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言語聴覚分野(修士課程)

保健医療学専攻 言語聴覚分野

研究の視点をもって高度の臨床活動を行い、臨床に有用な科学的エビデンスを提供すると同時に、新たな理論や臨床技法を創出することができる高度専門職業人、臨床の指導者、教育者、研究者の育成を目指します.修士論文研究においては各人の興味関心を掘り下げて丁寧に指導し、確かな研究技能の修得を図ります。

言語聴覚分野責任者 倉智 雅子

国際基督教大学教養学部語学科卒業。ブリティッシュコロンビア大学大学院(言語科学)修了、ノースウエスタン大学大学院(言語病理学)修了。日本嚥下医学会 理事・評議員、日本摂食嚥下リハビリテーション学会 理事・評議員・国際委員、日本言語聴覚士協会 国際部員・養成教育部員・編集委員等を歴任。

研究テーマ

言語聴覚障害学はこの100年の間にめざましい発展を遂げてきました。研究の観点としては以下のことが考えられます。

1.各種障害の病態、原因、発生メカニズム
2.予防、疫学
3.評価・診断
4.機能、活動、参加への訓練・指導・援助
5.言語聴覚療法の効果と回復メカニズム
6.健常な言語、認知、コミュニケーション、摂食嚥下の過程とその生物学的基盤
7.言語、認知、コミュニケーション、嚥下の各機能の発達
8.言語、認知、コミュニケーション、嚥下の各機能の加齢による変化
9.言語聴覚療法のシステム
10.言語聴覚士の養成教育
11.その他の基礎と臨床

言語聴覚障害学領域

小児から高齢者まで幅広い年齢層に生じる言語、聴覚、認知の障害について最新の知識と臨床技法を修得すると同時に、演習や研究実践を通して研究技能を段階的に身につけます.対象は失語症、高次脳機能障害(認知症、注意障害、記憶障害、前頭葉症状、失認、失行等)、右半球病変・脳外傷による認知コミュニケーション障害、聴覚障害(小児~高齢者)、言語発達障害(特異的言語発達障害、言語学習障害・読み書き障害等)等です。
修士論文研究においては、テーマの設定、研究デザイン、データの収集と解析、結果の解釈と理論化、研究報告等について丁寧に指導し、研究技法の実践的修得を目指します。

担当教員 ※太字は研究指導教員
  • 氏名
  • 主な研究指導内容
藤田 郁代
  • ①失語症の病態と回復に関する研究
  • ②認知症・高次脳機能障害の病態とリハビリテーションに関する研究
  • ③健常高齢者の認知・コミュニケーションに関する研究
  • ④小児の認知・言語に関する発達神経心理学的研究
  • ⑤言語聴覚士の養成教育に関する研究
阿部 晶子
  • ①失語症に関する基礎的・臨床的研究
  • ②視覚・視空間認知障害に関する基礎的・臨床的研究
  • ③言語音認知の脳内メカニズムに関する研究
畦上 恭彦

言語発達障害に関する基礎・臨床研究
特別支援教育と言語聴覚士の連携

城間 将江
  • ①難聴児・者に関する臨床的研究
  • ②雑音下における聴取評価法
  • ③人工内耳装用児・者の聴覚的評価
  • ④人工内耳と音楽
平島 ユイ子

聴覚障害児の言語発達やコミュニケーション
難聴児・者のコミュニケーション修正方略

大内田 博文
  • アルツハイマー型認知症の言語障害
  • 高齢者の認知機能低下について
富澤 晃文
  • 聴覚障害児・者の聴覚補償とリハビリテーション
菅野 倫子

失語症・高次脳機能障害の基礎と臨床

小森 規代
  • 神経変性疾患における高次脳機能障害
    失語症における言語治療の効果
岩﨑 淳也
  • 言語発達障害に関する基礎と臨床
    自閉症スペクトラム障害児における社会的認知
岡田 理恵子
  • 失語症・高次脳機能障害の基礎と臨床
  • 統語障害の基礎と臨床
専門科目
  • 言語聴覚障害学講義[修士] I(基礎)・II(臨床)
  • 言語聴覚障害学演習[修士] I(基礎)・II(展開)
  • 言語聴覚障害学研究指導[修士] I(研究計画)・II(データ収集)・III(データ分析)・IV(研究報告)

発声発語・嚥下障害学領域

小児から老人までの幅広い年齢層に生じるスピーチの障害(発声・共鳴・構音・流暢性などの障害)および摂食嚥下障害の臨床と研究の基礎について学びます。対象は摂食嚥下障害、運動障害性構音障害、機能性構音障害、流暢性の障害(吃音)、舌摘出による構音障害、口唇・口蓋裂による発話障害、発声障害、拡大代替コミュニケーションなどです。
研究においては、テーマの設定、研究デザイン、データの収集と解析、結果の解釈と理論化、研究報告等について丁寧に指導し、研究技法の実践的な修得を進めます。

担当教員 ※太字は研究指導教員
  • 氏名
  • 主な研究指導内容
深浦 順一

発声発語障害の基礎と臨床

倉智 雅子

発声発語障害の基礎と臨床基礎と臨床
摂食・嚥下障害の基礎と臨床

前新 直志

発話流暢性の発達機序とその臨床応用
流暢性障害に関する基礎的・臨床的研究
構音・音韻の障害に関する基礎的・臨床的研究

石山 寿子
  • 重度摂食嚥下障害の臨床と支援
    栄養摂取と認知症および摂食嚥下障害との関連
平田 文

①摂食嚥下障害の基礎と臨床
②嚥下反射惹起性に関する電気生理学的研究

阿志賀 大和

特別教員

爲数 哲司

発声発語障害の基礎と臨床基礎と臨床
摂食・嚥下障害の基礎と臨床

石川 幸伸

発声発語障害の基礎と臨床
失語症・高次脳機能障害の基礎と臨床発声発語

専門科目
  • 発声発語・嚥下障害学講義[修士] I(基礎)・II(臨床)
  • 発声発語・嚥下障害学演習[修士] I(基礎)・II(展開)
  • 発声発語・嚥下障害学研究指導[修士] I(研究計画)・II(データ収集)・III(データ分析)・IV(研究報告)

お問い合わせ・連絡先

国際医療福祉大学大学院
東京赤坂キャンパス事務局

  • 〒107-8402
     東京都港区赤坂4-1-26
  • TEL.03-5574-3900(代表)
     FAX.03-5574-3901
  • E-mail:
    tokyo.s.c@iuhw.ac.jp

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