていること。特に関連の先行研究を適切に引用して設定していること。
  3. 3. 研究の内容は、研究倫理や関連する法令を遵守していること。
  4. 4. 研究方法が詳細に記述されており、目的に沿った方法であること。研究結果を再現できるだけの具体的な情報を含んでいること。
  5. 5. 研究目的と方法に従って研究成果が的確に収集されており、結果が図表などを用いて適切に示されていること。修士課程在籍中に得られた関連する研究結果を詳細に記載していること。
  6. 6. 結果の分析と解釈を正確かつ詳細に記載しており、考案が結果の適切な解釈に基づいて行われていること。
  7. 7. 結果や結論が目的に対応して適切に導き出されているおり、論旨展開に一貫性が見られること。本研究によって何が明らかになったかを論理的に論述していること。
  8. 8. 結果に新規性があり、医学の分野において普遍性および有用性があること。
  9. 9. 引用文献が適切に用いられていること。
  10. 10. 全体にわたり適切な文章表現が用いられており、適切な構成と完結性を有すること。

特定課題研究成果評価基準

特定課題研究は主として研究分野の実践経験あるいは実践的または理論的内容に基づいた研究であり、その研究成果は従来型の論文に比べ、直面する問題に対して現実的な解決策を構築して技術・知識の発展につながる内容である。
特定課題研究は次の要件を満たす構成と内容とする。ただし、審査にあたり審査項目内容の選 択と追加については、審査委員会に一任される。


  1. 1. 研究成果の題目が選択されたテーマと一致して適切であること。
  2. 2. 研究の背景が記述され、研究目的が明確であること。特に先行研究を着実に踏まえて研究を設定していること。
  3. 3. 研究における倫理的配慮に関する必要な配慮や情報が記載されていること。
  4. 4. 課題に適合する適切な研究方法や調査方法を選択し、関連情報を正確に把握していること。
  5. 5. 特定課題研究成果の記述(本文、図表、引用など)が適切であり、妥当な結論を導く論理構成になっていること。
  6. 6. 特定課題研究の成果の独自性を有していること。
  7. 7. 研究成果が問題点の的確な状況把握を示し、実践的問題解決能力の向上につながること。
医学研究科の博士学位論文審査基準

■全般基準


  1. 1. 博士学位論文はディプロマ・ポリシーが求める、当該分野においての医学研究者・教育者あるいは高度専門医療人としての卓越した学識・能力・資質を発揮できることを、明確に示す質の高い医学研究内容である必要がある。
  2. 2. 博士学位論文は、医学専門分野においてリーダーシップを発揮できる国際的なレベルでの高い独創性を示し、学術研究の発展に貢献をなす学問的将来性と十分な学術的価値を有する内容である必要がある。
  3. 3. 博士学位論文は専門領域の中で、どのような位置付けがなされているかが明確に示され、科学的思考力を基に医学研究者あるいは高度専門医療人としての社会に有意義な活動を行える意義のある公益性を有していなければならない。
  4. 4. 博士学位論文は、医学研究者あるいは高度専門医療人としての強い使命感、倫理観に基づき施行され、倫理規範に則って適正に行われた研究に基づき作成されたものでなければならず、申請者以外の権利を不当に侵害してはならない。
  5. 5. 博士学位論文(審査用学位論文)および副論文の条件および作成要領は別に定める。

■論文内容

博士学位論文は原則として次の要件を満たす構成と内容とする。ただし、審査にあたり審査項目内容の選択と追加については、審査委員会に一任される。


  1. 1. 論文の題目が選択されたテーマと一致して内容を適切に表現していること。
  2. 2. 研究課題の科学的重要性や背景などにつき適切に論述されていること。特に関連領域に関する先行研究を引用しつつ研究の意義が明確に論述されていること。
  3. 3. 研究背景を踏まえ研究の目的が明確に設定されていること。特に研究の新規性や独創性に関して明確にされていること。
  4. 4. 研究の内容は、研究倫理や関連する法令を遵守していること
  5. 5. 研究方法やデータ解析方法が正確に詳述されており、目的に沿った方法であること。研究結果を再現できるだけの具体的な情報を含んでいること。
  6. 6. 研究目的と方法に従って研究成果が的確に収集されており、データが図表などを用いて適切に示されていること。
  7. 7. データの分析と解釈を正確かつ詳細に記載しており、考案が結果の適切な解釈に基づいて行われていること。
  8. 8. 結果や結論が目的に対応して適切に導き出されており、論旨展開に一貫性が見られること。本研究によって何が明らかになったかを論理的に論述しており、それが明確に示されていること。
  9. 9. 結果に新規性があり、医学の分野において普遍性および有用性があること。
  10. 10. 引用文献が適切に用いられていること。
  11. 11. 全体にわたり適切な文章表現が用いられており、高いレベルで適切な構成と完結性を有すること。