お知らせ一覧

HOME > お知らせ一覧 > 第26回あいおいニッセイ同和損害保険奨学生認証式

第26回あいおいニッセイ同和損害保険奨学生認証式

 2022年度第26回国際医療福祉大学・あいおいニッセイ同和損害保険奨学生認証式が6月22日、東京都渋谷区のあいおいニッセイ同和損害保険本社で行われました。
 前回の認証式はオンラインのみの開催でしたが、今回は新型コロナウイルス感染症の感染状況が落ち着いてきたこともあり、本学からは鈴木康裕学長と奨学生代表2人が同本社を訪問しました。式では、大田原キャンパスの薬学部薬学科2年増山(ましやま)愛里さんと、成田キャンパスの医学部医学科1年でミャンマー出身のキン・ニャン・チャン・キンさんが、新納(にいろ)啓介社長から認証状を手渡されました。残る10人の奨学生と本学、同社の関係者14人はオンラインで参加しました。
 この奨学金制度は、あいおいニッセイ同和損害保険の前身の同和火災海上保険が、保健・医療・福祉の有為な専門職の育成をめざす本学の趣旨に賛同し、創立100周年記念事業の一環で教育を通じた社会貢献事業として、1996年に創設されました。奨学金の授与は97年度から始まり、奨学生総数は2021年度までに225人を数え、奨学金の総額は4億7000万円に上ります。
 認証式で新納社長は「先輩方に負けないように、高い志を持って勉学に取り組んでいただくことを期待します。いろいろな可能性を持っている奨学生の皆さんには、新しいことにどんどん挑戦していっていただきたい。当社も応援しますので、医療や福祉を通じて、社会や地域の課題解決に向けた取り組みを共にしていきましょう」と激励しました。
 奨学生を代表して挨拶した増山さんは「奨学生として採用いただき誠にありがとうございます。病気で苦しむ患者さんの心の拠り所となるような薬剤師を目指しています。これからも様々な方々の支援を受けていることに感謝の気持ちを持ちながら、精一杯勉学に励んでいきたいです」と意欲あふれる口調で語りました。
 同じくキンさんは「ミャンマーで医学部に進学しましたが、軍事クーデターが起き、教育を受け続けることが難しくなりました。日本に留学する機会に恵まれ、奨学金をいただけることに心からお礼申し上げます。母国の医療向上に貢献できるよう、今まで以上に勉強に集中し、優秀な医者になることを誓います」と力強く話しました。
 鈴木学長は、22年度の12人を含め、26年間、237人の奨学生を支援していただいていることに謝意を表明した上で、「ここ2年は新型コロナの影響で家庭の経済事情が厳しく、この奨学金は学生にとって命の綱となっています。日本で初めての保健医療福祉の総合大学として、奨学金の趣旨を最大限生かせるように、学生、教職員共々努力をしたいです」と決意を述べました。
 新たに奨学生に選ばれた学生は次の通りです。

<大田原キャンパス>
田代 晴香さん(保健医療学部 看護学科2年)
崔 マリアさん(保健医療学部 理学療法学科2年)
渡邊 匠さん(医療福祉学部 医療福祉・マネジメント学科2年)
増山 愛里さん(薬学部 薬学科2年)
<成田キャンパス>
栁田 凌佳さん(医学部 医学科2年)
森 グレイスリン 真理愛さん(医学部 医学科2年)
三尾 明日香さん(成田保健医療学部 放射線・情報科学科2年)
重松 優希さん(成田看護学部 看護学科2年)
キン・ニェン・チャン・キンさん(医学部 医学科1年)
<東京赤坂キャンパス>
井上 このみさん(赤坂心理・医療福祉マネジメント学部 医療マネジメント学科2年)
<大川キャンパス>
白石 未虹さん(福岡保健医療学部 言語聴覚学科2年)
田中 絵麻さん(福岡薬学部 薬学科2年)

  • 新納社長から認証状を受け取る
    増山 愛里さん
  • 新納社長から認証状を受け取る
    キン・ニャン・チャン・キンさん
  • 鈴木学長、新納社長らと記念撮影
  • オンライン参加の奨学生も含めた記念撮影