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成田市に新設する医学部の起工式を行い、校舎の工事が始まりました

国際医療福祉大学が千葉県成田市に新設を計画している医学部の起工式が、きょう(1月12日)現地で行われ、校舎の工事が始まりました。成田市公津の杜の医学部建設予定地で行われたきょうの起工式には、地元の成田市と市議会、地域の住民の代表、金融機関の関係者など約120人が出席しました。式で安全を祈願した後、成田市の小泉市長が「医学部と附属病院が新設されることによって成田市の活性化と地域医療の拡充につながることを大いに期待しています。市としてもできる限り協力したいと思います」と挨拶しました。また、本学の高木邦格(くにのり)理事長は「市民の皆さまに国際医療福祉大学があってよかったと感じていただけるような、世界的な医学部をつくる所存です。地域と一体となった教育・医療・学術の一大拠点をめざしたいと思っております」と挨拶しました。

本学の医学部新設計画は、成田市と共同で「国際医療学園都市構想」を提案し、国家戦略特区の事業として去年11月、政府に認められました。新設する医学部では、国際性豊かな医学教育のモデル事業を行って高い診療能力を身につけた人材を育成し、海外での医療協力などに貢献します。また、東京オリンピック・パラリンピックの開かれる平成32年には成田市に600床規模の国際的な附属病院を開設する計画です。

本学は現在、教員の採用やカリキュラムなどの準備を進めており、今年3月に医学部の設置を文部科学大臣に申請、夏ごろの認可をめざします。計画通り平成29年4月に開学できるよう取り組んで参ります。

また、医学部の開学に先だって、予定地の隣には既に成田看護学部と成田保健医療学部の2学部5学科の校舎(入学定員340人)が完成しています。本学の5つめのキャンパスとして、今年4月には新入生を迎えることになっています。

平成28年1月12日

国際医療福祉大学

鍬入の儀
(左より、高木理事長、北島学長、矢﨑総長)


高木理事長

本学の医学部新設計画が国家戦略特区の事業として認定されました

国家戦略特別区域の成田市への医学部新設について、学校法人 国際医療福祉大学は平成27年11月18日、事業の実施主体となるため応募しました。11月26日に開かれた国家戦略特別区域会議の結果、「国際医療福祉大学が設置認可を受けた上で、国際的な医療人材を育成するための医学部を平成29年4月に開設する」という内容を盛り込んだ区域計画案が決定されました。翌11月27日、政府の国家戦略特別区域諮問会議が開かれ、この区域計画が内閣総理大臣によって認定されました。本学が成田市と共同で進めてきた国際的な医学部新設計画が、特区の事業として認められたことになります。
本学による医学部新設の目的は、本年7月31日に内閣府・文部科学省・厚生労働省が示した「国家戦略特別区域における医学部新設に関する方針」に即し、グローバルスタンダードに対応した国際性豊かな医学教育のモデル事業を行い、感染症への対応を含む、高い総合的な診療能力を身につけた医療人材を育成することです。カリキュラムの特徴として▼診療参加型臨床実習を2年を超えて行う ▼世界最大級の医学教育シミュレーションセンターを活用して授業を行う ▼大多数科目で英語による授業を行う等徹底した語学教育を実施すること、等を計画しています。また成田市内に600床の医学部附属病院を開設する計画です。(これらの計画の詳細は、応募の際に提出した資料「東京圏 国家戦略特別区域会議の構成員の応募について」をご参照願います)
本学としましては今後、平成28年1月に医学部校舎の本工事を着工するとともに、カリキュラムの検討や教員採用などの準備を進め、医学部の設置認可を受けた上で計画通り平成29年4月に開学できるよう、鋭意取り組んで参ります。

平成27年11月27日

国際医療福祉大学

第1回「国際医療福祉大学医学部設置諮問委員会」開催について

国家戦略特区における医学部設置につきましては、既にお知らせしました通り、平成27年7月31日、内閣府・文部科学省・厚生労働省が提案しました「国家戦略特別区域における医学部新設に関する方針」(以下、方針)を東京圏区域会議「成田市 分科会」が承認し、千葉県成田市に新設する方針が決定しました。
事業者の決定はこれからですが、医学部新設を目指している本学は、この方針の決定を踏まえ、これまで学内で検討してきました医学部新設の構想に対し、外部の医学教育の専門家から意見をお聞きする「国際医療福祉大学医学部設置諮問委員会」を発足いたしました。
同委員会は、学長、医学部長、病院長を中心に20名で構成され(国際医療福祉大学医学部設置諮問委員会名簿[PDF])、座長を自治医科大学 学長の永井良三先生に、副座長を慶應義塾大学病院 病院長の竹内勤先生にご就任いただきました。 第1回目は9月12日(土)に開催し、本学医学部設置準備委員会委員長の天野大学院長から、国家戦略特区の医学部に求められている「国際的な医療人材の育成」のため、どのような医学部を設置するかの説明があり、その後意見交換となりました。 意見交換の中では、英語の授業をどの程度導入するのか、国際性の高いカリキュラムについていける学生やそのカリキュラムを実践できる教員の確保はどうするのか、地域医療との関係をどうするのか、海外のどの国と連携を図っていくのかなど、様々な論点に対し活発な議論が展開され、最後に、永井座長より、「この医学部ができることで日本の医学教育が変わることを期待する」との発言で閉会となりました。 いただきました意見等につきましては、10月下旬に開催する医学部設置準備委員会で検討します。(2015年10月31日に第1回準備委員会を開催。国際医療福祉大学医学部準備委員会名簿[PDF])準備委員会は、医科大学で教育経験のある学内教員と全国の医科大学の教授など50~60名で構成し、カリキュラムの内容について各先生の専門領域を踏まえたご意見をいただきます。なお、諮問委員会および準備委員会は、来年3月までに適時開催する予定です。

