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新型コロナウイルス デルタ変異株の陽性率が急上昇 40%超え

 国際医療福祉大学は、新型コロナウイルスRT-PCR検査で陽性となった検体に対し、6月1日からデルタ変異株(旧呼称:インド型変異株)のスクリーニング検査を開始しました。その結果、スクリーニング検査を行った陽性者に占めるデルタ株感染の比率が約1か月間で、6月初めの5倍以上の30%以上へ急激に増加していることがわかりました。

 検査は国際医療福祉大学成田病院(千葉県成田市)で実施しています。同病院で6月1日から7月6日にPCR検査で陽性となった計121件を調べたところ、デルタ株の陽性は26件で、デルタ株陽性率は21.5%でした。
1週目の同陽性率は5.6%でしたが、2週目は9.1%、3週目は16.7%、4週目は31.8%、5週目は25.8%と推移しました。

 また、7月5、6日の直近2日間ではPCR検査の陽性9件のうちデルタ変異株の陽性は4件と、44.4%を占め、急上昇をみせています。このペースで推移すると、今月中には50%を超える可能性が高いと考えられます。

 デルタ変異株は従来型ウイルスより感染力が強いとされ、置き換わりが急速に進む恐れが指摘されています。都内はもとより、同病院の患者が多い千葉県成田市などでも、デルタ株の市中感染が広がっているとみられますが、現時点で新規感染者数の大幅な増加は認められていません。

※国際医療福祉大学成田病院での検査データ推移

期間 デルタ型変異株
検査数 陽性数 陽性率(%)
2021/6/1 - 6/6 18 1 5.6
2021/6/7 - 6/13 11 1 9.1
2021/6/14 - 6/20 30 5 16.7
2021/6/21 - 6/27 22 7 31.8
2021/6/28 - 7/4 31 8 25.8
2021/7/5 - 7/6 9 4 44.4
121 26 21.5

 本学は、今後も市中の感染状況の傾向を把握するためスクリーニング検査を継続する予定です。引き続き徹底した感染防止対策を行い、安心かつ安全な医療をご提供できるよう取り組んで参ります。