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本学医学部が日本医学教育評価機構(JACME)より認定証を受領しました。

 国際医療福祉大学医学部は、一般社団法人日本医学教育評価機構(JACME)による医学教育分野別評価を受審し、5月24日付で「世界医学教育連盟(WFME)の国際基準に基づく『医学教育分野別評価基準日本版Ver.2.34』評価基準に適合している」として認定証を受領しました。実地調査は2023 年 10 月 23 日~27 日の5日間にわたり成田キャンパスで行われました。JACMEによる認定期間は、2024年6月1日から2031年5月31日までです。

 医学教育分野別評価は、2010年に米国医師国家試験受験資格審査のNGO団体ECFMG (Educational Commission for Foreign Medical Graduates) から届いた「2023年以降(※)は国際基準で認定を受けた医学校の出身者にしか申請資格を認めない」という通告をきっかけとして、日本においても国際的に通用する医師養成制度を確立しようとする機運が高まり、個別の学問分野別評価を実施する日本医学教育評価機構(JACME)が発足しました。以降、日本の医学教育においては、従前から行われてきた大学機関別認証評価に加えて、JACMEによる医学教育分野別評価を通じ、国際基準に基づいた医学教育の質を保証することになりました。(※コロナ禍により、2024年に延長されました。)

 JACMEは医学教育分野別評価について、「目的とするところは、(中略)我が国の医学教育の質を高め、国際的な基準からみても諸外国にそん色ない医学教育が実施されていることを広く世界に示すことにあります。さらに医学部・医科大学の使命である『国民に良質の医療を提供できる医師の育成』に向け、医学教育現場での改善への取り組みを今以上に促進していくことにあります」(JACMEホームページより抜粋)としています。

 このたびの認定について、医学部開設から1期生卒業まで医学教育統括センター長を務め、JACME受審準備統括責任者であった赤津晴子副学長は「日本の医学教育に新しいページを開くべく、学生・教職員が一丸となって無我夢中で新しい医学教育に取り組み、本学医学部は2023年3月に一期生卒業の節目を迎えました。この大切な時期に、医学教育分野別評価受審を通して一巡目の医学教育を振り返り、無事認定を受けることができましたのも、受審準備にご尽力いただいた多くの教職員の皆様のおかげであります。この場をお借りして心より感謝申し上げます。受審を通して、JACMEからいただいた数々のコメントを真摯に受け止め、本学の医学教育をバージョンアップさせ、IUHWの教育を受けた卒業生が今後、世界中の患者様、医療、保健、福祉に貢献し続けてくれればと切に願っております」とコメントしています。

■「自己点検・評価報告」
https://www.iuhw.ac.jp/about/inspection/hyouka2024/index.html

■日本医学教育評価機構(JACME)による医学教育分野別評価 認定大学情報(50音順)
https://www.jacme.or.jp/accreditation/evaluation_results.php