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医学部1期生卒業記念祝賀会が行われました

 医学部1期生卒業記念祝賀会が3月25日(土)、国際医療福祉大学成田病院の国際ホールで開かれました。2017年4月に成田キャンパスに開設し本学医学部の初めての卒業生は、3月16日に発表された医師国家試験で留学生15人を含む124人が合格し、合格率は99.2%で全国2位となりました。この快挙に会場内の祝福ムードが一段と高まる中、高木邦格理事長は開会に際して「このような立派な卒業生を迎えて祝賀会を開けるのは幸せなことです。卒業生がアジアのリーダーとなるように、今後もご指導いただきたいと思います」と挨拶しました。

  • 高木邦格理事長、鈴木康裕学長ら教員と1期生の記念撮影

 来賓として登壇した加藤勝信厚生労働大臣は「英語教育や海外での臨床実習などを積み重ねて(医師国家試験に)合格された。特に留学生は日本語の苦労があった中で、すばらしい成績を収められた。本当におめでとうございます」、西村康稔経済産業大臣は「国内外の優秀な人材がこれから各国で活躍されることに心からお祝い申し上げるとともに、皆さんが今後もチャンレジし続けていくことを期待しています」と祝意を表しました。日本医師会の松本吉郎会長も「画期的な教育を受けた皆さんが、日本だけでなく世界、アジアの医療の充実に向けて引っ張っていかれることを非常にうれしく思っています」とエールを送りました。また、本学の提携校として交流が深いホーチミン市医科薬科大学のチャン・ジェプ・トゥアン学長もベトナムから駆け付け、留学生らの前途を祝しました。

  • 加藤勝信厚生労働大臣
  • 西村康稔経済産業大臣
  • 松本吉郎日本医師会会長
  • 医師国家試験に合格した奨学生の留学生

 来賓の中には、ベトナム以外にも、ラオスの保健大臣をはじめ、モンゴルなどの閣僚級の要人が含まれ、ミャンマーやカンボジアなどの駐日大使らも出席するなど、国際色豊かな顔ぶれとなりました。 これらアジア各国の提携校から推薦され、学費や生活費などのすべてを本学が負担する留学生の奨学生は、受験した12人全員が医師国家試験に合格しました。代表して挨拶したベトナム出身のダン・タン・フイさんは、「奨学金のおかげで6年間、すばらしい先生方、友人と出会うことができ、本学医学部の1ページ目を作り上げることができました」と感謝するとともに、「日本で学んだことを生かし、母国の医療水準の向上と日本、国際医療福祉大学との懸け橋になることをめざし、今後も研鑽を積んでいきたいと思います」と決意を披露しました。

 日本を代表するオペラ歌手の福井敬さん、森麻季さんによる記念コンサートも行われ、華やいだ雰囲気の中で会は終幕を迎えました。閉会の謝辞で鈴木康裕学長は「英語による授業、アクティブラーニングなどの本学の試みは、失敗すると思っていた人が少なからずいたと思います。極めて高い医師国家試験の合格率となったのは、ひとえに医学部設立の時から支援をしていただき、一緒に歩んでくださった皆様方のおかげです。本当にありがとうございました」と述べました。