A．落ち着いた後に仕事復帰を予定している場合には、休暇中の時間を活用して、仕事に必要な体力を回復させましょう。

個人差はありますが、退院後1～2か月は誰でも体力は落ちるものです。手術前と同じように動けないのが普通です。あせったり落ち込んだりせず、少しずつ体力を回復させていきましょう。 それには、心身ともに疲れないようにすることが大切です。十分な睡眠をとり、日中も疲れたら休むようにしましょう。また、体力づくりについては医師の指示を仰ぎ、方法を相談するようにしましょう。

手軽なものとして、ラジオ体操をお勧めします。朝目が覚めたら、ラジオ体操をしたり、深呼吸をしたり、簡単なストレッチも有効です。
さらに、短い距離を散歩するのもよいでしょう。景色を眺めながらのウォーキングは気分転換にもつながります。歩く距離は決して無理せず、体調と相談しながら徐々に行動範囲を広げましょう。

仕事復帰前の療養中に、リハビリテーションと体力の回復を兼ねて、通勤と同じ経路を車で運転したり、電車に乗ってみたりするのもいいでしょう。また、少しずつ時間や距離を伸ばしていき、身体が慣れたら、職場の階段を昇ってみてはいかがですか。

仕事復帰してからは、夜はあまり遅くならないうちに就寝する、十分な睡眠時間を確保する、バランスの取れた食事をできるだけ決まった時間にとるなど、規則正しい生活を心がけましょう。そして休日は、十分な休息をとり、自分のペースで運動を継続して筋力をつけていきましょう。

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