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「国際の集い」が11月18日(土)、東京赤坂キャンパスで開かれました。

 アジアからの留学生らによるさまざまなイベントを通じて、地域の皆様と交流を深める「国際の集い」が11月18日(土)、東京赤坂キャンパスで開かれました。新型コロナウイルス感染症の流行が収束傾向にある中、各国の民族舞踊や日本の伝統芸能、アジアンフード屋台、日本語スピーチコンテストなど盛りだくさんの催しが行われ、地元赤坂の行政・町内会関係者や留学生の出身国であるアジアの大使館関係者ら約230人が楽しいひと時を過ごしました。

 講堂で開かれた日本語スピーチコンテストには、本学成田キャンパスを中心に医学や医学検査、介護福祉などを学ぶ大学生、大学院生ら7か国の10人が参加。異国の地で言葉や文化、学業などで壁にぶつかりながらも、自身の努力と周囲の支えによって適応していく様子などが、さまざまな切り口で語られました。審査委員長の鈴木康裕学長は「私たちが英語でスピーチをしなさいと言われても、皆さんのようにはできない、本当に素晴らしい内容でした」とたたえました。

 審査の結果、日本語を間違ってもほめてくれる日本人とのやりとりから互いを思いやる気遣いの心を知り、日本での生活を楽しめるようになったことをユーモラスに語ったミャンマーのウイン ソウ モエさん(医学部医学科2年)が1位の金賞に輝きました。

 昼食はカフェテリアが開放され、ビュッフェ形式の和洋食のほか、アジア各国の郷土料理を留学生が調理・提供する屋台が並び、インドネシアのナシゴレン、日本のちまきに似たベトナムのバインチュン、ラオスでカノムタゴーと呼ばれるココナッツプリンなどに来場者が舌鼓を打ちました。日本の縁日のにぎわいを演出しようと、赤坂心理・医療福祉マネジメント学部の学生によるヨーヨー釣りや輪投げなどのお祭り屋台も人気を集めていました。

 午後のメーンに位置付けられた留学生の歌や踊りのパフォーマンスに先立って、今回のイベント開催について挨拶した鈴木学長は、東京赤坂キャンパスが立地する港区には、赤坂心理・医療福祉マネジメント学部の学生や大学院生のほか、国際医療福祉大学三田病院、山王病院などグループ全体で約2800人の在勤・在学者がいることを説明。「本日は、本学が基本理念に掲げ、教育理念にもうたう『国際性』をカジュアルな形で楽しんでほしい」と呼びかけました。

 来賓として訪れたバンズラグチー バヤルサイハン駐日モンゴル国特命全権大使は、「国際医療福祉大学がモンゴルの医療福祉分野の向上に多大な貢献をしていることに感謝します。留学生の皆さん、これからも頑張ってください」と挨拶しました。ソー ハン駐日ミャンマー連邦共和国特命全権大使は「国際の集いは文化の相互理解につながり、国際医療福祉大学の理念にかなうものです。日本語スピーチコンテストで入賞した3人のミャンマー人学生を祝福しつつ、今後の留学生の活躍を祈っています」と述べました。

  • 挨拶するバンズラグチー バヤルサイハン
    駐日モンゴル国特命全権大使
  • 挨拶するソー ハン
    駐日ミャンマー連邦共和国特命全権大使

 また、今年7月にブータンの王立公務員委員会と本学医学部への奨学生受け入れのためのMOUを締結したことを踏まえ、来年4月に入学するため来日して日本語の勉強を始めている2人の留学生も紹介されました。

 パフォーマンスには、モンゴル、インドネシア、カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナムの6か国の留学生が参加。それぞれの国の名所などを映像や音楽で紹介しながら、民族衣装を身にまとった学生がグループで踊りなどを披露し、優雅な手足の動きで息の合ったところを見せたり、躍動感あふれる現代的な振り付けで来場者を沸かせたりするなど、会場の講堂は祝祭的な雰囲気に包まれました。最後は、日本の伝統芸能である琴や尺八による演奏、赤坂芸妓による踊りが披露され、5時間に及んだ催しは盛況のうちに幕を閉じました。