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ベトナムの2大学と特別奨学金制度に関する覚書を締結しました

 本学はハノイで6月3日、ハノイ医科大学(HMU)・ホーチミン市医科薬科大学(UMP HCMC)・およびベトナム保健省と、成田市に2017年4月新設予定(設置認可申請中)の医学部に優秀なベトナム人学生が留学するための特別奨学金制度設置についての覚書を締結しました。

 HMU構内で開かれた調印式では、本学の大友邦学長とHMUのグエン・ドゥック・ヒン学長、UMP HCMCのチャン・ジェプ・トゥアン学長が、ベトナム政府のグエン・ティ・キム・ティエン保健相の立会いのもと覚書に署名しました。同制度では、ベトナム側が推薦する学生を本学が最終選考し、合格者5名までに対し本学医学部を卒業するまでの6年間、入学金や授業料、教材費、生活費など1人当たり計3,000万円の奨学金を供与します。この制度は、留学生が日本の医師免許を取得し、高度な医療技術を習得するため本学関連病院などで臨床経験を積んだ後、ベトナムに帰国し、保健医療分野で母国の発展に寄与することを目的としています。

 調印式には、本学の高木邦格理事長や深田博史・駐ベトナム日本大使、ベトナム教育訓練省関係者も出席しました。ティエン保健相は調印式前のスピーチで「ベトナムの優秀な学生に日本で学ぶ機会を与えていただき、ありがたい」と本学に感謝の意を表明しました。高木理事長は「このプログラムが成功し、優秀な学生が将来、ベトナムで医療分野のリーダーとして活躍することを夢見ています」と述べました。

 本学が来年4月、成田国際空港の近くに新設を予定している医学部では、1学年の定員140名の中、アジア各国などから優秀な留学生20名を受け入れ、母国の医療分野で将来指導的役割を果たせる人材を育成します。

 今回のベトナム人留学生に対する奨学金はその計画の一環であり、本学は今後、モンゴルやインドネシアなどアジアの他の国々でも現地の大学と協力、同様の医学部留学生奨学金制度を始めることを検討しています。


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