あなたは、病気になって周りの人々に看病されたことはありませんか?
家族の看病をしたことは?あるいは、からだの不自由な友達や身近な方と、
ふれ合ったことは?その時あなたが思ったこと、考えたこと、
心を動かされたこと、を文章に綴ってください。
応募資格 | 高校生(個人の執筆に限る) |
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応募方法 | 400字(20×20字)詰め原稿用紙3~4枚(1200字~1600字)。日本語で、このコンクールのために新たに書き上げたものに限 ります。(本文のみ) 必ず表紙をつけ、表紙には作品タイトル、氏名(ふりがな)、郵便番号、住所、電話番号、年齢、性別、学校名、学年を明記し、郵送 でご応募ください。 |
審査委員 | 北島政樹 国際医療福祉大学学長 戸田榮輔 国際医療福祉大学総合教育センター長 黒岩裕治 国際医療福祉大学大学院教授 和田秀樹 国際医療福祉大学大学院教授 冠木雅夫 毎日新聞論説委員長 |
応募締切り | 2010年9月6日(月)当日消印有効 |
個人賞
※各賞受賞者のお名前は、五十音順で記載しています。(敬称略)
学校賞
県 | 学校 |
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青森 | 青森県立柏木農業高等学校 |
茨城 | 茨城県立太田第一高等学校 |
栃木 | 栃木県立小山城南高等学校 |
群馬 | 群馬県立伊勢崎興陽高等学校 |
長野 | 長野県松本蟻ヶ崎高等学校 |
熊本 | 熊本県立阿蘇清峰高等学校 |
日時 | 2010年10月16日(土) 13:00~14:15 |
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会場 | 国際医療福祉大学 大田原キャンパス F101大講堂 |
スケジュール | 13:00~13:30 記念講演 テーマ 「共に生きる社会」 講 師 黒岩祐治 国際医療福祉大学大学院教授 13:30~14:15 表彰式 最優秀作品の朗読、講評、表彰を行います。 |
10月16日(土)に、大田原キャンパスで表彰式を開催。 表彰式の冒頭、黒岩祐治本学大学院教授が「共に生きる社会」をテーマに記念講演を行い、 続いて、北島政樹学長より最優秀賞、優秀賞、佳作、学校賞が手渡されました。
![]() 黒岩祐治教授記念講演 1 |
![]() 黒岩祐治教授記念講演 2 |
![]() 個人上位入賞と学校賞関係の皆様 |
![]() 最優秀賞の結城さんと北島学長 |
東日本大震災の影響により、ツアーは2011年8月に延期のうえ催行いたしました。
国際医療福祉大学在学生の正規授業科目である、「海外保健福祉事情」の中国研修組と北京市で合流し、大学生とともに研修・観光を行ったことは、ツアーに参加された方にとって大変貴重な体験となったようです。
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参加者レポート
中国の「福祉」に触れて
今回の研修旅行では、日本にいては気づくことのできない様々な発見がありました。
中国リハビリ研究センターにおいては、医師によって医療費が違ったり、患者自らが医師を指名できるシステムには驚きました。
医師にとってはかなりのプレッシャーだと思いますが、その分医療の質の向上へつながるのではないかと思います。
その他にも、センター内には義肢を作る工場のようなものがあったり、漢方ではムカデやサソリには驚きましたが、日本ではあまりない漢方の専門を見学でき、勉強になりました。
また、作業療法士や理学療法士の生の現場も見学することが出来ました。
中国では家族の方々もリハビリの手伝いを行うということを知り、人口の多い中国ならではの仕組みであると同時に、家族と協力することで、本人のリハビリに対する意欲の増進へつながる可能性もあると思います。
作業療法士や理学療法士の仕事は、私が今勉強している介護の分野においても欠かせないものであるため、他国の貴重な仕事現場を見学できました。
観光の面では、万里の長城や故宮博物院などで中国の歴史を知ることができ、心から楽しめました。
特に印象に残ったものは、万里の長城です。中国が誇る世界遺産に実際に触れてみて、中国の広さ、世界の広さを実感し、日本にはないスケールの大きさにただ唖然としました。
また同時に、この万里の長城を作るまでの年月、それを作った人々や技術、そうまでして作らなければいけなかった当時の皇帝の思いを考えると感慨深いものを感じました。
また、今回一緒に研修に参加させていただいた先輩方にはたくさん声をかけて頂き、コミュニケーションの大切さだったり、不随運動などといったものなど教えて下さり勉強になりました。先輩方の研修での学ぶ姿勢や何事も楽しむ姿勢を見て、学ぶべきものがたくさんあり、一緒に参加できて本当によかったです。
私の目指している介護福祉士も、研修で見学させて頂いた理学療法士や作業療法士も、人を相手とする対人援助の職種です。
中国といった他国の対人援助をみて、対人援助とは言葉だけで伝え合うのではなく、実際に触れ合うことが大切なのだと感じることができました。
今回の研修旅行でお世話になった多くの方々に感謝し、ここでできた体験、得たものを自分の財産として、将来に活かしていきたいと思います。
国境を越えてたくさんの方々に出会えたこと、中国という場所で一生の財産となる体験ができたことに心から感謝します。