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ミャンマー保健スポーツ省と医学部奨学金制度で調印

 2016年9月16日、国際医療福祉大学はミャンマー保健スポーツ省と、成田市に2017年4月に新設する医学部に優秀なミャンマー人学生が留学するための特別奨学金制度設置についての合意書を締結しました。

 成田キャンパス内で開かれた調印式では、ミャンマー政府のミン・トゥエ保健スポーツ相と本学の高木邦格理事長が合意書に署名しました。同制度では、保健スポーツ省が推薦する学生を本学が最終選考。合格者2名までに対し、本学医学部を卒業するまでの6年間、入学金や授業料、教材費、生活費など1人当たり計3,000万円の奨学金を供与します。ミャンマー側からはさらに、同国教育省が推薦する学生から2名を選抜し、同様の奨学金を与える予定です。

 この制度は、ミャンマー人学生が本学医学部で学び、日本の医師免許を取得、本学関連病院などで高度な医療技術を習得するため臨床経験を積んだ後にミャンマーに帰国し、保健医療分野で母国の発展に寄与することを目的としています。

 ミン・トゥエ保健スポーツ相は調印式後、「このような温かい援助をいただき、心の底から喜んでいます。これを機にミャンマーと国際医療福祉大学およびグループの関連病院との関係が一層、深まることに願っています」と本学に感謝の意を表明しました。これに対して、高木理事長は「新設医学部の卒業生がミャンマーで活躍され、医療事情の向上にお役に立てるなら、とても光栄なことです。今回の調印を励みに、世界水準を上回る医学教育にまい進していきたい」と述べました。

 本学が来年4月、成田国際空港の近くに新設する医学部では、1学年の定員140名のうち、アジア各国などから優秀な留学生20名を受け入れ、アジアの医学界に貢献できる人材を育成する計画です。今回のミャンマー人留学生に対する奨学金はその計画の一環であり、本学ではすでにベトナムとモンゴルの留学生計7名を選考、医学部奨学金を与えることを決めています。今後、カンボジアやインドネシアなどアジアの他の国々でも現地の政府・大学と協力し、同様の制度を始める予定です。

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