注目の学科紹介視能訓練士ってなに?

 視能訓練士(オルソプティスト:Orthoptist)は、国家資格です。

視能訓練士は、「見ること」「見えること」の楽しさを伝える医療専門職です。
視力・屈折検査、眼圧検査、視野検査をはじめとするさまざまな眼科検査を行い、眼科医に的確なデータを提供して眼科医療をサポートする重要な専門職。また、斜視や弱視など視機能に障害を持つ人に、専門的検査や矯正訓練を行うのも重要な仕事のひとつです。
わが国での歴史はまだ浅く、眼科医約14,000名に対し、視能訓練士はわずか約8,500名(平成20年現在)と少なく、今後一層の人材育成が期待される専門職です。

視能訓練士の具体的な仕事

眼科診療におけるさまざまな視機能検査

目の病気で「何か見えにくい」と患者さんが訴えた場合、視力やメガネだけがその原因とはかぎりません。近くが見えにくい、暗い所で見えにくい、色がわかりにくい、見える範囲(視野)が欠けている、ゆがんで見えるなど、様々な症状があります。  視能訓練士は眼科医師と協力して、多岐にわたる視機能について、さまざまな眼科医療機器を使って検査し、診断・治療に活かします。


弱視・斜視患者さんへの訓練・指導

目の位置(眼位)がズレている斜視のため、立体的に物を見る両眼視機能に障害のある患者さんや、生まれつき強い屈折異常・斜視が原因で、メガネでは視力が十分に出ない弱視の患者さんに、視機能回復を目的とした矯正訓練の指導を行います。


低視力者へのリハビリテーション指導(ロービジョンケア)

 高齢化社会を背景に、糖尿病などの生活習慣病や緑内障・網膜色素変性症などの眼疾患で、重度の視機能障害をもつ患者さんの数は増加傾向にあります。こうした、視覚にさまざまな障害を持った方々の持っている視機能を最大限に活用し、生活の質をできるだけ元のレベルにまで高めるのがロービジョンケアです。 眼疾患、残存視機能について十分な専門知識をもつ視能訓練士は、このような低視力者の方々に対する拡大鏡などの補助具の選定や、その使用に関する指導を行います。


集団検診視機能スクリーニング

病院内での眼科検査だけでなく、早期発見・早期治療、予防医学の観点から地域医療活動に参加し、乳幼児検診・学校検診・職場検診・成人病検診・老人保健法による健康管理など、各種検診において視機能スクリーニングを行います。


卒業後の活躍の場

●病院、リハビリテーションセンター、 眼科診療所、保健所などの医療行政機関
●医療機器関連業、医薬業関連企業
●大学や養成施設などの教育・研究機関

*国際医療福祉大学・平成20年度(4期生) 卒業生の就職率 100%
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国際医療福祉大学の 視能訓練士 国家資格試験合格率

 100% (平成21年3月卒業生) *全国平均 85.4%

実習・演習風景

屈折・視力検査の実習
屈折・視力検査の実習
オートレフラクト・ケラトメーターで屈折異常(近視・遠視・乱視)の程度や角膜の歪みを測定し、この値をもとに矯正視力を検査。


眼軸長測定実習
眼軸長測定実習
眼の奥行きを超音波で正確に測定します。白内障手術では人工レンズを挿入しますが、その度数を決めるのに不可欠な検査。


超音波実習
超音波実習
まぶたの上から超音波を当て眼の奥やその周辺を観察。眼球内部や眼窩(がんか/意味:眼球が入っている頭蓋骨のくぼみ)内の異常を断層像で視覚的に捉え診断。


眼球電図測定実習
眼球電図測定実習
眼の動きを利用して眼の電気信号を計測。網膜の機能や眼球振盪(がんきゅうしんとう/意味:自分の意思とは関係なく眼球が動く現象)を含めた眼の動きの異常を生理学的に診断することができます。