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第29回あいおいニッセイ同和損害保険奨学生認証式

第29回「あいおいニッセイ同和損害保険奨学生認証式」が6月26日(火)、あいおいニッセイ同和損害保険の本社(東京都渋谷区)で行われました。昨年に続き今年度も奨学生9人全員が対面式での参加となり、同社の新納(にいろ)啓介社長から認証状を手渡されました。

認証式で、新納社長からは「奨学生として認証された皆さん、誠におめでとうございます。皆さんの大変立派な決意表明に勇気をもらいました。皆さんのめざす医療福祉分野は人々の命や暮らしに直結する尊い仕事であると思います。高齢化が進む時代に、皆様のような若者が医療・福祉の道を志してくれるのは、日本のみならず、グローバル社会にとって何よりの希望です」という激励の言葉が贈られました。

鈴木康裕学長は、あいおいニッセイ同和損害保険の長年にわたる支援に感謝の意を表した上で「建学の精神である『共に生きる社会の実現』を目標に、チーム医療・チームケアに貢献し、真の国際性を身に付けた医療人をこれからも養成してまいります。医療福祉系大学は実習も多く大変忙しい日々を過ごしている学生が多いのですが、ここにいる奨学生の皆さんは、御社からのあたたかいご支援のおかげで、学業に専念できることと思います。本学も御社のご恩に報い、次の30年も着実に歩んでまいりたいと思います」と述べました。

認証式参加者全員で記念撮影

奨学生を代表して2人の決意表明を以下にご紹介します。(一部抜粋)

「奨学生にお選びいただいたことで、経済面で安心して勉学に励むことができます。小学生のころからバレーボールを続けており、捻挫などのケガで検査を受ける機会が多くありました。その際に診療放射線技師の方に親身に対応していただき、放射線技師に憧れを抱くようになりました。放射線診療に必要な正確な知識と技術を豊富に身に付け、検査を安心して受けていただけるような診療放射線技師になれるよう日々努力していきたいと思います。」(成田保健医療学部放射線・情報科学科2年 須合 陽香さん)

「私は4人兄弟の末っ子として育ち、経済的に余裕がないなかで育ってきました。現在は1人暮らしのため日々の生活も自身で管理していますが、少しずつ専門的な学びや実習が増えるなかで、時間的にも体力的にも不安に思うことが増えてきました。そうしたなかでこのたびの奨学金をいただいたこと、そして応援してくださる方々への感謝を忘れず、これまで以上に勉強や実習を頑張っていきたいです。将来は、患者様に心身ともに寄り添える理学療法士になりたいと思います。」(小田原保健医療学部理学療法学科2年 境 里玖斗さん)

 

あいおいニッセイ同和損害保険奨学金制度とは

この奨学金制度は、あいおいニッセイ同和損害保険の前身である同和火災海上保険が、医療福祉分野を支える有為な専門職の育成をめざす本学の趣旨に賛同し、創立100周年記念事業の一環として1996年に創設されました。1997年度から奨学金の授与が始まり、奨学生の総数は2022年までに253名を数え、奨学金の総額は5億3,000万円に上ります。