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福祉支援工学分野(修士課程)

保健医療学専攻 福祉支援工学分野

福祉支援工学分野は、動作分析を中心として人の動きを工学的な視点から研究する領域(福祉支援工学領域)と、福祉用具に関する研究を行う領域(福祉用具管理指導者領域)の2つの領域から構成されています。
 福祉支援工学領域では、運動機能に障害をもつ方や高齢者を対象として、身体機能の評価や義肢装具・福祉用具の使用評価、開発などの研究を行います。基礎となる学問は、運動学、運動力学、人間工学などですが、人の動きを客観的に分析して臨床や用具の活用に役立てたいと考えている方ならどなたでもチャレンジできます。
 福祉用具管理指導者領域は、福祉用具の選定相談、開発に係わる人を対象に社会学的、人間工学的な視点からの研究を行います。財団法人テクノエイド協会が認定する「福祉用具プランナー管理指導者」の資格が取得できるコースもあります。福祉用具の選定、相談、開発、リハビリテーションに従事されている方、事業経営や対人援助の1つとして福祉用具を学びたい方は是非いらしてください。

福祉支援工学分野責任者 山本 澄子

慶応義塾大学大学院工学研究科修了。工学博士。東京都補装具研究所研究員、東京都福祉機器総合センター主任技術員を経て、1998年東北大学大学院医学系研究科助手、講師、助教授。2001年より現職。専門はバイオメカニクス、障がい者・高齢者の動作分析。

福祉支援工学領域

動作分析を中心に人の動きを工学的手法を用いて研究して論文を書きます。動作分析の経験がなくても大丈夫です。臨床に役立つ研究がしたいと思う方はぜひいらしてください。

取得できる資格

取得できる資格は特にありません。研究と修士論文作成を目的とした領域です。

担当教員 ※太字は研究指導教員
  • 氏名
  • 主な研究指導内容
山本 澄子

計測器を使用した障がい者、高齢者の動作分析

石井 慎一郎

動作障害のメカニズムの解明とリハビリテーション医療への応用

窪田 聡

福祉用具の生理学的・生体力学的評価
生理学的・生体力学的指標を用いた高齢者・障害者の環境評価
姿勢評価、摂食嚥下機能評価

講義等担当教員:牛木 彩子
専門科目
  • 福祉支援工学講義[修士] I(基礎)・II(応用)
  • 福祉支援工学演習[修士] I(基礎)・II(応用)
  • 福祉支援工学研究指導[修士] I(研究計画作成)・II(データ収集)・III(データ分析)・IV(論文作成)

福祉用具管理指導者領域

福祉用具に関する学びと論文作成を主とした「福祉用具コース」と、資格取得を軸にした「福祉用具管理指導者コース」があります。いずれも、起居や排泄等、福祉用具の演習と実践的な研究を行います。「福祉用具のことは知らないけれど」ということでも、興味があれば、臆せず来て下さい。教員と一緒に考えましょう。

取得できる資格

「福祉用具管理指導者コース」は、福祉用具プランナー管理指導者、福祉用具プランナー、リフトリーダー、可搬型階段昇降機安全指導員(以上は(財)テクノエイド協会が認定)、車いす安全整備士(日本福祉用具評価センターが認定)の各資格が取得可能です。ただし、一部の資格取得には試験が課せられたり、条件が必要となります。

車いす安全整備士演習

車いすの採型

担当教員 ※太字は研究指導教員
  • 氏名
  • 主な研究指導内容
東畠 弘子

福祉用具利用に関する全般。事故・ヒヤリハット。高齢社会の中で福祉用具利用の在り方に関する研究指導を行います。

出口 弦舞

脳卒中・頸髄損傷の対象者に対する自助具・福祉用具利用
車いす移乗時の停車・ブレーキ操作等に関するナビ装置の開発
手指を他動的に屈伸し機能回復を促す機器の開発

講義等担当教員:牛木 彩子
両コース共通科目(必修)
  • 福祉支援工学講義Ⅱ(応用)
  • 対人援助と指導技術
  • その他の福祉用具
  • 社会福祉概説
  • 障害学
  • 移乗関連用具
  • 起居・床ずれ関連用具
  • 入浴・排泄関連用具
  • 福祉用具管理指導者研究指導[修士] I~Ⅳ
    または福祉用具研究指導[修士] I~Ⅳ(論文作成に関する研究指導)

お問い合わせ・連絡先

国際医療福祉大学大学院
東京赤坂キャンパス事務局

  • 〒107-8402
     東京都港区赤坂4-1-26
  • TEL.03-5574-3900(代表)
     FAX.03-5574-3901
  • E-mail:
    tokyo.s.c@iuhw.ac.jp

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