研究科・分野のご案内 GRADUATE SCHOOL / FIELD
医学研究科 公衆衛生学専攻
2024年4月より専門職学位課程へ移行予定です。
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研究科長ご挨拶
国際医療福祉大学大学院は、保健医療福祉の分野において指導的役割を果たすことができる高度医療専門職の育成を目的として、1999年に開設されました。このたび大学院に、医学部と連携し保健医療福祉の向上に貢献する有能な人材を育てるために、2018年4月に医学研究科を新設いたしました。 医学専攻(博士課程)と公衆衛生学専攻(修士課程)を擁し、国際的な医療交流拠点として機能できるよう、教育・研究環境を一層充実させる所存です。
本大学院では、深い学識と学術の理論と応用を極めるとともに、仕事を持つ社会人にも良好な研究環境を提供できるよう、利便性とICTを活用した教育 内容に特長があります。大きく変貌を遂げる日本の未来を担うべく、ゲノムやがん医療、国際感染症、遠隔画像診断、医学教育学、医療福祉管理学、国際保健学や予防医学など、さらなる発展が期待されている分野に力を注ぎ、絶えずイノベーションを実現できるよう総合的大学院教育や研究を推進していきたいと考えております。
皆様のご入学を心より期待申し上げます。

東京大学医学部卒業。医学博士。東京大学大学院医学系研究科教授、東京大学総長補佐・教育研究評議員、医学系研究科副研究科長・医学部副学部長、医学部附属病院副病院長を経て2023年より本学大学院長。日本検査血液学会理事長。また、日本内科学会、日本臨床検査医学会、日本医療機器学会の理事長を歴任。
専攻主任ご挨拶
社会人の方が働きながら学べるカリキュラム構成です。1年次前期では、基本 5科目を体系的に学び、その後、各領域に分かれて専門的な教育・指導を受けます。東京赤坂キャンパスには、医療経済研究や臨床疫学研究、予防医学、医療ビッグデータの解析など幅広い専門性を持つ教授陣がそろっています。成田キャンパスでは、国際保健に関する諸外国との共同研究や、感染症国際研究センターとの連携による新型コロナウイルス等の感染症研究も可能です。時代と社会のニーズに対応した「知の拠点 」で、一緒に学びましょう。

慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。
ハーバード大学公衆衛生大学院修了。
元ペンシルベニア大学訪問研究員。
前慶應義塾大学医学部専任講師。
分野責任者
国際医療学分野

札幌医科大学医学部卒業。岡山大学大学院医学研究科修了、米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院 MPH。厚生労働省大臣官房総括審議官、WHO(世界保健機関)事務局長補等を歴任。
医療福祉管理学分野
700万人の団塊の世代が後期高齢者となる2025年まで、あとわずか7年。この間、国は医療と介護の提供体制を大きく見直そうとしています。具体的には地域医療構想、地域包括ケアシステム等の構築がまったなしの状態となっています。
こうした2025年問題を中心に、医療・介護政策のこれからを一緒に考えて行きましょう。

慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。
ハーバード大学公衆衛生大学院修了。
元ペンシルベニア大学訪問研究員。
前慶應義塾大学医学部専任講師。
疫学・社会医学分野
私はこれまでに、働く人々の健康の維持・増進と労災の予防を目的とした疫学的研究を、日米を通じて行ってきました。最近では特に長時間労働、職場のストレス、メンタルヘルスをバイオマーカーによって評価する研究や働く人々の幸福感やウェルビーイングを向上させる研究に取り組んでいます。
こうしたテーマに関心のある方で、これから国際的に活躍してみたいという方は、ぜひ本学大学院を受験いただきたいと思います。

早稲田大学人間科学部卒業、上智大学大学院文学研究科心理学専攻修了、東京大学大学院医学系研究科単位取得済退学、博士(医学)。
前産業医科大学産業保健学部・大学院産業衛生学専攻教授、元米国疾病予防センター労働安全衛生研究所チーム・リーダー。 2018年4月より本学大学院医学研究科公衆衛生学専攻疫学・社会医学分野責任者。
赤坂心理・医療福祉マネジメント学部学部長・心理学科長を兼任後に学部長専任となる。
予防医学分野

東京大学医学部卒(医学博士)。前東京大学医学部附属病院臨床研究支援センター教授(センター長)および検診部部長。日本循環器病予防学会理事、レギュラトリーサイエンス学会理事、Deputy Editor of International Heart Journal。本学・未来研究支援センター長。
定員・修業年限・取得学位
入学定員: 20名
修業年限: 公衆衛生学専攻(修士課程/2年間)
取得学位: 修士(公衆衛生学) (Master of Public Health)
カリキュラムと特長
4つの主要分野
1.国際医療学分野
【国際保健領域】=医療現場などでの課題解決提案や、国際的な政策提言ができる人材を育成します。
【感染症領域】=専門家として医療現場で活躍できると同時に、サーベイランスなど感染症発症動向に携わる人材を育成します。
2.医療福祉管理学分野
【医療福祉政策学領域】=医療・福祉政策に幅広い知見を持ち、政策の現状と課題を理解しながら解決策を打ち出せる人材を育成します。
【医療福祉経営学領域】=医療・福祉施設の経営に豊富な知識・経験を持つ専門家を育て、総合的・科学的な経営をめざします。
【医療福祉データサイエンス領域】=システム科学・情報科学の知識を基盤にして、日々専門化・複雑化が進む医療福祉の分野で、データを収集・解析し、個々の医療福祉専門領域にフィードバックできる人材またこれらのストラテジーを立案できる人材を育成します。
3.疫学・社会医学分野
【疫学・生物統計学領域】=臨床試験に不可欠な統計学、医学研究のデザイン等に役立つ疫学、薬剤疫学など、医療全般でのデータ解析・評価ができる専門家を養成します。
【社会医学領域】=母子保健、老人保健、産業衛生など医学・公衆衛生上の諸問題に適切に対処し、課題を解決できる人材を育成します。
4.予防医学分野
【健診医学領域】=健診および検診の場における高度な知識・技能を有する指導者、健診医療に関するデータ分析から有用な健診・検診方法や政策について提言できる者、人間ドック運営や健診事業に積極的に関われる者、あるいは予防医学におけるヘルスプロモーションの専門家などの人材を育成します。
担当教員
国際医療学分野
医療福祉管理学分野
- 氏名
- 担当領域
- 池田 俊也
-
医療経済評価、薬剤疫学、医療政策学
- 石川 ベンジャミン光一
-
医療福祉政策学・医療福祉経営学(大規模データ・地域医療分析)
疫学・社会医学分野
- 氏名
- 担当領域
予防医学分野
- 氏名
- 担当領域
- 山崎 力
-
疫学・生物統計学(臨床疫学、予防医学、循環器病学、トランスレーショナル・リサーチ、研究倫理)