平成27年10月6日

国際医療福祉大学医学部設置準備委員会

「国家戦略特区における医学部新設の方針」について

国家戦略特区における医学部は、国家戦略特区東京圏区域会議の「成田市 分科会」で具体的に検討されてきました。第1回は平成26年12月17日に開催され、本学からは「「国際医療学園都市構想」における医学部の概要[PDF]」を提出し、高い総合的な診療能力を身につけ、国内外で活躍できる医師を育成するための医学部の特徴等を説明いたしました。
その後、第2回(平成27年2月9日)、第3回(平成27年6月11日)と検討を重ね、第4回(平成27年7月31日)では、内閣府、文部科学省、厚生労働省より「国家戦略特別区域における医学部新設に関する方針[PDF]」が提示され、その会議上で承認・決定されました。同方針によりますと、国家戦略特区における医学部は、国内外の優れた医師を集め、最高水準の医療を提供できる、世界最高水準の「国際医療拠点」をつくるという国家戦略特区の趣旨を踏まえた、国際的な医療人材を育成するためのものです。
医学部を設置する大学の決定はこれからですが、本学が選定されるよう、方針にしたがい鋭意準備を進めております。

平成27年8月1日

国際医療福祉大学医学部設置準備委員会

国家戦略特区「国際医療学園都市構想」について

本年8月、政府は大胆な規制改革等を実行することにより、日本の経済成長に大きなインパクトを与える「国家戦略特区」の募集を行いました。 本学は千葉県成田市と共同して、「医療」と「大学・大学院教育」をキーワードに、経済成長および国際貢献に寄与する国家戦略特区として「国際医療学園都市構想 [PDF] 」を9月10日に提案いたしました。
同構想には、本学がこれまで検討を重ねてきた医学部新設の他(下段参照)、国際都市成田にふさわしく、外国人の患者様に対しても快適な医療環境を提供できる病院、外国人介護スタッフを一定数以上配置した介護施設、製薬会社・医療機器メーカー・他大学とも協力しながら医療スタッフや医用工学研究者等が医療技術の研修を行うトレーニングセンターの設置、等が含まれています。 新設の医学部は、地域の中核的病院における臨床医を中心に、一部海外援助を担う医師も養成いたします。また、なるべく多くの学生に門戸を開くべく、授業料は6年間で1,800万円程度とし、日本の私立大学の医学部で最も低い授業料をめざします。

平成25年10月11日

国際医療福祉大学医学部設置準備委員会

国際医療学園都市構想の概要 [PDF]

国際医療学園都市構想の提案書 [PDF]



本学の医学部設置計画について

国際医療福祉大学は、様々な医療福祉専門職の育成とその地位向上とをめざし、平成7年の開学以来、高い技術と知識、優れた人間性とを兼ね備えた医療福祉人材の育成を行ってまいりました。 (国際医療福祉大学 教員のご紹介 [PDF]) 現在、6学部16学科、大学院まで含めると約6,200人の学生を擁するまでとなり、全国の医療福祉の現場で活躍する卒業生も、すでに1万人を超えております。

お蔭さまで、各種国家試験の合格率についても毎年高い水準を維持しており、サンデー毎日、プレジデント等各誌において、平成22年春の就職率全国第1位の大学と報じられました。 また、全国に5つの附属病院を有し、各分野において日本の医学を代表するレベルの著名な医師が数多く教育・臨床にあたっております。 (国際医療福祉大学 医師のご紹介 [PDF]

さて、すでにご存知のとおり、ここ数年わが国の医師不足は、年々深刻さを増しており、「医療崩壊」とまでよばれる状況は一向に改善をみていません。医師不足問題の解決は、単に医師養成数を増加させればいいわけではなく、病院崩壊が叫ばれる中で、チーム医療のリーダーとしての資質を持った医師を養成するためには、どのような新しい医学教育が必要かというところからの議論が必要です。

このため、本学では、平成19年から医学教育制度についての勉強会を開始し、平成22年には学内組織として医学部設置準備委員会を発足させ、今求められている新しい医学部とはどういうものか、また、本学が医学部を設置するとすればどのようなものにするべきかについて検討を重ねてきました。

本学が構想する医学部とは、高い総合的な診療能力を身につけた医師の育成を目標としています。また、学費水準についても一般家庭からでも十分に進学が可能な医学部をつくるべきであると考えています。

本学がこれまでに培ってきた医療福祉の総合大学としての実績と、5つの附属病院や数多くの関連施設を最大限に活用することで、私たち国際医療福祉大学は、一大学でチーム医療を完結させられる医学部の最初のモデル校を築きあげることができるものと確信しております。ここにその基本的な考え方を公表し、世の中の関係者のご理解とご支援を仰ぐものです。

平成23年1月18日

国際医療福祉大学医学部設置準備委員会

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