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新型コロナウイルス感染対策における国際医療福祉大学の支援活動について

国際医療福祉大学は、新型コロナウイルス感染拡大の防止対策に取り組む政府の要請を受け、2月5日から本学グループに所属する感染症対策の専門家多数を各種支援活動に派遣するなどしました。過酷な現場で、これまでの国内外での豊富な経験を生かし、細心の注意を払いながら、感染拡大対策に貢献しています。

《武漢からのチャーター便による帰国邦人の支援》
2月5日から14日の計10日間にわたり、中国・武漢市からチャーター便で帰国した邦人用宿舎として最大規模の税務大学校和光校舎(埼玉県和光市、受け入れ約250人)に医師7.5人、看護師10人(いずれも延べ人数)を派遣。収容者の現状把握と課題確認、施設スタッフの任務や配置、感染対策の実施状況の把握などにあたりました。

《クルーズ船の支援》
集団感染が発生したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の支援にも多数を派遣しました。
2月10日から22日の計13日間、医師14.5人、看護師25人、薬剤師13人(同)が支援活動に従事しました。医師は和田耕治教授(公衆衛生学)、加藤康幸教授(感染症学)、矢野晴美教授(同)の3人です。活動は、乗客からの検体採取、スタッフの健康管理や部屋の消毒方法の指導、発熱患者対応のフローチャート調整・改定、厚生労働省で開かれた専門家会議への出席など、長期かつ多岐にわたりました。
タイヤモンド・プリンセスには2月9日に熱海病院(静岡県熱海市)から、18日には塩谷病院(栃木県矢板市)から、それぞれDMAT(災害派遣医療チーム=医師1人、看護師1人)も派遣しました。両病院は静岡県、栃木県よりDMAT指定病院に指定されており、大規模災害や事故の際、現場に急行して医療活動に貢献しています。

《PCR検査の支援》
2月18日からは本学内において、ダイヤモンド・プリンセスの乗客を中心にPCR検査を実施しました。

本学では、政府の要請があれば、引き続き新型コロナウイルス感染拡大を食い止める各種支援活動に対する医師らの派遣など、医療支援活動を積極的に受け入れていく方針です。

  • 和田耕治教授(写真左)と加藤康幸教授=クルーズ船前
  • クルーズ船内で活動する和田耕治教授