症状対処編

下痢

  1. ゆっくりと、よく噛んで食べましょう。
  2. 1回の食事量を減らして、回数を増やしてみましょう。
  3. 下痢の原因になる食品を避けるようにしましょう。
    • 脂肪の多い食品
    • 刺激の強い食品(辛い物、コーヒー、お酒、炭酸飲料等)
    • 繊維の多い食品(こんにゃく、きのこ、海藻、ごぼう等)ほうれん草などの葉物野菜は、葉先を使用するようにしましょう。大根・人参・かぶなどは、軟らかく煮て摂るようにしましょう。
  4. 生ものは新鮮なものを摂りましょう。
    胃酸の分泌が減り殺菌作用が弱くなるため、古くなった食べ物や生ものには注意が必要です。
  5. 腸内環境を整える食品(乳酸菌やビフィズス菌が入ったヨーグルト、オリゴ糖)を摂りましょう。

便秘

  1. 水分を十分に摂りましょう。
  2. よく噛んで、適量の食物繊維を摂るようにしましょう。ただし、固い食物繊維の摂り過ぎは腸閉塞の原因になることがあるので、注意しましょう。
  3. バナナは腸管刺激作用が少なく、高繊維食として効果的です。
  4. 適度な運動を心掛けましょう。
  5. 規則正しい食事時間を心掛けましょう。
  6. 便意を我慢せず、トイレに行く習慣をつけましょう。

おなら

  1. よく噛まない、早食い、すするような食べ方は空気を飲み込んでしまい、ガスが発生する原因になるので注意しましょう。
  2. ガスを発生しやすい食品
    栗、さつま芋、山芋、ごぼう、キャベツ、カリフラワー、葱類、豆類、えび、かに、貝、ラーメン、炭酸飲料、ビールなど脂肪分が多い食品や、消化しにくい食品も注意しましょう。
  3. ガスの発生を抑える食品
    乳酸飲料、ヨーグルト、パセリ、レモン、など
  4. 臭いが強くなる食品
    にら、アスパラガス、葱類、にんにく、チーズ、えび、かに、貝、卵など
  5. 臭いを抑える食品
    パセリ、レモン、オレンジジュース、ヨーグルトなど

逆流・胸焼け

  1. 1回の食事量を減らし、回数をわけて少しずつ食べましょう。
  2. 食後1~2時間くらいは上半身を起こしたままにして、すぐに横にならないようにしましょう。
  3. 就寝時は上半身を少し高くしましょう。
  4. 脂肪の多い食品は控えましょう。
  5. 夕食は早い時間に軽めに食べるようにし、就寝2時間前は食事を控えましょう。
  6. 症状が出た時は、適量の常温の水を飲みましょう。

早期ダンピング

早期ダンピング症候群では、食後30分以内に全身症状と腹部症状が起こります。全身症状には、眠気・全身倦怠感・冷汗・動悸などです。腹部症状には腹部膨満・腹鳴・腹部不快感・下痢などがあります。

  1. 1回の食事量を減らし、回数をわけて少しずつ食べましょう。
  2. 食事中の水分量は少なめにし、流し込むような食べ方はやめましょう。
    お茶漬けにも注意しましょう。
  3. よく噛んでゆっくり(30分以上)時間をかけて食べるようにしましょう。
  4. 症状がでた時は、頭を高くして横になって休みましょう。

後期ダンピング

後期ダンピング症候群は食後90分~3時間くらいで発症する低血糖症状です。

  1. 予兆がある場合は早めに甘いもの(飴、ジュース、角砂糖)を摂りましょう。
  2. いつ起きても安心なように外出時は飴や角砂糖を持ち歩くようにしましょう。
  3. 頻繁に起きる場合は、食後2時間くらいに糖質を多く含む捕食(わかる?)を摂るようにしましょう。
  4. 症状がでた時は、甘いものを摂り、頭を高くして横になって休みましょう。
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