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第28回あいおいニッセイ同和損害保険奨学生認証式

第28回「あいおいニッセイ同和損害保険奨学生認証式」が6月25日(火)、あいおいニッセイ同和損害保険の本社(東京都渋谷区)で行われました。昨年に続き今年度も奨学生7人全員が対面式での参加となり、同社の新納(にいろ)啓介社長から認証状を手渡されました。

奨学生ほか参加者全員で記念撮影

認証式参加者全員で記念撮影

この奨学金制度は、あいおいニッセイ同和損害保険の前身である同和火災海上保険が、医療福祉分野を支える有為な専門職の育成をめざす本学の趣旨に賛同し、創立100周年記念事業の一環として1996年に創設されました。1997年度から奨学金の授与が始まり、奨学生の総数は2022年までに246名を数え、奨学金の総額は5億1,000万円に上ります。

認証式の締めくくりに、新納社長から「奨学生として認証された皆さん、おめでとうございます。今日は皆さん1人ひとりから直接心のこもった力強い決意表明をお聞かせいただき、本当にうれしく思っております。
皆さんのめざす医療福祉分野は社会の安定、発展にかかせない分野です。これは、人々の生活を支え、安全安心を守る我々損害保険会社とも相通ずるものがあると思います。国際医療福祉大学で学びを得て、医療福祉分野で実際に活躍できるようになるまでは決して簡単な道のりではないとは思いますが、その先の未来には多くの人々の生活を支えるプロフェッショナルとしての喜びや充足感が必ずみなさんを待っています。社会を支える同じ仲間として最大限のエールを送らせていただきますので、ともに挑戦していきましょう」と激励の言葉が贈られました。

鈴木康裕学長は、あいおいニッセイ同和損害保険の長年にわたる支援に感謝の意を表した上で「1995年開学の本学は、来年2025年に30周年を迎えます。建学の精神である『共に生きる社会の実現』をめざし、これからも多職種連携を修得し、真の国際性を身に付けた医療人を養成してまいります。御社のご恩に報いながら、次の30年も歩んでまいりたいと思います」と述べました。

奨学生の決意表明は次の通りです。

「病気や怪我で苦しんでいる方々の心の拠り所となれるような薬剤師をめざしています。日々勉学に励むのはもちろん、多くの方々に支えられているからこそこうして夢を追うことができているということを心に留めて、これからの大学生活をよりよいものにしていきたいです」(薬学部薬学科2年 小林 亜梨咲さん)

「将来はスポーツの現場で活躍できる理学療法士になりたいと考えております。私自身スポーツでの怪我を理学療法士の方に治療していただいた経験から、スポーツ選手を医療で支えていきたいと思うようになりました。多くの患者様の支えとなれるよう日々努力し、さまざまな経験をしながら成長したいです」(保健医療学部理学療法学科2年 山梨 百恵さん)

「放射線の検査によって祖父の病気を見つけることができたことがきっかけで、診療放射線技師という職業に魅力を感じるようになりました。将来は医師が適切に診断できるよう撮影を行い、読影を補助することでさまざまな病気の早期発見に貢献していきたいです。患者様に生きる希望を持ってもらえる医療を提供できるチームの一員となれるようこれからも頑張っていきます」(成田保健医療学部放射線・情報科学科2年 川上 恵未さん)

「子どものころから日本のような世界クラスの医療システムと豊かで活気に満ちた文化の国で医学を学ぶことが夢でした。この名誉ある奨学金と日本で学ぶ機会をいただき、心からお礼申し上げます。この美しい国の魅力と教育や医療の水準の高さを直接体験できることに感謝しています。国際医療福祉大学の経験豊かで面倒見のよい先生方のサポートを受けて地域社会に貢献し、社会福祉のために尽力する医師になるために努力します。日本での先進的な医学教育を受けて学んだすべてをブータンに持ち帰り活用していきます。」(医学部医学科1年 YUTSO TSEZIN WANGCHHUK)

「認証いただいたことで学費に関する不安も消え、勉学に励むことができます。最近では心理学検定の級を取りたいという人を集めて、サークルを立ち上げ、毎週勉強会を開催しています。将来は心理学の研究者になろうと思っているので、心理の面から医療の現場を支えていけたらいいなと思います。」(赤坂・心理医療福祉マネジメント学部心理学部2年 川邉 純夏)

「私は急性期の病棟で働くことをめざしております。急性期で必要な情報判断能力や医療スタッフとのコミュニケーション力をのばしていけるよう、日々勉学に励んでいきますので、よろしくお願いいたします。」(小田原保健医療学部理学療法学科2年 曽我 佳苗)

「災害の多い日本において、災害現場または救急の現場で、迅速かつ的確な判断、看護が提供できる看護師になりたいと日々精進しております。奨学生に認証していただいたことで、今まで以上に集中して勉学に励むことができます。これからも、努力を怠らず、高い意識目標をもって励んでいきたいと思います。」(福岡保健医療学部看護学科2年 永渕 世規)